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ドライマークとは|洗い方のコツ7つと水洗い不可の場合の洗い方

更新日:2020年08月28日

ドライマークが付いていると家庭では洗濯できないと思われがちですが、水洗い禁止のマークが無ければ家庭でも洗濯することができます。しかし、家庭でドライマークの付いた衣服を洗濯する場合いくつかの注意点があるので、ドライマークや家庭での洗濯についてご紹介します。

ドライマークとは|洗い方のコツ7つと水洗い不可の場合の洗い方

ドライマークとは

ドライマークとは、その衣服がドライクリーニングが可能か不可能かを表示するマークです。衣服にはさまざまな素材が使われていて、ドライクリーニングが適すものと、逆にドライクリーニングが禁止のものがあります。

そのため、ドライマークはおおよそ全ての衣服でタグなどに表記されているマークです。ちなみに、同じように水洗いができるかどうかを表すマークも存在しています。

ドライクリーニングをするときの洗い方を示す

ドライマークにはいくつかの種類があり、ドライクリーニングの方法を表しています。ドライクリーニングには石油系溶剤を利用したものと塩素系溶剤を利用したものに分けることができます。

石油系溶剤を利用したドライクリーニングは、よく言えばマイルドな洗浄力を持ち衣服への刺激が少ないため、デリケートな衣服では石油系のドライクリーニングのみ可能とドライマークで書かれていることもあります。

ドライクリーニングとは

ドライクリーニングは水ではなく油性溶剤を利用した洗濯方法です。羊毛などは水で繊維が膨張して絡んでしまいますが、油ではそのようなことが無いため、デリケートな衣服などを中心に多く使われる洗濯方法になっています。

油は皮脂などの油汚れには強いですが、水と油が弾きあうように汗などの水性の汚れは苦手です。そのため、ドライクリーニングだけでは水性の汚れが蓄積して衣服が黄ばんでくることがあります。

ドライマーク表示でも水洗い可なら家で洗える

もしも、ドライマーク表示があり水洗い禁止であれば、ドライクリーニングしかできません。しかし、ドライマークがあり、水洗い禁止の表示が無い、もしくは水洗いの方法が書かれている場合は家でも洗うことができます。

ちなみに、通常水洗いは家庭で可能ですがプロによる水洗いのみ可能という表記も存在し、この場合はドライマークの場合と同様に専門の業者に依頼しましょう。

ドライマーク・洗い方のコツ7つ

ご紹介のように、ドライマークが付いている衣服でも、水洗いが禁止でなければ家庭でも水を使って洗濯することが可能です。

そもそもドライマークは、ほとんど全ての衣服についているマークなので重要なのはドライマークではなく水洗い可能かどうかになります。

そこで、ドライマークはほとんどの衣服についているマークですが、ドライマークが付いている衣服を洗濯する場合のコツを7つご紹介します。

コツ1:水洗い可かどうか確認する

ドライマークでも家庭で洗濯するコツその1は「水洗いが可能かどうか確認する」です。ドライマークを含む表示は平成28年度に国際規格に統一されたため、古い衣服と新しい衣服でマークが異なり二種類のマークが混在している状況です。

しかし、水洗い禁止マークは新旧どちらもほとんど同じで「洗い桶に×マーク」です。このマークが無ければ水洗いが可能、つまりドライマークが付いていても家庭で洗濯できる衣服です。

コツ2:手洗い表示の場合は手洗いで洗う

ドライマークでも家庭で洗濯するコツその2は「手洗い表示があれば手洗いで洗う」です。

ドライマークなどの衣服のマークは新旧2タイプがありますが、新タイプなら洗い桶に手を入れているマーク、旧タイプなら洗い桶に「手洗イ」もしくは洗濯機のマークに「弱」と書かれています。

これらのマークがある場合は、手洗いで優しく洗いましょう。なお旧タイプで洗濯機に「弱」マークの場合は弱モードでの洗濯機洗いも可能です。

コツ3:洗濯機で洗う場合はドライコースで洗う

ドライマークでも家庭で洗濯するコツその3は「洗濯機で洗う場合はドライコースで洗う」です。このモードは、ドライクリーニングにかけるようなデリケートな衣服を優しく洗うモードで、弱モードが最適化されたコースです。

通常はしっかり汚れを落とすために洗濯機がしっかりと動きますが、ドライコースはデリケートな衣服が傷まないように洗い・すすぎ・脱水の全てを優しく行ってくれます。

コツ4:ドライ洗剤(おしゃれ着洗剤)を使う

ドライマークでも家庭で洗濯するコツその4は「ドライ洗剤(おしゃれ着洗剤)を使う」です。

ドライ洗剤やオシャレ着洗剤は通常の選択用石鹸と比較すると、洗浄力がマイルドで衣服への刺激が少ないことが特徴です。

また、ドライマークが付いている衣服はデリケートなものが多いので、縮んだり絡んだりしないようにシリコンなどのコーティング剤が含まれていることも特徴です。

コツ5:洗濯ネットを使う

ドライマークでも家庭で洗濯するコツその5は「洗濯ネットを使う」です。洗濯ネットは正しく使うと、型崩れを防いだり、洗濯機や他の衣類とこすれて傷んでしまうことを防いでくれます。

しかし、正しく使わなければデリケートな衣類を守るさまざまな効果は発揮されません。洗濯ネットを使う場合のコツは「サイズのあったものを使う」「一つの洗濯ネットに一着だけ」です。

コツ6:陰干しをする

ドライマークでも家庭で洗濯するコツその6は「陰干しをする」です。なお、陰干しの必要性については新旧両方のドライマークなどの洗濯のマークに規定されているので、コツ1の水洗いの可否とあわせて確認しましょう。

