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禁酒「アブサン」の飲み方|角砂糖/スプーン/火

更新日:2020年08月28日

アブサンは、伝説の芸術家から愛された時代もあるお酒です。アブサンの独特の飲み方は、角砂糖に火をつけて解けた角砂糖をアブサンに入れて、混ぜるという幻想的な飲み方が特徴です。その独特な味わいと幻想的な飲み方を味わえば、きっとアブサンの魅力に酔いしれるでしょう。

禁酒「アブサン」の飲み方|角砂糖/スプーン/火

アブサンというのはどんなもの?

アブサンは、約80年前にヨーロッパで製造中止になった伝説のお酒です。伝説の芸術家のゴッホやピカソは、研ぎ澄まされた独特の感覚を得るために好んで飲んでいたのがアブサンです。その時代に生きた芸術家たちが「グリーンの詩神、聖女のためいき、妖精の囁き」と称えました。

禁止された後に人々は、アブサンを小説の中で「禁断の酒、魔酒、飲むマリファナ」と表現していた時代がありました。1981年にアブサンは、再び販売されることになりました。

アブサンの定義?

一般的な定義は、ニガヨモギを主原料にしてアルコール分が60%以上で、ツヨン濃度が8~10pm程度ののグリーン系の薬草酒です。

ツヨン成分というのは??

アブサンに含まれるツヨン成分は、強い神経毒性、麻痺性、昏睡などを発生する成分といわれています。

アブサンの名前の由来は?

現在では3つの名前の由来がのこっています。1つめは、二がヨモギ[Artemisia absinthium
(アルテンシア・アブシュール)]の古くからの呼び名である説があります。その他に、[absince]と呼ばれています。その意味は「聖女のため息、妖精の囁き」という意味がありました。

もう一つは、英語の[absence]不在に由来していてフランス語ではアブサンは存在しないことの意味になります。これは「禁酒」になったことを考えると「まるで名付けられた時から運命が決まったもの」といわれています。

アブサンはなんで禁酒に?

アブサン中毒が、社会問題になり禁酒となった理由になります。アブサンを飲みすぎている人は、幻覚や異常行動に不安感、不眠、嘔吐、めまいなどの症状が目立っていました。それは、アブサンに含まれるツヨンの成分によるものと考えられました。アブサンが原因で凄惨な事件が起きたことでアブサンは禁酒になりました。

アブサンは色々なタイプに分かれています

アブサンは、色々な種類があり飲みかたもいろいろとあります。一般的なペルノアブサンは、黄色っぽい黄緑色をしていて水を加えたら濁ります。アルコール度は、56~70度になります。スイススタイルは、蒸留後にハーブを入れて無色透明ですが水を加えると濁ります。アニススタイルは、アニスの香りが強くて甘さも強く水を加えたら白く濁ってきます。

スパニッシュアブサンは、アニスよりもフェンネルを強めています。水を加えても濁らないのが特徴です。ボヘミアンスタイルは、着色料を使って色鮮やかな緑色をしています。甘さは控えめで、アルコール度数は60~70度で高めのアブサンです。

新しいアブサン

ニュースタイルのアブサンは、メロンはチェリーやマンゴのようにフルーツに近いフレーバーが多いアブサンです。ビターは苦みも強いのが特徴です。その他にも、日本では輸入されていない密造スタイルのアブサンは色が濃くて、強烈なハーブの香りと味も刺激的なアブサンです。

カラーアブサンは、着色料を使って赤や黒などのカラフルな色を付けて目を楽しませてくれるアブサンもあります。その他に、アブサンを使ってクリーム系のリキュールがあります。このアブサン・クリームは、スペインやフランスでクリームリキュールはアブサンの中でアルコール度数が低いリキュールです。

アブサンが禁じられた時の代用酒は?

バスティスは、アブサンの禁止している時代に代用されたリキュールです。その他に、フランスで作られたアブサンは、アニゼットといいます。その他のアブサンは、その風土に合った独特のものが作られています。

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初回公開日:2017年09月24日

記載されている内容は2017年09月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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