基本のワインの飲み方・マナー
更新日:2020年08月28日
日本とヨーロッパの気候の違い
『常温』とは一体何度くらいのことをいうのでしょうか。赤ワインは『常温』で飲むのが正式な飲み方というのには少し誤解があります。
ワインでいう『常温』とは、17世紀頃のフランスの平均気温のことを指します。おおよそ14~17℃くらいがこれにあたり、これが赤ワインを美味しく飲むための適正温度ということになります。また湿度も比較的カラリとしているのがヨーロッパの気候の特徴です。
日本の『常温』とは18℃〜20℃前後のことを指し、特にレストランや居酒屋さんなどでは、空調により一年を通してそのくらいに調整されています。ヨーロッパと比べて5℃前後気温が高いことになります。ということは、日本では少し冷やした方が、適正温度で美味しく飲める飲み方ということです。間違って冷蔵庫で冷やしてたという方は、むしろ正しい飲み方かもしれません。
また保管も同様で、日本の常温のまま置いておくと劣化します。ワインセラーに入られたことがある方はわかると思いますが、結構ひんやり肌寒いくらいの温度設定になっています。もし少し温度高めでワインを楽しみたい場合は、冷蔵庫に保管しておいて、少し早めに取り出しておく、または1杯ずつゆっくり飲む飲み方がです。
最近ではごくごく飲めるライトな口当たりのワインも発売されているので、氷を入れて近々に冷やす飲み方も悪くありません。こうすると、アルコール感や渋みなどが緩和され、ワインが苦手な方でも飲みやすくなる飲み方です。自分の好みに合う飲み方で楽しみましょう。
ワインの飲み方アレンジ
ワインは他のアルコール類に比べて、劣化が早い飲み物です。ボトル1本同じ味で飲みきれない時や、味を変えたい時などどうしても残してしまう時があるでしょう。そんな時は簡単に用意できる材料で、美味しいカクテルするのが賢い飲み方です。お家でも簡単に作れるアレンジをまとめました。ぜひお家ワインも楽しみましょう。
サングリア
ワインをアレンジした飲み方の代表といえば「サングリア」です。ワインにフルーツを入れて作るカクテルで、ワインの酸味にフルーツの甘みが加わり、爽やかなでフルーティな味を楽しめるの飲み方です。
数日経ってしまったワインは風味が落ちてしまいますが、そんな飲み切れなかったワインもサングリアにすればとても美味しく頂けます。生のフルーツがあると一番ですが、足りないものはジュースでも代用できるので、お家でも簡単に楽しめる飲み方です。
スパークリングワインカクテル
スパークリングワインを、オレンジジュースで割ると「ミモザ」、グレープフルーツジュースで割ると「ホワイトミモザ」というカクテルになります。ジュースは100%ジュースがです。さらに生の果汁を絞ってもとてもフルーティで飲みやすく、女性に飲み方です。スパークリングワインとフルーツは相性がいいので、いちごやチェリー、キウイなど、様々な飲み方にトライしてみてください。
白ワインのカクテルレシピ
白ワインにジンジャーエールを合わせると「オペレーター」炭酸水を合わせると「スプリッツァー」というカクテルになります。白ワインは冷やしてキリリとさせる飲み方が美味しく仕上げるポイントです。爽やかに炭酸系の飲み物ととても相性が良いです。
またレモンやライムの生果汁、夏にはミントなどが相性抜群です。暑い夜に、氷をたくさん入れたグラスにライムとミントを合わせたスプリッツァーは最高の飲み方です。
赤ワインのカクテルレシピ
赤ワインにコーラを合わせると「カリモチョ」に、オレンジジュースを混ぜると「ワインクーラー」になります。赤ワインは元のワインの味に結構左右されやすいので、ライトなワインは割材少なめに、フルボディの赤は割材多めに、とお好みで量で調節するのが飲み方のポイントです。
また少し手間をかけても良い方は「アメリカンレモネード」がとっても飲み方です。レモン果汁、ガムシロップ、水を合わせてレモネード作り、その上からゆっくりワインを注ぐと、2層に綺麗に分かれた美しいカクテルが完成です。味わいも爽やかで飲みやすく、とても飲み方です。
ワインの飲み方は自由自在!
ワインの飲み方のマナーやアレンジの飲み方、最初に構えていた方もだいぶ気楽に楽しめる気分になって頂けたのではないでしょうか。ワインはヨーロッパでは一般家庭で当たり前に飲まれている飲み物です。その分、飲み方は自由自在!これからは肩肘張らずに気軽にワインにチャレンジしてみてください。
初回公開日:2017年08月22日
記載されている内容は2017年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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