タオルケットの洗濯方法・ほこりやダニは取れるか・注意点
更新日:2020年08月28日
タオルケットの洗濯方法
タオルケットは1年中と長い間使う機会があるものですが、長く洗濯しないでいるとしなっとなってしまったり汗の臭いがすることがあります。タオルケットといえばタオルの肌触りが気持ちよいものですが、こうなってしまうとせっかくの肌触りが台無しです。
そんなタオルケットをどのように洗濯すればよいのか、どのくらいの頻度で洗濯した方がよいのかなど、ご紹介します。
洗濯頻度
人間は寝ている間、どのくらい汗をかいているかご存知ですか?とくに暑い夜などの場合には、1晩で500〜1000mlもの汗をかいているそうです。それを寝具が、タオルケットが吸いとってくれているわけです。
タオルケットの洗濯の頻度は、よく汗をかく暑い夏の季節の場合には1週間~2週間に1度程度、冬であっても2週間~4週間に1度程度は敷きパッドやシーツとともに、洗濯した方がよいといわれています。
夏
夏の間は、タオルケットを1枚かけただけで寝ている、という方も多いでしょう。その分、肌の接触が多く、皮脂やフケなどの汚れがタオルケットにはたまってしまっています。これらはダニなどの温床となることがあるため、とくに夏の暑い時期にはタオルケットをはじめとした寝具の洗濯も冬よりも頻繁に行った方がよいでしょう。
ネット
タオルケットを洗濯するときは、洗濯ネットに入れて行います。このとき、洗濯機の説明書をよく確認してみてください。たまにですが、中にはネットを使用しないでくださいと明記されているような洗濯機もありますので注意する必要があります。
ネットに入れるときには、タオルケットの汚れた面を外側になるようにして屏風のように折って入れます。くるくると巻いてしまうという方法もあります。このとき、汚れた部分を見つけた場合には直接洗濯用の洗剤をつけて軽く叩いておきましょう。20分程度つけ置きしてから洗うのも効果があります。
洗剤
洗剤はコレでないとダメ、というようなものはありませんが分量には気をつけてください。汚れを落としたいからと、表示以上に洗剤を入れてしまうのは逆効果です。洗剤の量は水の容量に対して適量に、そして汚れた部分は洗濯機の下の方にいくようにして入れて洗濯します。
漂白剤
タオルケットの洗濯に漂白剤を使用する場合のメリットは、黄ばみや中々とれなくなってしまった汗の臭いなどをとることが出来ることにあります。もしも染みなどが出来てしまったり、臭いが気になる場合には漂白剤で洗ってみるとよいでしょう。
しかしデメリットもあり、タオルケットの生地を傷めてしまいます。いつも漂白剤を入れて洗濯するのではなく、気になるときだけ漂白剤を使うようにした方がタオルケットの肌触りも長持ちするでしょう。
柔軟剤
タオルケットを洗濯するときに柔軟剤をつかうと、繊維がやわらかくなり肌触りが良くなってふかふかで気持ちよくなります。このため、毎回柔軟剤を入れてタオルケットを洗っているという方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし漂白剤と同じようにデメリットがあります。何度も使っていたり柔軟剤の量が多いと、タオルケットの吸水性を損ねてしまいます。柔軟剤も適量入れるようにして、使いすぎないように注意しましょう。
タオルケットの洗濯効果
ほこり
タオルケットも使いはじめたばかりのものや、ものによってはほこりがたくさん出てくるものがあります。粘着テープのコロコロをしてから洗濯するなどすれば洗濯の後でタオルケットにほこりが残っているようなことも少なくなりますし、洗濯前とあとにしっかり振ることでもほこりを落とすことが出来ます。
タオルケットには思いのほかほこりがたまっているものですから、よく振ってみてください。
ダニ
毛布や厚いタオルケットでも、家庭用洗濯機での洗濯だけでも50%程度のダニは除去できるといわれています。これだけでもダニアレルゲンとなるものは除去されますが、さらに完璧にダニ対策をしたいならば、干すのではなく乾燥機で乾かしてしまいましょう。