陰干しは直射日光に当たらないように衣類を干す乾燥方法です。日光による色あせや繊維へのダメージを防ぐ効果があり、おしゃれ着などデリケートな衣服などでは多い乾燥方法です。

コツ7:型崩れしやすいものは平干する

ドライマークでも家庭で洗濯するコツその7は「型崩れしやすいものは平干しする」です。平干しの必要性についても、ドライマークと同じく選択方法のマークとして記載されているので、よく確認しましょう。

平干しは、平干し専用の台や物干し竿などを上手く使い、衣類を平らな状態にして干す乾燥方法です。デリケートな衣類は吊り下げることで繊維が傷む場合もあるため、衣類に優しい平干しが指定されていることがあります。

家庭でクリーニングができる便利なアイテム

ご紹介のように水洗いが可能であれば、ドライマークが付いていても家庭で洗濯はできます。しかし、オシャレ着などたまにしか着ない服ならともかく、スーツなどの毎日着る衣服を洗濯するのは大変です。

そこでなのがこちらのLG Stylerです。現在話題になっている商品で、中に吊るしておくと、「除菌」「花粉などの埃落とし」そして「シワ伸ばし」を同時に行ってくれる家庭用クリーニング機ともいえます。

ドライマーク・水洗い不可の場合

ドライマークがあり水洗い不可場合、基本的にはクリーニング店に洗濯を依頼するしか洗濯方法がありません。

ちなみに、新しい洗濯マークのJIS規格では、技術を持つプロによる水洗いを指定するウェットマークも存在しています。

そこで、ドライマークがあり水洗い不可の衣服を洗濯する方法についてご紹介します。

基本クリーニング屋に出す

ドライマークがあり、水洗いができない衣服は基本的にはクリーニング屋に洗濯を依頼しましょう。恐らくこのような衣服は非常にデリケートなので、できれば格安のお店ではなく技術を売りにしているお店のほうが良いです。

しかし、多くの場合服に付属している部品の素材によって、ドライクリーニングのみ可能となっているため、場合によっては家で洗えることもあります。

素材によっては家でも洗える

洗濯方法がドライクリーニングのみの場合、衣服についている素材によってそれらの洗濯ができなくなっている場合があります。

そのため、気をつける付属品以外の部分の素材によっては家でも洗濯することが可能です。そこで、ドライクリーニングも水洗いもできない衣服について家庭で洗濯する方法をご紹介します。

ただし、自己責任において行ってください。

水の温度は30度以下

ドライクリーニング専用の衣服を洗う場合、水の温度は30度以下で行うようにしましょう。水の温度が高いと熱によるダメージや洗浄力が高まってしまうことによるダメージなどがあります。

また、手洗いの場合は水の温度が高いとやけどの可能性もあるため、基本的には低い温度の水で洗濯を行うようにしましょう。

優しく短時間で洗う

たとえ一般的に洗濯できる綿やポリエステルであっても、非常にデリケートでドライクリーニングでだけ洗濯できることがあります。

そのような衣服は水に濡れているだけでも繊維が痛むので、優しく短時間で手早く洗い、水に漬かっている時間を減らして可能な限り衣類へのダメージを減らしたほうが良いでしょう。

様々な素材がある服は部分的水洗いする

おしゃれ着にはさまざまな素材が使われていることがあります。使われている一部の素材が原因で、水洗いができずドライクリーニングのみとなっている事は少なくありません。

そのため、水にぬらせない部分に気をつけながら、部分的に水洗いすることで家庭でも洗濯することが可能です。その場合もおしゃれ着は全体的にデリケートなので優しく洗う必要がある事には十分にご留意ください。

ドライマークも水洗いも不可の場合

衣服や使われている素材によっては、ドライクリーニングも水洗いも不可になっているものがあります。例えば皮革製品や毛皮製品の多くはドライクリーニングも水洗いもできません。

そういった衣服を洗濯する方法についてご紹介します。

毛皮・本革は家では拭き掃除だけ

毛皮や本革は、家では表面に付いた汚れを軽く拭き掃除するだけにとどめましょう。通常毛皮が本格的に汚れるような使い方はしないため、本格的に汚したのであれば使い方が悪いです。

革靴や革のブーツなどは実用品なので汚れることがありますが、皮革専用のクリーナーが市販されているので、それを使ってしっかりと汚れを落とすことができます。

専門クリーニング店に出す

ドライクリーニングも水洗いも行えない衣服であっても、一部の洗濯業者はそれらの衣服に対応している洗濯を行っていることがあります。

そのため、持っている服の素材などで洗濯業者を探し依頼するといいでしょう。また、ドライクリーニングの溶剤も水も使わずに洗濯を行う技術を持つ洗濯業者も存在しているため、そちらを利用してもいいです。

洗濯上手になろう

現代では、洗濯機に洗濯物を投げ込んでボタン一つで洗濯を行ってくれます。しかし、衣服の表示をよく見なければ、洗濯物のさまざまなトラブルを発生させてしまいます。

ドライマークなどの衣服の表示をよく読み、洗濯方法を知って洗濯上手になりましょう。

洗濯グッズを見てみよう

100円ショップや雑貨屋さんでは洗濯が便利になるさまざまなアイデア商品が手に入ります。それらのアイテムは、洗濯物がより綺麗に仕上がったり、洗濯が楽になる便利なものばかりです。

そこで、洗濯グッズに関する関連記事がありますのでご紹介します。

初回公開日:2018年10月25日

記載されている内容は2018年10月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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