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フランス料理のナプキンのマナー・パン・ナイフのマナー

更新日:2020年08月28日

皆さんはフランス料理を食べたことはありますか?食べに行ってはみたいけれど、さまざまなルールやマナーに不安を覚えて尻込みしているかたも多いでしょう。この記事はそんな方へ向けて基本的なフランス料理のマナーについてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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フランス料理のスプーンのマナー

次に、フランス料理のスプーンのマナーについてです。柄の半ばから上あたりを軽く持ち、脇をしめて肘から先をふんわりと動かすように意識しましょう。すくう際は、ギリギリより7分目〜8分目くらいが目安です。あまりなみなみとすくうと、汚したりこぼしたりする原因となりやすいので気をつけましょう。

スプーンは、スープを食べる際に使うことが多いですが、なるべく音を立てないように口の中に流し込むようにして使いましょう。ズルズル音を立ててすするのはマナー違反です。

フランス料理のパンのマナー

次に、フランス料理のパンを食べる時のマナーについてです。フランス料理フルコースでは、バンを食べるのが一般的です。パンを食べる際は、最初にバターナイフで必要なだけバターをとってお皿に乗せます。それから、パンを一口サイズにちぎりバターをつけて食べます。

硬いフランスパンの場合は、パンくずが出やすいので、硬い皮と生地の間あたりに親指を入れ、ゆっくりとちぎると良いです。クロワッサンのようなくずの散りやすいパンが出された場合、お皿の上でなるべく散らさないようにゆっくりとちぎるようにしましょう。

お皿の上に散ったくずは、クロワッサンの別の柔らかい部分の生地につけて拾うようにしながら食べると良いです。この時、料理のソースをパンにつけて食べるのは、マナー違反になります。 カジュアルなフランス料理店では、許されることもありますが、正式にはだめな作法ですので、覚えておきましょう。

フランス料理のサラダのマナー

次に、フランス料理のサラダを食べる時のマナーについてです。サラダは、野菜の大きさがさまざまなので、とても食べるのが難しい料理です。フランス料理店では、フォークとナイフを使いますので、日本人にとっては余計に食べづらいでしょう。 急ぐ必要はありませんので、ゆっくり覚えていきましょう。

まず、大きい野菜はナイフで食べやすい大きさに切ってからフォークで刺して食べます。正式には、フォークを右手に持ち替えるのはマナー違反です。きちんとしたフランス料理店では、ナイフは右手、フォークは左手のままサラダを食べます。器を手で持って食べるのも、マナーとしてよくありません。

サラダにドレッシングをかける場合、最初からかかっている場合は別として、一度に全部をかけずに、必要な分を少しずつかけながらいただきましょう。テーブルに一つしかドレッシングがない場合は、自分の手元に容器を受け取ったタイミングで必要なだけかけます。

その際は、マナーではありませんが、他の人にひと声かけると丁寧で良いです。もし手が届かない場合は、ドレッシングに近い人に声をかけましょう。

フランス料理のスープのマナー

次に、フランス料理のスープを食べる時のマナーについてです。フランス料理で出されるスープは、具だくさんでゴロゴロしている煮込みスープ的なものではなく、さらっとしたコンソメやポタージュタイプのものが多いです。

まず、基本は音を立てずに食べることです。上記のようなスープの場合、すする時にズルズルと音を立ててしまうことがありますが、なるべく静かにすするように気をつけましょう。音を立ててすするのはマナー違反です。

取っ手のついたスープ皿の場合は、左手を取手に軽く添えて食べます。スープの残りが少なくなってきたら、最後に取手にスープ皿を傾けスープを手前から奥へとすくい取ります。お皿タイプに取っ手が付いたスープ皿の場合、たとえ取手がついていても持ち上げて食べることはありません。

パイ皮がついたポット状のスープが出された場合は、左手で持ち手を持ちながら、初めにスプーンを立ててつつき、中央をくずして穴をあけます。そして、少しずつ穴の周りをくずすようにしてパイを中に落とし、スープとなじませて食べます。パイ皮を無理に全部こそげ落とす必要はありません。この場合は、可能な範囲でいただくのがマナーとなります。

フランス料理のライスのマナー

次に、フランス料理のライスを食べる時のマナーについてです。フランス料理のフルコースは、パンやバゲットを食べるのが一般的ですが、実は日本ではライスを頼むこともできます。しかし、ライスを食べる場合も、フランス料理では箸ではなくナイフとフォークを使って食べます。

それでは、次に食べ方についてですが、ライスはフォーク腹に乗せて食べましょう。以前は、フォークの背にライスを乗せて食べるのが、正しいマナーとされていました。しかし、食べづらいだけで苦労した方もいるのではないでしょうか。今では、そちらの方がマナーとしてはよくありませんので、気をつけましょう。

ライスは、お皿の手前の左下のほうから取っていきます。ライスを取る時に、ごはん粒が残らないように、きれいにしながらご飯を取っていきましょう。お皿の上は、常に美しく保つのがマナーです。食事の最中でも、できるだけお皿に残ったライスが美しく見えるように気をつけながら食べると良いです。

フランス料理の食べ終わりのときのマナー

次に、フランス料理を食べ終わった時のマナーについてです。一般的に、食事中に一旦手を休める時フォークとナイフをハの字に置きます。フォークは左、ナイフは右です。食事が終わり、もう結構ですという意思表示をする場合は、ナイフとフォークは皿の右側にそろえて置きます。

フランス式のマナーでは、刃先を左にして真横にして置く場合がありますが、一般的には斜めにして置きます。その際、ナイフは刃を手前に向け、フォークはナイフの手前に置くようにしましょう。ナイフの刃を向こう側に向けたり、フォークを裏返して置いてはいけません。刃先を外へ向けることは、攻撃を意味しマナー違反になりますので、してはいけません。

フランス料理の魅力

ここまで、フランス料理の食べ方やマナーなど紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。「マナーが多くて大変だな」と思った方や「フランス料理って敬遠しがちだったけど意外と大丈夫かも」と思った方さまざまいるでしょう。それらの感想も含めて、フランス料理に興味を持っていただけたら幸いです。

フランス料理の魅力は、さまざまあります。まず、日本料理とは違った魅力としては、料理の独創的なところです。店によっても非常に個性があり、見たことのない料理が数多くあります。皆さんは、フランス料理と聞いて真っ先に思い浮かぶ料理の形状はなんですか。独創的な飾りやフォルムの物がたくさんあり、一言ではなかなか言い表せないのではないでしょうか。

次に思い浮かぶのはやはり、豊富なソースによる料理の数々でしょう。見たこともないものや、口にしたこともないものも多くありますので、中には合わない方もいるでしょうが、それもまたフランス料理の魅力ではないでしょうか。

フランス料理のマナー

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初回公開日:2017年11月21日

記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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