掛け布団の洗濯方法・掛け布団の素材別洗濯時のポイント
更新日:2025年03月05日

掛け布団の洗濯で一番重要なのが乾燥です。乾燥が不十分で掛け布団の中に水分が残ってしまうと、カビが生える、ダニの繁殖、嫌なにおいの発生などのトラブルを引き起こします。できるだけ早く、中までしっかり乾燥させることを心がけましょう。目安としてはおよそ48時間以内に完全に乾燥させると良いでしょう。
もう十分乾燥できたと思っても中には水分が残っていることがあります。天気の良い晴れた日に天日干ししましょう。冬の寒い時期には、午後の暖かい時間を利用して乾燥します。
もう十分乾燥できたと思っても中には水分が残っていることがあります。天気の良い晴れた日に天日干ししましょう。冬の寒い時期には、午後の暖かい時間を利用して乾燥します。
乾燥機にかけてもいいの?
コインランドリーには大型の布団用乾燥機が置いてあります。乾燥機内では高速で布団を回転させ、そこに熱風を当てて乾燥させます。
キルティング加工されていない掛け布団は、回転することにより中の綿が寄ってしまうので、乾燥機にかける前に掛布団を丸めてひもで縛っておくと良いでしょう。1時間程度回せば中まで乾燥させることができますが、ひもで縛っている場合はまず30分回していったん取り出し、ひもをほどいてからまた30分ほど回しましょう。
キルティング加工されていない掛け布団は、回転することにより中の綿が寄ってしまうので、乾燥機にかける前に掛布団を丸めてひもで縛っておくと良いでしょう。1時間程度回せば中まで乾燥させることができますが、ひもで縛っている場合はまず30分回していったん取り出し、ひもをほどいてからまた30分ほど回しましょう。
羽毛は乾燥機にかけられる?
羽毛素材の掛け布団はとてもデリケートです。羽毛の羽軸が濡れて乾かないと羽毛が腐り、においの原因になりますので、完全に乾くまで乾燥しましょう。ただしコインランドリーの高温による乾燥を長時間行うと羽毛が傷んでしまいます。また熱がこもり発火の危険性がありますので、短時間の乾燥にとどめるか、外で天日干しにしましょう。
乾燥機が使えない時はどうする?
乾燥機にかけず自然乾燥にて乾かす場合は、まず脱水後にタオルである程度水分を取り除いておき、その後外干しします。洗濯前に数日間の天気をチェックし、晴天の続く日を確認するのを忘れないようにしましょう。
掛け布団が濡れた状態で竿などにかけると中の綿が寄ってしまうので、広げて天日干しするのが理想ですが、広いスペースが確保できない時は綿が寄らないように定期的に布団の向きを変えると良いでしょう。
掛け布団が濡れた状態で竿などにかけると中の綿が寄ってしまうので、広げて天日干しするのが理想ですが、広いスペースが確保できない時は綿が寄らないように定期的に布団の向きを変えると良いでしょう。
掛け布団の素材別洗濯方法の違い

掛け布団と言っても色々な素材があります。それぞれの素材によって洗濯方法はどのように変わるのでしょうか。掛け布団の洗濯をするときは、洗濯表示をしっかり確認するのを忘れないようにしてください。
ポリエステル
ポリエステル素材の掛け布団は洗濯に適しています。ポリエステルは吸湿性が低く、短時間で乾燥するため自宅でも気軽に洗濯することができます。熱にも強い素材なので、乾燥機やアイロンがけをしても収縮することはありません。
洗濯可能な布団はポリエステル素材のものがほとんどです。小さい子供がいる家庭や、室内でペットを飼っている家庭はポリエステルの布団を選ぶことをします。
洗濯可能な布団はポリエステル素材のものがほとんどです。小さい子供がいる家庭や、室内でペットを飼っている家庭はポリエステルの布団を選ぶことをします。
羊毛
羊毛素材の掛け布団は自分で洗うのには適していません。クリーニングに出すのが良いでしょう。
羊毛の表面スケールというもので覆われており、このスケールは水に濡れ、衝撃が加わると絡み合い収縮します。収縮を防ぐためには、洗濯機やコインランドリーでの洗濯は避け、浴槽での踏み洗いにすると良いです。ただし、羊毛の掛け布団は密度が低いため、洗うと薄くなることがあります。気になる方はやはりクリーニングにお任せしましょう。
羊毛の表面スケールというもので覆われており、このスケールは水に濡れ、衝撃が加わると絡み合い収縮します。収縮を防ぐためには、洗濯機やコインランドリーでの洗濯は避け、浴槽での踏み洗いにすると良いです。ただし、羊毛の掛け布団は密度が低いため、洗うと薄くなることがあります。気になる方はやはりクリーニングにお任せしましょう。
羽毛
羽毛素材の掛け布団は軽くて暖かく快適な睡眠をサポートしてくれますが、大変デリケートです。自分で洗濯することは避け、クリーニングに出すのがです。
羽毛掛け布団を自分で洗う場合は、まず洗濯表示を確認してください。撥水加工された羽毛であれば洗濯することが可能です。そしてキルティング加工されていることも確認してください。キルティング加工されていない掛け布団は、中の羽毛が寄ってしまうため洗濯はできません。他の素材と同様に、浴槽で優しく踏み洗いしましょう。
羽毛掛け布団を自分で洗う場合は、まず洗濯表示を確認してください。撥水加工された羽毛であれば洗濯することが可能です。そしてキルティング加工されていることも確認してください。キルティング加工されていない掛け布団は、中の羽毛が寄ってしまうため洗濯はできません。他の素材と同様に、浴槽で優しく踏み洗いしましょう。
混在
ポリエステル混在の掛け布団は自分で洗濯することができます。混在している素材が綿なのか、ウールなのかで変わりますが、ポリエステルは洗濯に適している素材であり、洗濯してもほとんど縮みません。ただし、何度も繰り返し洗濯することで少しずつ収縮していきますので、気になる方は自宅での洗濯は控えましょう。
ウール
ウール素材の掛け布団を自分で洗濯するのは難しいでしょう。クリーニングに出すのが最善です。どうしても自分で洗いたい場合は洗濯表示を確認して、手洗い可能であれば浴槽での踏み洗いをすることができます。踏み洗い後に脱水し、天日干しをすると良いでしょう。
初回公開日:2017年09月12日
記載されている内容は2017年09月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。