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ナイロンとポリエステルの特徴や違い|素材別製品比較6選

更新日:2025年03月05日

ナイロンとポリエステル、同じ合成樹脂で両者ともに衣服、水着、カーペットなどの繊維製品の素材として知られた名前ですが、ナイロンとポリエステルそれぞれにどのように違いがあり、どのような特徴があるのかを調べてみましょう。素材自体の違いに関しても詳しくご紹介します。

ナイロンとポリエステル、同じ合成樹脂で両者ともに衣服、水着、カーペットなどの繊維製品の素材として知られた名前ですが、ナイロンとポリエステルそれぞれにどのように違いがあり、どのような特徴があるのかを調べてみましょう。素材自体の違いに関しても詳しくご紹介します。
製品別にナイロンとポリエステルの違い・比較についてご紹介していきます。

繊維素材として有名なポリエステルとナイロンですが、例えばペットボトルはポリエステルの一種を使ったのボトルですし、歯ブラシの毛はほとんどがナイロン製です。3Dプリンター用のフィラメントにもポリエステルやナイロンが使われたりもしているので、いろんな製品に使われているのです。

1:衣服

ナイロンやポリエステルが衣類に使われてる場合ですが、パッと見た感じだけでは、そこまで違いは分かりません。衣類の吸湿性としては、ナイロンは少し吸湿性がありますが、ポリエステルはほとんどありません。吸水性に関しては両者ともほとんど無いといっても良いでしょう。

2:バッグ

耐久性・耐摩耗性が高い・軽量である・汚れが落ちやすくメンテナンスが楽などが挙げられる、ナイロン製のビジネスバッグ素材が主流になっています。また、ビジネスバッグの中でもオシャレや機能性を重視したものには、ポリエステル素材が多く使われています。

3:リュック

水や汚れを弾くリュクサック(バックパック)にも、ナイロンやポリエステルが多く用いられています。ナイロン生地にしてもポリエステル生地にしても防水材や防汚剤が添加されていたり、塗布されていたりします。

生地の性質としてナイロンもポリエステルも耐久性には大きく差がないので、ナイロンは伸びや引っ張りの強さ、ポリエステルは耐熱性や変形のしにくさという特性を意識して選ぶのが良いでしょう。

4:水着

ナイロンは伸びがよく肌触りが柔らかい、ポリエステルは速乾性や撥水性がよいという特徴が現れます。特にポリエステルは着色がしにくく色落ちがしやすいことも考慮して気に入ったものを選びましょう。

5:カーペット

カーペットの場合はポリエステルの素材を使ったものが多く、価格帯も安く仕上がり、無駄毛がほとんど出ないので人気です。ナイロンの場合だと染色するのが難しいため、値段が少し高めになってしまいます。ハリやコシもあまり無いので、触り心地としてもポリエステルの方がいいでしょう。

6:ブラシ

ブラシは、一般的にはナイロン毛の物が多いですが、PBT(ポリブチレンテレフタレート=ポリエステルの一種)という素材を使用しているものもあります。ポリエステルの一種でもあるポリブチレンテレフタレートという素材は、ナイロン素材に比べて約4倍程度長持ちすると言われています。

それぞれに長所・短所がある

ナイロンとポリエステルどちらを選ぶかというのは、とても難しい問題です。衣類にせよ製品にせよ素材で選ぶのではなく、気に入ったものを選び、素材の特性をよく知ることによって、使用方法や手入れの方法に気をつけることが一番の方法です。繊維の知識を少し身に付け、より良いライフスタイルを作っていきましょう。

身の回りの製品の素材に目を向けてみよう

初回公開日:2017年09月05日

記載されている内容は2017年09月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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