一人暮らしの作り置きレシピ|作り置きできる/冷凍できるおかず
更新日:2020年08月28日
調理方法・保管方法によって作り置きできるおかずの幅は広がります。基本的な作り置きのポイントや、一人暮らしでの作り置きのコツなどを紹介します。
作り置きのポイント
■解答と冷凍を繰り返さない。
作り置きする際にラップや容器などで小分けにしておくと便利です。
■冷凍する際には出来る限り空気が入らないように密封する
保存容器や袋に余分なスペースがあると、食材から出てくる水分が霜になってしまい、冷凍焼けをおこします。
■調理の際には念入りな手洗いと清潔な道具で作る
作り置きだけに限りませんが、数日間冷蔵保存する際には雑菌防止を心がけます。
■温かいまま冷蔵・冷凍しない
調理した後はしっかりと熱をとってから密封します。熱がこもると食材が痛み、雑菌繁殖の原因になります。
一人暮らしの作り置きのコツ
作り置きは継続出来るようにすることが大切です。最初に無理をして「週末に必ず○品作ろう」と決めてしまうと、もし作れなかった時に食材を無駄にしてしまう可能性があります。作る品数は少なめでも「少し作り置きがある」というくらいが、一人暮らしの作り置きの大きなコツです。
日持ちがするメニューは積極的に「作り置き」として常備して、その他の、少しなら日持ちするレシピであれば夕食の際に多めに作って、次の日のお弁当と、後2日間くらいで食べるという風にすると一人暮らしの人には良いです。
日持ちする作り置きおかず
一人暮らしの作り置きで心配なのが、作った料理を食べきれずに痛ませてしまうことです。日持ちする食材、そうでない食材、日持ちしやすい調理方法を紹介します。
■根菜を使った煮物は日持ちが良い
味を少し濃いめにした煮物は日持ちが良いです。切り干大根なども日持ちも良い上に、小分けして冷凍すれば、食べる時に自然解凍で長い期間、美味しく食べれます。
■葉もの野菜は日持ちしない
ほうれん草、ニラ、小松菜なども葉物は冷蔵では日持ちがあまり長くありません。しかし日持ちが長くない葉もの野菜こそ、食材のまま痛ませてしまうより、調理してしまった方が、食材のままよりも無駄なく使用出来ます。
■お酢を使ったおかずは日持ちする
魚やお肉もお酢をたっぷり使ったおかずは冷蔵でも日持ちがします。南蛮漬けや、お野菜であればピクルスやナムルです。
■水分が多いおかず、味の薄いおかずは作り置きに向かない
冷蔵で作り置きをする場合、水分を多く含む食材や、汁っけのあるおかずは傷むのが早い為、切り干大根やひじきなどもしっかり水気を切っておくと良いです。冷凍の場合でも水気が多すぎると、霜ができてしまいます。
■ひき肉を使ったおかずは作り置きに向いている
ハンバーグやつくね、味付けをしたそぼろなどは、冷蔵・冷凍し、後日食べる際にも同じ美味しさを保てます。
一人暮らしだと少し手間がかかるように感じるハンバーグなども週末、大量に仕込んでおけば、平日にチンしてすぐに食べれます。
冷凍して作り置きする方法
作り置きも冷凍で保存が出来れば、一度に沢山作れて長い期間、少しづつ食べれます。効率的で楽ちんです。冷蔵庫の中の作り置きのおかずの品も増えて、毎日の食生活が一層充実してきます。是非、一人暮らしの作り置きおかず中に冷凍保存するものを取りれてみてください。知っておきたいの冷凍に向いている食材と、向いていない食材を紹介します。
冷凍に向かない食材
■水分の多い食材(水菜、ニラ、レタス、キャベツ、こんにゃく、豆腐など)
水分の多い食材は冷凍をすると霜が出来て、冷凍焼けを起こし、食材の食感などが失われます。また解凍した際にも水分でべちゃべちゃ、しなしなになってしまいます。
■植物性の油(サラダ油、オリーブオイル、マヨネーズなど)
冷凍すると濁ってしまいます。マヨネーズに関しては分離してしまうので冷凍はしないでください。
調理の際にに使用したおかずの冷凍は問題ありませんが、あまりにも油が多いおかず(極端に上げるとアヒージョなど)は油は濁って、風味も崩れてしまいます。
■繊維質の食材(牛蒡、たけのこ)
繊維が多い食材を冷凍すると、本来の食感が失われてしまう為、冷凍には向いていません。
■じゃがいも
冷凍するとスポンジのようになってしまうので、冷凍は絶対にしないことです。じゃがいもの塊が全く残らないようにマッシュにしたものは冷凍も可能です。
冷凍に向いている食材
■きのこ
冷蔵するよりも、冷凍で保存したほうが、旨味が出てきます。きのこをそのまま冷凍する際には、後ほど小分けに取り出しやすいように、しめじなどはバラバラにほぐしてから冷凍すると使いやすいです。
■玉ねぎ
冷凍をすることで、玉ねぎの繊維はほぐれやすくなります。調理の際には火がまんべんなく、早く通りますし、
切って冷凍しておく事で、調理時間が短縮できます。
■小松菜、ブロッコリー
共に冷蔵保存するよりも、冷凍をする事で栄養価を長く保つ事ができます。
軽くお湯でゆがいてから、水気をよく切って冷凍します。
作り置きの冷凍保存のコツ
作った料理を冷凍保存する時のコツをご紹介します。
■冷凍焼けを防ぐ
水分が多く付いていたり、容器に余白があると、そこに霜が出来て食品が焼けてしまいます。
タッパーなどの容器に入れる際にも、内側にラップを敷いて、その中に調理したおかずを入れて、最後はラップでしっかりと包んでから容器の蓋をします。(蓋無しでもOKです)
小分けに包めるハンバーグなどは一つ筒ラップに包んで冷凍します。ひじきなどもお弁当用のカップなどに入れて、ラップで包めば霜が付くのを防ぎ、一人暮らしのお弁当のおかずにそのまま使えるので便利です。
■中身と調理した日付を描く
容器やラップ、袋にマジックで中身が何かと、調理した日(冷凍した日)を書きます。冷凍してしまうと、見た目が全体的に白っぽくなる為、何を冷凍していたか忘れてしまいます。また日付を書いておかないと、いつまでも食べずに放置してしまいます。冷凍したら永久に食べれる訳ではありません。一人暮らしで作り置きしすぎてしまわない為にも、しっかりと日付を意識します。
作り置きの為に用意しておくべきもの
作り置きを保存する容器は、食事で使う食器よりも、より密閉出来るものがです。
シチューやカレー、出汁などは密封袋に入れて、菜箸などで格子状に型を付けておくと便利です。冷凍後、使いたい分だけ割って、取り出すことが出来て、一人暮らしの人にとっては非常に重宝する方法です。シチューなどを深めの容器に入れてしまうと、小分けで取り出す事は困難ですし、そのまま温めても、中心が冷たいままになってしまいます。浅めに入れるか、小分け出来る袋か、おかずの種類、使い方で使い分けると良いです。
下記は、食材や料理ごとの保存方法が表になっているサイトです。一人暮らしを始めたばかりで保存容器が未だ無い人は、作りたい料理、使いたい食材に合わせて是非、用意してみてください。
初回公開日:2017年07月31日
記載されている内容は2017年07月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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