レーヨンの洗濯について｜素材/方法/縮みを戻すには

レーヨンは、繊細な素材です。柔らかく、虫食いに食われやすいので、防虫剤などでしっかり守ってあげてください。

収納する前に、きちんと乾燥させることが大切です。その際、太陽の光に当たると変色したり、傷んだりする可能性もあるので、日陰に干しましょう。

洗濯表示は、アパレルメーカーが製品を作るときに、洗濯テストをして記載しています。洗濯表示が×になっているのは、それなりの理由があります。

ただ、購入されたお客さまに、より安全な洗濯方法を提示するために、安全マージンをとった、無難な表示をつける傾向にあるため、洗濯表示が×の洗い方ができる場合がある、という事です。

洗濯表示以外のお洗濯は、自己責任というリスクが伴う事を、ご承知おきください。

お洋服が雨に濡れてしまったり、傘から雨が落ちてしまったりすることによって、水でシミができてしまう可能性があります。

この水シミは、「ウォータースポット現象」と呼ばれており、このウォータースポット現象は「絹」と「レーヨン」素材の物に発生しやすいと言われています。染料や加工剤が溶けることでシミができてしまい、乾いたころに濡れた部分と濡れていない部分の境に輪シミができてしまう状態になっています。

この水シミが発生してしまった場合は、すぐにクリーニング店に持っていくことをします。その際、可能であれば品物をウェットクリーニングしてもらいましよう。

衣服の生地には、レーヨン以外にもたくさんの種類があります。毎日着ているお洋服も、それぞれの生地の特性を生かし、混紡で作られていたりします。ここで、それぞれの生地の特徴と、長所・短所などをご紹介していきます。

衣類の生地は、植物や動物など自然界から手に入れることができる「天然繊維」と、人工的に作られる「化学繊維」の２つに分けられます。

植物の実や茎から作られる繊維。綿、麻、竹などです。

蚕の繭や動物の毛から取られる繊維です。絹、羊毛、カシミア、アルパカなど。

【長所】
・肌への負担が少ない
・丈夫で長持ちする

【短所】
・洗濯やお手入れに手間がかかる（シワになりやすい、縮みやすいなど）
・天候や気候により収穫量が異なるため、化学繊維と比べると値段が高い