目的別油性ペンの落とし方と用意するもの・落とせないもの
更新日:2025年03月05日

石油系溶剤のその他の使い道
ベンジンなどの石油系溶剤は、台所の油汚れなどの頑固なものにも使うことができます。時間が経って固まってしまった油脂汚れや、油でコーティングされてしまったようなしつこい汚れでも、溶解力が強いのでしっかりと落とすことができます。実際に、工場などで使用してオイルがしつこく染み込んでしまった作業着などの洗浄にも使われているということです。
しかし台所などで使う場合、くれぐれも火気厳禁で使うよう注意しましょう。小さな火種でも引火してしまう可能性があることを忘れないように。
しかし台所などで使う場合、くれぐれも火気厳禁で使うよう注意しましょう。小さな火種でも引火してしまう可能性があることを忘れないように。
柑橘類の皮も有効

お子さんが触るようなところには、できれば強い薬品や匂いの強いものは使いたくないと思うのが親心です。先述したような溶剤などを使う油性ペンの落とし方の場合、使用する際に換気が必要な落とし方や、触れたり誤飲したりすると危険な溶剤があります。
できれば自然のもので子供がいても使えるものがいいという場合、柑橘類の皮を使う落とし方が効果的です。自然のもので環境にも優しく、さらにいい香りに包まれてお掃除ができると考えると、一石二鳥のアイテムです。
できれば自然のもので子供がいても使えるものがいいという場合、柑橘類の皮を使う落とし方が効果的です。自然のもので環境にも優しく、さらにいい香りに包まれてお掃除ができると考えると、一石二鳥のアイテムです。
リモネンという成分がミソ
柑橘類の皮をよく見ると、つぶつぶした穴のようなものがあります。これは油胞とよばれるもので、この中に柑橘類の香りの成分である「リモネン」を含んだ液体が入っています。皮をぎゅっとつまんでみるとジワリと液体が出てくるのでよく分かります。
柑橘類の皮や果汁に含まれる成分である「リモネン」には、油脂を溶かす性質があります。このリモネンの作用を利用した油性ペンの落とし方があります。
落とし方はいたって簡単。柑橘類の皮を剥き、外側の果皮部分で油性ペンの汚れをこすり落とすだけです。果皮の水分が無くなってきたら新しいものに変えてください。また、取っておいた果皮を不織布の袋などに入れて軽く握りながら拭くという落とし方もあります。この落とし方だと、皮がポロポロになってカスが出たりするのを防ぐことができます。
これならお子さんと一緒に油性ペンの汚れを綺麗にすることもできます。グレープフルーツやオレンジ、レモンなどリモネンを含むほとんどの柑橘類の果皮で油性ペン汚れを落とすことができます。ただ、みかんの皮などの薄いものよりはオレンジやグレープフルーツなど、ある程度厚みのある果皮の方が使いやすいです。
柑橘類の皮や果汁に含まれる成分である「リモネン」には、油脂を溶かす性質があります。このリモネンの作用を利用した油性ペンの落とし方があります。
落とし方はいたって簡単。柑橘類の皮を剥き、外側の果皮部分で油性ペンの汚れをこすり落とすだけです。果皮の水分が無くなってきたら新しいものに変えてください。また、取っておいた果皮を不織布の袋などに入れて軽く握りながら拭くという落とし方もあります。この落とし方だと、皮がポロポロになってカスが出たりするのを防ぐことができます。
これならお子さんと一緒に油性ペンの汚れを綺麗にすることもできます。グレープフルーツやオレンジ、レモンなどリモネンを含むほとんどの柑橘類の果皮で油性ペン汚れを落とすことができます。ただ、みかんの皮などの薄いものよりはオレンジやグレープフルーツなど、ある程度厚みのある果皮の方が使いやすいです。
柑橘類の皮を使った落とし方の注意点
柑橘類の皮はとても身近で使い易いアイテムです。しかし、この落とし方では一部のプラスチックを溶かしたり、水分を吸着し易い白木などの素材では黄色く変色してしまったりすることがあるので注意が必要です。
また、布製品などにも黄色く色移りしてしまったりするので、柑橘類の皮を使った落とし方は使用しない方が良いでしょう。使える素材が限られる落とし方ですが、窓ガラスや床などであれば、気軽に使用できるものと言えます。
また、リモネンには光毒性がありますので、リモネンが皮膚についた状態で長時間日光を浴びると、かぶれの原因になってしまいます。使用後はしっかりと手を洗い、リモネンを洗い流すようにしましょう。
また、布製品などにも黄色く色移りしてしまったりするので、柑橘類の皮を使った落とし方は使用しない方が良いでしょう。使える素材が限られる落とし方ですが、窓ガラスや床などであれば、気軽に使用できるものと言えます。
また、リモネンには光毒性がありますので、リモネンが皮膚についた状態で長時間日光を浴びると、かぶれの原因になってしまいます。使用後はしっかりと手を洗い、リモネンを洗い流すようにしましょう。
また、柑橘類の皮を使った油性ペンの落とし方について、どんな柑橘類の皮でも落とすことができるのか実験しているサイトがあるので、参考になさってください。
灰
タバコの灰やお線香の灰を使った落とし方もあります。タバコの灰やお線香の灰は非常に粒子が細かいので、研磨剤の働きをします。また、灰には炭酸カリウムという成分が含まれており、これは油性ペンなどのインク汚れに非常に効果のある成分です。落とし方は、油性ペン汚れに灰をふりかけ、水で濡らした布やティッシュなどで綺麗に拭き取るという簡単な方法です。
ただしこの油性ペンの落とし方は、間違って子供が口に入れてしまったりする危険のある場所や、灰の色がついてしまうような素材に使用するのは避けましょう。
ただしこの油性ペンの落とし方は、間違って子供が口に入れてしまったりする危険のある場所や、灰の色がついてしまうような素材に使用するのは避けましょう。
書いてしまった油性ペンを落とせないもの

いろいろな溶剤などを使って、油性ペンの落とし方を見てきましたが、残念ながら油性ペン汚れを落とすことができない素材もあります。以下に挙げるものは、油性ペンの汚れや書き損じを落とすことは難しいので覚えておくと良いでしょう。
紙

言わずもがなですが、そもそも油性ペンは紙や布に書くことを想定して作られたもの。さらに、書いたものが消えたりしないというのが油性ペンの最大の特徴です。紙の場合は油性ペンのインクが紙に染み込んでしまいます。よって残念ながら、紙に書いた油性ペンの落とし方はありません。
ゴム
初回公開日:2017年11月02日
記載されている内容は2017年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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