コンセントの火花の原因・焦げた場合の対処方法|漏電/停電
更新日:2020年08月28日
コンセントの火花の原因
コンセントを指したときに火花が散ったなんて経験をしたことがある人は、意外と多いのではないでしょうか。コンセントからいきなり火花が出ると、びっくりして怖い思いをしてしまいます。
なぜコンセントから火花が散ってしまうのか、また対処法はあるのか、原因や対処法などを知っていれば、コンセントから火花が出てしまっても焦ることはなくなるでしょう。そこで今回はコンセントの火花についてみていきましょう。
漏電
漏電とは、電気の通り道から電気の流れがずれて外に漏れてしまうことです。この漏電が原因でコンセントから火花が出てしまこともありますが、この場合は火花が出るだけでなく、火事などを引き起こしてしまう場合もありますので注意が必要です。
漏電の主な原因には、絶縁体の劣化や破損などが考えられます。最近ではほとんどの家に漏電ブレーカーが備え付けられているため、漏電が起きたときに自動で電流を切ってくれます。
頻繁に漏電ブレーカーが落ちるようになったり絶縁体に破損が見られたりした場合には、漏電の可能性があるので早めに修理をするようにしましょう。
停電
停電した時にもコンセントから火花がでることがあります。停電した時にはまずコンセントを抜きましょう、というようなことを聞いたことはありませんか。停電した時の対処法としてよく知られている内容です。
これは電気が復旧した時に高圧電流が流れることが極まれにあり、高圧電流がいきなり流れると電化製品が壊れる原因となるためです。また場合によっては火花が散ってしまうこともありますので、停電時にはコンセントを抜くようにしましょう。
電源を入れっぱなし
またコンセントから火花が散る原因で多いものは、電源を入れっぱなしのままコンセントを抜き差ししてしまうことでしょう。電源が入ったままコンセントの抜き差しをすると、一度に大量の電流が流れてしまい火花が散る原因となります。
また手が濡れていたり、コンセントの周りが濡れた状態でコンセントの抜き差しをすることも、火花の散る原因となりますので注意しましょう。濡れた手でコンセントの抜き差しをすると火花が出るだけでなく、感電する恐れもあるので大変危険です。
埃や静電気
コンセントの周りに気づかないうちに埃がたまってしまっている、なんてことも多いのではないでしょうか。コンセントの周りには配線が多く、また静電気も埃を集める原因となっています。
コンセントの抜き差しをするときに静電気が起こることで火花が散る場合もありますし、埃には湿気を吸いやすくこの湿気によって火花が散る場合もあります。
また火花が散った時周りに埃がたまっていると、埃に火花が引火することで発火の原因となってしまうこともありますので、コンセント周りの埃には十分注意が必要です。
たこ足配線
たこ足配線と呼ばれる延長コードを使っている人も多いのではないでしょうか。たこ足配線は大変便利なものですが、使用可能な電力量を超えて使っていたり、一度に多くの電化製品をたこ足で使ってしまうことにより、そのたこ足配線のコンセントの部分から火花が出てしまうことがあります。
いくつかのプラグをたこ足配線につないで、電力を一度にたくさん使ってしまうとたこ足配線に大きな電力が流れ、火花が出やすくなってしまいます。
一度にたくさんの電化製品をたこ足配線で使ったり、大きな電力を必要とする電化製品は、たこ足配線や延長コードなどをなるべく使わないようにしましょう。
コンセントの火花はどうして危ないの?
コンセントから火花が出るのには様々な理由がありましたが、どうしてコンセントから火花が出ると危ないのでしょうか。
火花が出るのは危ないということはなんとなくわかっていても、何が起こるのかわかっている人は少ないでしょう。ここではどうしてコンセントから出る火花が危ないのか、ということを詳しく見ていきましょう。
火事の原因に
まず多くの人が思い浮かぶであろうことですが、火花の出たコンセントをそのままにしておくとまれに火事を引き起こしてしまうことがあります。
火花の出たところの近くに埃がたまっていたりすると、埃から発火したり、何もなくても突然発火することもあり得ますので、火花の出たコンセントは早めに直しましょう。
小さい子供の怪我の原因に
また火花の出たコンセントは、プラグでなくても金属のものを差しこんだときなどにも火花が出てしまう可能性があります。
そのため小さな子供が誤ってヘアピンなどを差しこんでしまうと、火花が出て火傷をしてしまったり感電してしまうこともあるので、そのままにしておくのは危険です。
初回公開日:2018年01月10日
記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。