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タオルの臭いの原因と対策・臭いの取り方・防止方法まとめ

更新日:2025年03月05日

いくら洗っても、臭うタオルがあります。肌荒れやアレルギーの悪化を引き起こす可能性があります。この記事では、タオルの臭いの原因とその対処方法について紹介します。いつもの洗濯にひと手間加えるだけで、タオルの臭いが劇的に解消されます。

いくら洗っても、臭うタオルがあります。肌荒れやアレルギーの悪化を引き起こす可能性があります。この記事では、タオルの臭いの原因とその対処方法について紹介します。いつもの洗濯にひと手間加えるだけで、タオルの臭いが劇的に解消されます。

タオルの臭いの原因ってなんだろ?

しっかり洗って乾燥させたのに、タオルが臭いことがあります。臭いの原因は繊維の奥に根を張る「カビ」です。タオルがカビ臭くなっているのです。

カビは自分で栄養を作り出すことができません。タオルに付着している汗や脂肪、水道水(ミネラル)の栄養分を吸収しながら広がっていきます。カビは臭いを発生させます。カビがなぜ悪臭を発するのか、臭いの原因は明らかになっていません。タオルの臭いを消すには、カビを無くすしか方法がありません。

タオルはパイル地などの毛足の長い繊維で作られています。タオル地の部分は長い繊維でフタをされた状態です。乾きにくく、熱がこもりやすい状態です。湿気もたまり、カビが生きていくには絶好の条件がそろっています。タオルは綿製品です。表面積が広い繊維なので、水分と一緒に臭いもよく吸い込みます。タオルは、カビの臭いも吸収してしまうのです。

カビってなあに?

カビは多細胞生物です。体内、自然界に幅広く存在し、胞子は人間の生活圏を飛び交っています。空中に舞っている胞子が水分と一緒に物の表面に付着し、発芽します。ホコリや汚れの成分を栄養にしながら菌糸を伸ばして繁殖していきます。菌糸は枝分かれして、さらなる胞子を発生させます。カビは植物のように根を張りながらそのテリトリーを広げ、わたしたちの目に付く大きさへと肥大化していきます。湿度80%以上、温度20~30度がいちばん発生しやすい環境です。

カビは菌糸から酵素を出して栄養物を分解し、吸収していきます。菌糸の先端だけを伸ばして、クモの巣のように潜りこんでいきます。カビは自然界の掃除屋ともいわれ、有機物を分解して地球上の物質を循環させています。カビが有機物を分解するときに発生する酵素を利用して、みそやしょう油、チーズやヨーグルトなどの発酵食品がつくられます。

タオルのカビを洗濯槽で予防する?

洗濯槽に発生したカビも、タオルが臭くなる原因の1つです。洗濯槽にカビが生えたら、重曹や酸素系の漂白剤、専用のクリーナーで落とします。重曹を使う場合は、湯を張った洗濯槽に重曹を入れて回し、一晩放置します。その後、浮いた汚れをすくって取り除きます。洗濯槽はカビが発生しやすいので、月に1度の掃除が理想です。

洗い終わった洗濯物をすぐに洗濯機から取り出して干すことも、洗濯槽にカビを発生させない方法です。汚れたタオルは洗濯機に放置せずに「洗濯かご」に入れておき、洗う直前に洗濯槽に入れるようにしましょう。洗濯槽のカビが防げます。ぬれたタオルをすぐに洗わない場合は、ハンガーに掛けて外に干します。洗濯のすすぎに風呂の残り湯を使わないこともカビ対策です。

洗ったタオルに付いた洗剤の残りカスも臭いの原因です。洗剤は分量どおりに使用しましょう。洗濯機への洗濯物の入れ過ぎにも注意してください。洗い切れずにタオルに汚れが残り、臭いが発生します。風呂で使用したタオルを一緒に洗うことも、臭いの原因の1つです。

タオルがピンクになったら危険サイン!

しっかり洗濯しているにも関わらず、白いタオルがピンクになっていることがあります。色落ちが原因でないときは「酵母菌」です。浴室で見かけるピンク色のヌメリも酵母菌です。

酵母菌は出芽酵母とも呼ばれ、芽を出しながら増えていきます。カビと比べて繁殖率が非常に高く、増えるスピートも速いです。タオルがピンク色になったら、臭いはじめるサインと思ってください。

酵母菌はビールや酒、パンの発酵に使われています。樹皮や土壌、昆中や果物、食品など、わたしたちの生活圏にもともと生息しています。

カビなんか気にしなくっていい?

カビは有効利用すればわたしたちの生活に必要な生物ですが、放っておくと人体に悪影響を与えます。

顔を拭くタオルが悪臭を放っていると、気持ちのよい1日が送れません。肌荒れの悪化につながります。タオルの臭いが顔に移り不快感が増し、精神衛生上よくありません。

タオルは汚れたまま3日も放置すると、ぞうきんのような臭いを放ちます。1週間放置すると、排水溝と同じ数の雑菌が増えます。

タオルの臭いの取り方ってどうやるの?

タオルの臭いを除去する方法は昔からいろいろあります。タオルへのカビのはびこり具合で、やり方を変えていくとよいでしょう。カビは熱に弱いため、紫外線に当てる日干しが有効です。

自然への影響を考える方は、昔ながらの熱湯や重層・クエン酸を使う方法がよいでしょう。手間や道具がかかりますが、安価で人体に影響を与えない安全な臭い消しの方法です。電子レンジで熱するやり方もあります。

タオルの臭いの取り方にはさまざまな方法があります。ご自分のライフスタイルに合う、無理のないやり方で行ってください。

熱湯でカビが落ちる?

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初回公開日:2017年08月19日

記載されている内容は2017年08月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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