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洗濯での血液汚れの落とし方|洗剤/重曹/状況別/素材別

更新日:2025年03月05日

一回の洗濯では落としきれない血液汚れですが、つけ置きや話題の洗剤を使った面白い方法などをご紹介していきます。洗濯の前にひと手間加えるだけでこびりついた血液も簡単に落ちて、お気に入りの洋服をまた着れるようになります。洗濯のコツとアイテムのご紹介です。

洗濯での血液汚れの落とし方|洗剤/重曹/状況別/素材別

洗濯での血液汚れのおとしかた

マジックリン

お風呂掃除以外にも使えるのがマジックリンです。血液に含まれるたんぱく質をプロテアーゼという成分が分解します。アルカリ性なのでパワーも強力です。

シミの部分にマジックリンをかけた後冷水で揉み洗いをします。頑固な汚れには10分つけおきすると効果的です。それでも落ちない場合は、液体系酸素漂白剤を直接塗って10分つけおきして洗濯機で洗うと効果的でしょう。

洗剤

比較的新しい血液汚れならいつもの洗剤で落とせます。3~5リットルの水に普段投入している量の洗剤を溶かした洗剤液をつくり、その中でつけおきをします。この際の注意点は、使用する水の温度と色落ちです。

濃い色の衣服は色落ちしてしまう可能性がありますので、一度表示タグや目立たないところで試してから行いましょう。また、たんぱく質は高い温度によって固まって落ちにくくなりますので暖かい残り湯ではやめましょう。

重曹

軽く水洗いしてから重曹を溶かした水に血液が付いたものをつけおきします。この時に、血液で汚れた部分を固形せっけんで数回撫でておくと、汚れを吸着して浮き上がりやすくなります。

時間がったった後に、再度石鹸などを使って水で手洗いをするか、汚れが広がったものでなければ他のものと一緒に洗濯機で洗濯して下さい。

染み抜き

時間がたったシミは、洗濯では簡単に落とすことはできません。それでも、気づかなかったシミが出てきたり、手間がかかるのでは困る場面も多いことでしょう。色々なタイプのシミに適応できる商品を見つけましたのでご紹介します。お値段も手ごろなので検討してみて下さい。

アルカリ

血液の主成分は「タンパク質」です。タンパク質は、アルカリ性に弱くセスキ炭酸ソーダのようなアルカリ剤を溶かした液体につけおきすると血液が抜け落ち、洗濯洗剤で洗う事でほぼ完全に落とすことが出来ます。この際、熱湯などを使用しますとタンパク質が布に固まり逆効果となりますので、必ず水で洗うようにしましょう。

アンモニア

アンモニアに含まれるアンモニウムは、タンパク質を分解させる効果があります。皮脂の汗ジミや血液といった人間から出る汚れを落とすのに便利なアイテムです。また、ワイン等の色素が強いものを分解する力を持っています。

アンモニア水を少量と同じ量の水を容器の中で混ぜこみます。当て布をした血液ジミの箇所に歯ブラシや綿棒を使って溶液をしみこませて、軽くたたいて血液をタオルに移します。これを数回繰り返してください。揮発性がが高く仕上げの水洗いは不要です。アンモニア水を使用する際は必ず換気やゴム手袋の着用などをするようにしましょう。

オキシクリーン

SNSやテレビや雑誌で話題のオキシクリーンですが、オキシ漬けが気になる人も多いでしょう。ぬるめのお湯が4リットルに対して、付属のキャップ1杯分で30分の漬け込みをして下さい。先述した通り、血液汚れを洗濯するのに温度が高いものを使用することはあまりお勧めできません。

しかし、オキシクリーンが高温で使用した方が効果が高いこと、温度についても30度以下ならば血液の反応が遅い場合はぬるめのお湯を使用するのがいいでしょう。

クエン酸

自然派洗濯をしている人の中には重曹やセスキと同じくらいクエン酸の効果が気になることでしょう。結論から申しますと、あまり効果がないとみていいでしょう。重曹で他の洗濯洗剤と混ぜ合わせて効果を倍増させるなどの効果があります。

しかしクエン酸は、お風呂の水垢や黒ずみなどを分解する方が得意な成分で出来ています。アルカリ性ではないので、この場合の洗濯方法としてはあまり役には立たないでしょう。

オキシドール

台所用洗剤と水、オキシドールを1:1:1の割合で(スプーン大さじ1杯)で混ぜ合わせます。血液が付いたものの下にタオルを添えて歯ブラシを使って軽くたたき落とします。ある程度の血液が落ちたら後は通常の洗剤を使って洗濯をしてください。汚れがひどい場合はオキシドールを2~3倍にしてしてみて下さい。
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初回公開日:2017年09月15日

記載されている内容は2017年09月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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