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一人暮らしで揚げ物をする際の方法と注意点|油の処理の仕方

更新日:2020年08月28日

調理や家事をする時間が少ない一人暮らしの方が、揚げ物料理を作る方法を解説しています。「どうすれば、美味しい揚げ物ができるか?」から、調理器具の選び方、油の処理の仕方、簡単に作る方法などを、紹介しているので、一人暮らしの方が次の週末にでも、すぐに調理できます。

一人暮らしで揚げ物をする際の方法と注意点|油の処理の仕方

一人暮らしの方が、おいしい揚げ物を作るコツは?

おいしい揚げ物を作る一番重要なことは?

まず最初にお話しすることは、おいしい揚げ物を作る上で一番重要なことは、「調理中に油の温度を下げない」ことです。

油の温度を下げない方法は?

ここで、「油の温度を下げない」とはどういうことか説明します。

天ぷら鍋やフライパンに油を入れて揚げ物を作る時に、油の中に冷たい材料を入れると油の温度が下がってしまいます。この温度の低下は避けられないことですが、揚げ物を作るときは多めの油を使い、火加減を調節して食材によって異なる適温を保ちます。そして一度に大量の揚げ物の材料を入れないことで、油の温度が下がるのを防ぎます。

一度に多くの食材を温めない!

特に、一度に大量の揚げ物の材料を入れないことが最大のポイントです。例えば、カウンターで食べる天ぷら専門店に行ったことがある方は、料理人が中華鍋ほどのかなり大きい天ぷら鍋にたっぷりの油を入れて温め、揚げ物の材料を一度に2〜3個しか入れないところを見たことはありませんか?

その結果、冷たい揚げ物の材料で油の温度があまり下がらないので、食材によって変わってくる適温を保つことができ、その結果、家庭で再現するのが難しい天ぷら専門店ならではのおいしい天ぷらが食べられるのです。

なので、揚げ物を作るときは、多めの油を使うのが一番のコツです。

揚げ物の材料によって異なる、油の適温

食材によって異なる油の適温の違い

おいしい揚げ物を作るためには、食材によって異なる油の適温に注意しないといけないです。

油は温度の違いによって、低温・中温・高温に分けられます。
まず、低温は150〜160度程度の温度。中温は160〜170度程度。高温は170〜180度程度です。

油の温度の確認の仕方

ここで、温めている油の温度が今何度なのかは、衣をほんの少し鍋やフラパンの中の油に入れて、その衣の反応で調べることができます。まず、低温では衣が鍋の底まで沈んだ後、浮かんできます。中温では衣が鍋の底まで沈まず、その後浮かんできます。高温では衣は沈みません。

この、衣で温度を調べる方法が難しい方は、スーパーなどの調理器具売り場で温度計がついている菜箸(さいばし)が売っているので、購入してそれで温度を測ると油の温度がしっかりわかります。また温度計がついている天ぷら鍋も売っています。

揚げ物の材料別に最適な油の温度があります。

先に、油の温度別に、低温・中温・高温と区別することを書きました。

次にそれぞれの揚げ物の材料に最適な温度を書きます。まず、低温。サツマイモなどのでんぷん類など火が通りにくい食材を、低温でじっくり時間をかけて揚げます。

次に、中温。この温度が一番多く使われます。例えば、野菜の天ぷらや唐揚げ・とんかつなどです。

そして、高温。この温度では魚介類の天ぷらやフライなどです。肉や魚などタンパク質は長く加熱するとかたくなるため、高温で短時間で揚げるようにします。

一人暮らしで揚げ物をする際の方法は?

一人暮らしの人が、揚げ物をするために最適な調理器具はなに?

以上に書いたことが、おいしい揚げ物を作るコツです。

では、一人暮らしで揚げ物をする方法を説明します。まず、できることなら大きめの天ぷら鍋を準備してください。これは上にも書きましたが、油が多いと冷たい揚げ物の材料を入れても温度があまり下がらず、食材の適温で揚げ物を作れるからです。しかし、揚げ物用だけに天ぷら鍋を購入する無駄な出費を避けたい人は、もしあるなら中華鍋でも代用できます。

そもそも、中華料理店で料理人が調理しているのを見ることができるお店では、料理人が中華鍋で食材を油通ししているのを見たことがあるかもしれません。なので、中華鍋でも揚げ物はできます。

そして、最近テレビの料理番組などを見ていると、縁が低いフライパンに油を入れて揚げ物をしているところも見たことがあるかもしれません。この方法は油もあまり使わず、手軽に揚げ物料理を作れるので、一人暮らしの方にはピッタリです。フライパンで済むのなら、わざわざ天ぷら鍋や中華鍋を用意する必要がないからです。

次のページ:揚げ物をした後の油の処理の仕方

初回公開日:2017年07月23日

記載されている内容は2017年07月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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