ジンベースのカクテル・一緒に割ると美味しい飲み物
更新日:2020年08月28日
カクテルの逸話
マティーニはカクテルの逸話が多いカクテルです。「カクテルの中の傑作」「カクテルの帝王」と称されるカクテルで、映画「7年目の浮気」ではマリリン・モンローが、「007」ではジェームス・ボンドが好んで飲んだカクテルとしても有名です。
レシピは時代とともに変化していき元々は甘口だったものが、辛口に変化していき、スイートベルモットを使っていたのが今では、ドライベルモットを使うようになりました。超辛口好みのチャーチルは、ドライベルモットの瓶を眺めながら人のストレートカクテルを飲んでいたそうです。
一般的に辛口カクテルのデコレーションにはオリーブが使われています。甘口にはチェリーを使います。オリーブの半径分の長さに切り込みを入れて、グラスの縁に刺すとでき上がりです。
カクテルの由来
1910年にニューヨークのニッカポッカー・ホテルにいたマルティーニと言う名のバーテンダーが考案したのが最初と言われています。しかしレシピは現代のマティーニとは違うものだそうです。マティーニの原型のカクテルで使われていたベルガモットがイタリアのマルティーニ・エ・ロッシ社のものであったからマティーニになったと言う説もあります。映画などでよく耳にするカクテルでもあります。
カクテルタイプ ショートグラス、カクテルグラス
テイスト 辛口
色 透明
アルコール度数 強い(25%以上)
製法 ステア
・カクテルの材料
ドライ・ジン 45㎖
ドライ・ベルガモット 15㎖
(ドライ・ジン3に対してベルガモットが1が基本的なレシピです。これよりもジンが多い場合は「ドライ・マティーニ」とよばれます。ドライ・ジンに、一滴のベルガモットを落としたレシピは「エクストラ・ドライ・マティーニ」と呼ばれています。)
・カクテルの作り方
ステアしてカクテルグラスに静かに注ぎます。オリーブを飾ればでき上がりです。ドライでも甘めでも楽しめるのがマティーニのいいところです。口直しにオリーブを食べながら、ジンの個性を楽しめるドリンクだとも言えます。
シンガポールスリング
カクテルの由来
2015年に100周年を迎えた飲み物で、1915年にシンガポールのラッフルズ・ホテルのバーテンダーであった「厳崇文(Ngiam Tong Boon)」が最初に作ったのが始まりです。シンガポール・スリングのスリング(Sling)とは、ドイツ語のSchlingen(飲み込む)から来ていると言われています。
スピリッツの甘みと酸味を加えて水で割った飲み物で、ジン・スリング、ウォッカ・スリングなどのバリエーションの一つがシンガポール・スリングです。
・カクテルの材料
(このレシピがラッフルズ・ホテルで最初に作られたオリジナルのレシピに近いです)
ドライジン 45㎖
チェリー・ブランデー 15㎖
レモン・ジュース 20㎖
砂糖 1ティースプーン
ソーダ水 適量
飾りーマラスキーノ・チェリー
・カクテルの作り方
ソーダ水以外の材料をシェイクして、氷を入れたタンブラーに注ぎます。ソーダ水を満たしてチェリーを飾ります。(チェリー・ブランデーはシェイクせずに最後にグラスに沈める作り方もあります)
ラッフルズ・ホテルのカクテルレシピ
現在のラッフルズ・ホテルでは「ニャン・トン・ブーン」の甥で、1979~80年頃にラッフルズ・ホテルバー責任者としての手腕を奮った「ロバート・ブーン」の手により、見た目のイメージを南国風に変化させてさらに味も、トロピカルにしたレシピに変えられています。
・カクテルのレシピ(現在のラッフルズ・ホテルのレシピ)
ドライ・ジン(ビーフィーターのもの) 30ml
チェリー・ブランデー(チェリー・ヒーリング) 15㎖
パイナップルジュース 120㎖
ライムジュース 15㎖
コアントロー(ホワイトキュラソー) 15㎖
ベネディクティン 7.5㎖
グレナデン・シロップ 10㎖
アンゴススチュラ・ビターズ 1ダッシュ
飾りーパイナップルのスライスにチェリーを竹のピンで刺し、オリジナルグラスの縁に飾る。
フルーツが、たくさん飾ってあって飲みやすいカクテルです。見た目でも楽しめるので、女性にお勧めするならこのカクテルがです。ただし、甘い割にアルコール度数が高いので飲みすぎには注意が必要です。アルコールの弱い方が飲むのならジンの量を少なくしてもらったり、フルーツジュースを多めにしてもらうのもいいです。
カクテル用具
カクテルの作り方を見ているといろいろな言葉が出てきます。すべて理解していますか。完璧な作り方で楽しむためにもここで一度カクテル用語を紹介しましょう。知らなかった言葉を覚えていきましょう。
グラス
初回公開日:2017年11月18日
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