冷蔵庫の上の収納方法・置いても良い・ダメなもの|電子レンジ
更新日:2020年02月05日
冷蔵庫の上の利用の仕方とは?
一般家庭のキッチンは、収納スペースが限られてしまっているのが悩みです。その割に、料理のジャンルやメニューによって使用する器具が違ったり調味料の種類が多かったりと、それらの置き場所に頭を抱えてしまっている人は多いのではないでしょうか。しかし、後から収納スペースを増やすことは現実的には難しいです。
そのような時、冷蔵庫の上に目を向けてみましょう。自宅の冷蔵庫の上から天井までの間が、何にも利用されずにデッドスペースになってしまってはいないでしょうか。
冷蔵庫の上は高さがある場合がありますので、頻繁に使用する物を置いてしまうと持ち出したり片づけたりが大変です。ですが、それほど日常的に使わないけれども暮らしには必要な物を置いておくには、冷蔵庫の上は最適な場所です。
冷蔵庫の放熱の仕組みとは?
冷蔵庫は、常温では保存することができない食品をしっかりと冷蔵したり冷凍したりしてくれる、家庭にはなくてはならない電化製品です。突然壊れてしまうと困ってしまうので、取り扱いには注意しなければなりません。
冷蔵庫が庫内の物を冷やす時、本体からは熱が発生します。これはエアコンの冷房を使って部屋を涼しくしている時に、外の室外機から熱風が発生するのと同じ原理です。冷蔵庫は、その熱を主に冷蔵庫の上の天板から放熱しています。
ですので、冷蔵庫の上に直接物を置いてしまうと冷蔵庫内の冷えが悪くなってしまったり、冷蔵庫の上に置いた物が熱で変色してしまったり変質してしまったりします。
また冷蔵庫は、冷蔵庫の上だけでなく側面や背面からも放熱しますので、周囲の隙間がない状態で設置してしまいますと、放熱の効率が悪くなり余分な電力を消費することになります。
冷蔵庫の上に物を置いても良い?
冷蔵庫の上は、熱を逃がすための十分なスペースさえ確保すれば物を置いても問題はありません。冷蔵庫を設置する際の必要な放熱スペースは冷蔵庫の種類によって異なります。それについては冷蔵庫の説明書に記載があります。
自宅の冷蔵庫にはどのくらいの放熱スペースが必要なのか、説明書を読んでよく確認してから冷蔵庫の上に物を置くようにしましょう。
冷蔵庫の上の収納の方法とは?
冷蔵庫の上に物を収納する時には、直に置くのではなく、放熱スペースを確保するために収納グッズを利用しましょう。おしゃれな棚やラックなどを使い、実用的でなおかつ見せる収納にするのがおすすめです。どのような収納グッズを揃えたら良いのか、まずは自宅の冷蔵庫の大きさや幅、冷蔵庫の上から天井までの高さを調べてから検討しましょう。
ラックを利用する
小型の冷蔵庫の上に物を置く場合は、専用の収納ラックの使用をおすすめします。あまり広くないキッチンの場合は、冷蔵庫がすっぽりと入る収納ラックを設置することで、冷蔵庫の上のデッドスペースを有効に活用することができます。
棚板の調節が可能な収納ラックであれば、冷蔵庫を買い替えて仕様が変わったとしても対応ができます。冷蔵庫の上に直に物を置くことを避けられますので、安全面も心配ありません。
棚を利用する
大型の冷蔵庫の上に物を置く場合は、棚タイプの収納グッズを使用すると良いでしょう。冷蔵庫の上に、両開きの扉の付いた棚を設置しその中に物を収納すれば、物に埃が付くのをシャットアウトできるだけでなく、見た目をスッキリとした印象にすることができます。
棚タイプの収納にはつっぱりタイプの物もあります。底はバネになっており、天井は面でつっぱる構造になっていますので、天井を傷つける心配がなく安定させることが可能です。
大型の冷蔵庫の上に設置した棚は高さがありますので、収納した物の出し入れが少し困難です。頻繁に使用することのない物を保存することをおすすめします。
冷蔵庫の上に電子レンジを乗せても良い?
冷蔵庫の上に電子レンジを乗せるのには、いくつか注意しなければならないことがあります。その注意点さえ守れば、冷蔵庫の上に電子レンジを乗せるのは問題ありません。
冷蔵庫の説明書を確認する
電子レンジを冷蔵庫の上に乗せる前に、冷蔵庫の説明書を読んで、冷蔵庫の上の天板が耐熱仕様となっているかどうかを確認しましょう。
電子レンジは、使用しても電子レンジ自体が熱を持たない仕組みになっていますが、念のため天板は耐熱仕様であった方が望ましいです。比較的新しい冷蔵庫については、大抵の物が耐熱天板になっています。しかし、古い冷蔵庫や一部仕様の違う物などは、耐熱天板になっていない可能性があります。必ず確認してから電子レンジを乗せるようにしましょう。
説明書を読んでも分からない時、また説明書を紛失してしまった時などは、メーカーに直接問い合わせるようにしましょう。
天板のくぼみを確認する
初回公開日:2018年03月06日
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