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フランス料理のナプキンのマナー・パン・ナイフのマナー

更新日:2020年08月28日

皆さんはフランス料理を食べたことはありますか?食べに行ってはみたいけれど、さまざまなルールやマナーに不安を覚えて尻込みしているかたも多いでしょう。この記事はそんな方へ向けて基本的なフランス料理のマナーについてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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アントレ

メインの肉料理のことです。牛、豚、鶏などの定番の肉料理の他にも、季節によって鴨、鹿、雉などのジビエも選ぶことができます。ランチコースのような、少しお値打ちなコース料理の場合は鶏豚がよく使われ、高めのコースになると牛が使われるようになります。

デセール

デザートのことです。種類は、ムースやケーキ、アイスなどさまざまです。フランス料理では、メインコースが終わった後に食器類が整理され、デザートコースに以降します。新たに別室に移動する場合もあります。デセールの前にチーズが出る場合もあります。これを「フロマージュ」といいます。

カフェ・プティフール

最後に、食後のシメとしてコーヒーが出てきます。通常のカップに注いだコーヒーの半分の量と少なめです。この時に、プティフールと呼ばれる小さな茶菓子が付くこともあります。マカロンやメレンゲ菓子など、一口で食べられる物が多いです。

フランス料理の服装のマナー

それでは、ここからフランス料理のマナーについて紹介していきます。まずは、服装についてです。基本的には、お店のクラスや食事会の目的などによって変わります。日本では、ドレスコードを指定されることはあまりありませんが、どうせならばお店の雰囲気に合わせた服装で行く方が、より楽しめるでしょう。

フランス料理店のクラスとは、料理のクオリティや設備などによってさまざまあります。最高級レストラン「グランメゾン」、宿泊施設付きの高級レストラン「オーベルジュ」、普段着で気軽に行ける「ビストロ」など、細かく分けるとそれぞれのクラスによって服装のマナーは変わります。

ビストロなどの気軽に行けるお店の場合は、そこまで気にせずとも良いですが、グランメゾンあたりに行く場合は、やはりジャケットやスーツなどきちんとした格好で行く方が望ましいです。

とは言っても、過剰に着飾る必要はありません。女性の場合も、必ずしもドレスでなくても構いません。清潔で綺麗な格好を心がければ大丈夫です。できるだけおしゃれな格好を意識して行くと良いでしょう。

フランス料理店の入店時のマナー

次に、フランス料理店への入店時のマナーについてです。その前に、予約を忘れずにしておきましょう。電話予約、またはオンライン予約を受け付けているお店もありますので、行く場所を決めたら、忘れずにチェックしましょう。

注意点としては、電話予約の場合ランチタイムやディナータイムなどの混雑している時間帯は避けることです。また、店は予約が埋まってなかなか席が空かない場合もありますので、約束の一週間以上前には予約しておくことをします。

フランス料理店に着くと、まず予約した名前の確認をします。上着を着ている場合は、脱いで片手にかけてからお店に入りましょう。そして、玄関で大きな荷物や預かってもらい、上着は自分でハンガーにかけるか、これも一緒に預かってもらいましょう。

階段がある場合は、女性が先で下る時は男性が先です。席は、女性が上座に先に座りましょう。男性が先に座ってはいけません。スタッフに椅子を引いてもらった時には、一言で良いので感謝の言葉をかけるようにしてください。

席に着いたら、まずはアペリティフ、つまり食前酒を頼みます。お酒が飲めなければ、ミネラルウォーターでも構いません。アプリティフを楽しんでいる間に、料理を選ぶ時間がやってきますので、ここでコース料理かアラカルトを選びましょう。初めての方は、コース料理がです。

フランス料理のナプキンのマナー

次に、フランス料理でのナプキンの使い方についてのマナーです。ナプキンは、料理が始まってから広げるのではなく、全員が席についたら手にとり、2つ折りにしてひざの上に置きましょう。急ぐ必要はありませんが、料理が運ばれて来る前に、ひざにかけておくのが正式なマナーです。これは、食事をいただく準備ができているという合図でもあります。

ナプキンを広げる場合、折り目を手前にして膝にのせましょう。手や口についた汚れをそのまま拭き取るのは、マナーもそうですが同席した人にとっても気分の良いものではありません。ナプキンの内側を使ってふき取れば、他の人に汚れた面を見せずに済みます。また、食事の途中で席を立つ場合は、椅子の上に置いておくようにしましょう。

食事を終えて席を立つ時は、ナプキンはテーブルの上に置くようにしましょう。これは、食事が終わったという合図にもなります。ナプキンは、お店の人とのコミュニケーションツールの役割も担っています。

フランス料理のナイフのマナー

次に、フランス料理のナイフのマナーについてです。基本的に、ナイフとフォークがハの字になるように持ちます。この時、肘をつかないように気をつけましょう。ナイフは、刃先を下に向け柄を立てるようにして持ちます。 ナイフの刃を相手の方に向けないようにしましょう。

ナイフを使う時は、音を立てないように気をつけましょう。切れないからと力を入れながら音をならして切るのは、マナー違反です。腕全体を引くように使い、なるべく静かに切るようにしましょう。

フランス料理のフォークのマナー

次に、フランス料理のフォークのマナーについてです。持ち方は、ナイフと同じくハの字型になるように持ちます。ナイフは右手、フォークは左手です。また、基本的にはフォークを右手に持ち替えません。カジュアルなフランス料理店では、許されることもありますが、正式なマナーでは、フォークを右手に持ち替えることはありません。

カジュアルなフランス料理店や親しい方との軽い食事の際、右手にフォークを持ち替えて食べる場合は、ナイフを一旦皿の向こう側の端の方に置きます。置くときは、自分の方に向けて横向きに置くのがマナーです。ナイフと同様になるべく音は立てないようにしましょう。

次のページ:フランス料理のスプーンのマナー

初回公開日:2017年11月21日

記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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