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寿司の食べ方のマナー・江戸前寿司の食べ方・順番|左から/手

更新日:2020年08月28日

みなさんは、世界に誇る日本食のお寿司の正しい食べ方を知っていますか。お寿司の正しい食べ方には、複数の決まりごとがあります。その正しい食べ方をマスターするとお寿司をより美味しく楽しむことができます。ぜひお寿司の食べ方をマスターして楽しく食べてください。

寿司の食べ方のマナー・江戸前寿司の食べ方・順番|左から/手

強い匂いを振りまかない

お寿司だけではなく、日本料理はとても繊細な料理になります。そんな日本食は、食材の本来持っている風味などを楽しんで貰う機会が多いことが特徴です。そのため、香水が強かったり、たばこの臭いがキツいと料理が楽しめなくなります。また、そのにおいが充満して周りのお客さんにまで迷惑をかけることもあります。

なので、前もってお寿司などの日本食を食べるとわかっているときには、匂いにも気をつかけましょう。その他には、もしお寿司屋さん自体が喫煙OKのお店であっても、店内での喫煙は他のお客さんもいるので、できるだけ避けるのがマナーになります。

江戸前の寿司とは?

「江戸前寿司」の「江戸前」には、どんな意味があるのでしょうか。まず、1つ目の「江戸前」の意味は「東京湾」になります。江戸前寿司が生まれた頃の東京湾には、今よりも魚介の種類が豊富でした。江戸の人達は、自分たちが暮らしている近場の海で獲れた新鮮な魚介を「江戸前」と呼んでおり、その海で採れた魚介で作った寿司なのでその名前が付きました。

2つ目は、江戸前の「仕事」という意味になります。江戸時代は、今のような交通手段や、保存技術がありません。江戸前で採れた新鮮な魚介類も、時間が経てば鮮度が落ち品質が悪くなります。そこで、新鮮なうちに仕事(加工)をし旨味を凝縮させて、保存する方法ができました。その例が、「塩・酢で締める」や「蒸す・煮る」、「タレに漬ける」作業になります。

そんな江戸前寿司の独特な技法や、知恵を駆使して完成したのが、江戸前寿司になります。では、そんな江戸前寿司の食べ方を紹介します。

江戸前寿司の食べ方

江戸前寿司は、にぎったお寿司に刷毛で「煮切り」と呼ばれる醤油に味醂を加えたものをひと塗りしてから出されますが、その江戸前寿司は出された瞬間が1番美味しく食べられるように調節されてにぎられており、もちろん「煮切り」を寿司に塗る工程も全て含められています。

煮切り以外でも、酢飯の基本は人肌の温度と言われますが、にぎる寿司ネタにより温度を調整していたり、煮蛸や穴子には甘い「ツメ」と呼ばれるタレを塗ったり、イカや白身魚に粗塩というように味付けも変化させることができますが、食べるタイミングだけは職人ではどうすることもできません。

手で食べるか、お箸を使うかなどの食べ方はお客様の自由ですが、目の前にお寿司を出されたら少しでも早く食べるのが江戸前寿司の基本であり守るべき食べ方になります。

ハタハタ寿司の食べ方

ハタハタ寿司とは、塩漬けにされたハタハタを塩抜きして、麹を混ぜた飯とカブなどの野菜、昆布を桶に詰めて重石をのせて3~4週間くらい漬けたお寿司になります。このハタハタ寿司は、私たちがよく食べる酢飯とネタを合せる種類の「はやずし」とは違い、お寿司の原型に近い「なれずし」と呼ばれるお寿司の種類になります。

ハタハタ寿司には、まるごと漬ける「一ぴきずし」と、頭をおとして漬ける「まるずし」、切り身で漬ける「切りずし」の3種類があります。同じハタハタ寿司の中でも、一ぴきずしが格式が高くなりますが、店舗で販売しているのは「まるずし」の種類が多く店頭に並んでいます。

完成したハタハタ寿司は、生で食べるのが一般的な食べ方ですが、その他にも醤油をつけたり、炙ったりする食べ方でも美味しく食べることができます。

寿司を食べる順番

お寿司の食べ方で、「左から順に食べる」のが決まりだと言う方がいますが、寿司の食べ方には、絶対に「こう食べなきゃいけない」という決められた食べ方はありません。基本的には、好きな寿司ネタから自由に食べてもかまいません。

ただ、お寿司の美味しさをより堪能できる食べ方として、「白身魚など淡白な寿司ネタから食べて、味の濃い寿司ネタを食べ、最後にさっぱりとしたカッパ巻などを食べる」という流れで食べる食べ方がだと言われています。

このことを配慮してくれる寿司店では、一皿にお寿司を盛って提供する場合は、左から順に寿司ネタから並べて職人さんがな食べ方で、食べられるようにしてあります。なので、そのことから「左側から順に食べる」という食ベ方が一般的に浸透しています。

そんな食べ方で「巻物」は最後の注文になります。その巻物を注文する頼むことで、「食事が終わり」という終了の合図になっています。

太らない寿司の食べ方

ダイエットを意識している女性かお寿司を食べる場合りにくい食べ方はあるのでしょうか。
もちろん、お寿司にも太りにくい食べ方があるので紹介します。

一般女性が1回で食べるお寿司の量は、回転寿司だと平均8~9皿ほどだと言われており、個数に換算すると16~18貫ほどになります。まずお寿司を食べる前に、温かい汁物などを先に頼んで食べることで、胃袋を落ちつかせることができます。そうすると、空腹時よりもお腹が満たされ、食べるお寿司の量を減らすことができます。

その状態から、カロリーの低い寿司ネタを意識しながら食べていくと、カロリーが高い寿司ネタをあまり食べなくても、満腹になる可能性が高くなります。なので、カロリーを意識して寿司ネタを選び食べましょう。そんなカロリーの低い寿司ネタと、高い寿司ネタを詳しく紹介します。

寿司ネタのカロリー

カロリーが低い寿司ネタを紹介します。カロリーが低いのは、「たこ・いか・甘エビ・たらばカニ・ずわいカニ」などの甲殻類と、「つぶ貝・ほっき貝・赤貝・ホタテ・ミル貝」などの貝類、「さより・カレイ・ヒラメ・きす」など白魚になり、赤身だと「マグロ」になります。

次に、カロリーが高い寿司ネタを紹介します。カロリーが高い寿司ネタは、マグロでも「中トロ・大トロ」になり、意外にカロリーが高い寿司ネタは「いわし・さんま・厚焼き玉子」になり、回転寿司特有のネタである「ツナ・コーン」も、高カロリーの寿司ネタになります。

そして、好きな人が多いが意外に高カロリーなお寿司が「いなり寿司」になります。おいなりさんの1個あたりのカロリーは約120カロリーもあります。1皿には2つのっているので1皿食べると240カロリーになります。つい美味しくて、食べ過ぎてしまう傾向にあるおいなりさんには気をつけましょう。

高級寿司の食べ方

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初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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