乾燥機を使うと、ダニはほぼ死滅させることが出来ます。死骸が残っていますので、その後でよくはたいたりする必要があります。
カビ
タオルケットを洗濯する際に漂白剤をつかえば、カビなどはとり去ることが出来ます。その際は洗濯槽内部のカビがうつったりしないように、洗濯槽のカビとりもしておいた方がよいでしょう。
黒い染み状になってしまったカビは、すでに繊維の中に根をはっているため漂白剤を使用しても色が落ちることがありません。そんなときはクリーニング店に持ち込んで黒い染みを落とすことは出来ますが、価格が高価になるためタオルケットでそこまでするかどうかは難しいところです。
タオルケットを洗濯する時の注意点
タオルケットを洗濯するときは、まず洗濯マークをよく確認してみましょう。タライのようなものが描かれていれば水洗いokのしるしで、家庭で洗濯できますよという意味になります。洗濯機マークの中に弱40などの文字が書かれていますが、これは弱水流で40度の温度までの水で洗えますよ、という表示になります。
最近は洗濯マークの表示が新しくなりました。タオルケットを洗濯する際は、よく表示を見てみてください。
容量
洗濯機の水の容量は、余裕をもって洗えるように多めに設定しておきましょう。ギリギリにしてしまうと、ほこりやクズなどがタオルケットに付着したままになってしまうことがあります。多めの容量で洗い、そして汚れた面は下にしておくのがよりきれいに洗濯するためのコツになります。
毛羽立ち
何度も洗濯を繰り返せば、毛羽立ちは避けられないものになってきます。とくにドラム式洗濯機はたたき洗いのため、従来の洗濯機よりも毛羽立ちしやすいようです。なるべく毛羽立ちさせないためには、衣類などと一緒に洗わないことやドライモードで洗うこと、さらに柔軟剤の使用を少なめかつ頻度を少なめにするとよいでしょう。
毛玉
タオルケットはその繊維の質から、毛玉が出来やすいものがあります。とくに新品は毛玉が出来やすいので、面倒でもそれだけを単独で洗ったりすることを繰り返していれば落ち着いていきます。
繊維が擦れたりすることでも毛玉の原因になりますので、洗濯ネットに入れること、出来れば大きめの洗濯ネットや毛布用の洗濯ネット、ドーナツ型の洗濯用ネットを使うことも効果的でしょう。
タオルケットの干し方
ものによっては、陰干しや日陰干しを推奨しているものがあります。干すときもやはり、洗濯マークの表示は確認した方がよいでしょう。
タオルケットは厚いものもあり、なかなか乾燥させにくい場合がありますがダニやカビの原因になることもありますので、しっかり乾燥させる必要があります。干すときは物干し棒を2本つかうM字型の干し方や、ハンガーを使ってAの形にして干すなどした方が早めに乾きます。
ダニ対策には乾燥機を
天日干しでは、ダニを死滅させることは出来ません。しかし乾燥機を使うと、熱に弱いダニは30分~1時間程度で死滅させることが出来ます。ダニが気になるときは、一度洗濯をして乾燥機に入れたあと、掃除機などで死骸をすいとったりよく叩き落してからもう一度洗濯しなおす、なども効果があります。
タオルケットはタオルだと思って
とくに夏になるとタオルケットだけをかけて寝ている方も多いことでしょう。肌に多く接している分、それだけタオルケットは汚れてしまっています。バスタオルは2~3日に1度洗っているという方は多いでしょうが、タオルケットは1か月は洗っていないという方もいらっしゃいます。
バスタオルほどでなくても、タオルケットは寝具の中では汚れやすいものですのでもっと頻繁に洗う必要があるのです。
きれいに洗いあがったタオルケットはふかふかでよい匂いがする気持ちのよいものです。寝るときに快眠出来るように、正しい洗濯方法で洗いましょう。
初回公開日:2017年09月11日
記載されている内容は2017年09月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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