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【素材別】スタイロフォームの防音効果・性能|床/壁

更新日:2020年08月20日

スタイロフォームとは発泡プラスチック系の断熱材の一種です。スタイロフォームはその商品名で、ホームセンターなどで手軽に入手出来る建材として注目されています。本日はそんなスタイロフォームの特徴やどのようなことに使えるのかをご紹介していきます。

【素材別】スタイロフォームの防音効果・性能|床/壁

場所別スタイロフォームの防音効果

スタイロフォームとは商品名で、一般的な名称は「押出し発泡ポリスチレン」です。ポリスチレンを主原料に発泡し、成型したボード状の断熱材のことをいいます。完全密封状態なので水に強く、しかも水の30分の1しか重さがありません。

素材が軽いことに加え、カットしやすいということもあり、建築素材としてDIYでも使用されることの多い建材です。

ホームセンターなどで販売されており、購入しやすい建材ですが、建物の断熱材としても使われるスタイロフォームは、使用する方法によっては防音にも効果があります。その具体的な使い方と効果について、詳しくご紹介します。

床にスタイロフォームを隙間なく敷き詰めることで、断熱の効果があります。さらに床材との間に敷き詰めることでクッションとなるため、振動をやわらげ防音の効果もあります。

具体的には根太と根太の間に敷き詰めることになりますが、隙間ができていたり床の下地と隙間ができていると効果が半減してしまいますので注意が必要です。さらに経年によってへこみやすいので、へこみがひどくなってきた場合には取り替える必要があります。

スタイロフォームには断熱の効果もあるため、壁に貼る場合は外側用のものと内側(家の中側)から両方貼る方法が一般的です。

自分でDIYをする場合には、壁に直接スタイロフォームを貼り付け、ペイントするといった方法があります。こうすることで防音の効果と断熱の効果が得られます。ただし湿気に注意しないとスタイロフォームと元の壁紙の間に結露ができて、カビが発生することもあります。

壁紙をはがしてスタイロフォームを貼り付け、改めてその上から壁紙を貼る方法もあります。糊付きの壁紙も多く販売されているので比較的簡単ですが、広範囲に及ぶ場合は専門家にお願いした方が失敗が少なくて済みます。

窓は直接冷気などが入り込んでくる場所であり、音も漏れやすい場所です。簡単な防音対策としては、スタイロフォームで直接窓を覆ってしまうという方法があります。ただし音を吸い込むわけではないので、壁にスタイロフォームを設置するよりは防音効果は落ちます。

ただし直接張り込んでしまうと、窓が使えなくなりますし、湿度が高い時期にはカビの発生の原因となることもあります。もしくはスタイロフォームで窓の隙間部分だけを囲う方法もあります。ただしこちらの場合は、冷気を防ぐ効果はありますが、防音の効果は得られません。

普通に運転している時にはそれほど気にならないのですが、車中泊や渋滞中など長時間車に乗っていると振動や音などが気になってゆっくりくつろげません。こういった時に安価で軽量なスタイロフォームが車の断熱や防音に役立ちます。

床に敷き詰めたり、窓に貼り付け、その上からマットなどを敷けば、振動を抑えられますし防音にもなります。ただし車の中全体に敷き詰めると換気ができませんので注意しましょう。上に物などを置くと、その部分だけがへこみやすくなるので注意が必要です。

素材別スタイロフォームの防音の性能

スタイロフォームは単品でも断熱や防音のために使われますが、より効果を高めるために他の素材と組み合わせたものも多く販売されています。その種類別の防音の効果について詳しくご紹介します。

石膏ボード

スタイロフォームに石膏ボードを貼り付けたもので、より高い防音効果が得られます。石膏ボードの方が高い防音効果はありますが、重量があるのでコンクリートに直に貼り付けるなら、スタイロフォームを加工して貼り付けた石膏ボードを利用するのがです。

石膏ボードを壁面として使用することができますし、上から壁紙を貼ることも可能です。スタイロフォームに厚みを持たせることで、石膏ボードの防音効果を高めることになります。

発泡スチロール

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初回公開日:2018年04月13日

記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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