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手洗いで洗濯しよう!30の洗い方・洗剤選び・脱水方法

更新日:2025年03月05日

大切な洋服を洗濯機で洗ったら、縮んでしまったり、型崩れが起こって着られなくなってしまったなんて経験はありませんか?洋服へのそんなダメージを防ぐには手洗いが最適です。ここでは手洗いのメリットやコツ、手洗い30の衣類を含めた基本的な洗い方などをご紹介します。

大切な洋服を洗濯機で洗ったら、縮んでしまったり、型崩れが起こって着られなくなってしまったなんて経験はありませんか?洋服へのそんなダメージを防ぐには手洗いが最適です。ここでは手洗いのメリットやコツ、手洗い30の衣類を含めた基本的な洗い方などをご紹介します。

洗剤の使用量を守る

汚れやニオイをしっかり落としたいからと、つい規定量よりも多く洗剤を投入したくなりますが、水の量に対して洗剤が溶ける量は決まっています。溶ける量よりも多く洗剤を入れてしまうと、すすぎの回数が増えますし、洗剤が衣類の繊維に残りやすく、お肌のトラブルの元になることもあります。規定量は洗浄力が高い量なので、洗剤に記載されている量をしっかり守って使用することが大切です。

手洗いで洗濯するコツは?

以下に手洗いのコツを載せましたので、ぜひ参考にしてみてください。この7つを押さえておけば、手洗いでも失敗せず、上手に洗濯できます。

・手洗いする前に衣類の内側についている洗濯絵表示や品質表示を確認する。
・手洗いの基本は押し洗い。素材や用途によって他の手洗い方法を用いたり、組み合わせたりする。
・手洗いでは1度に1着ずつ洗う。
・素材や色、汚れに応じて洗剤を使いわける。
・衣類のシミや汚れをきれいに落としたい場合は、汚れている面が表側になるようにする。シミや汚れのないときは、生地が傷まないように裏返して洗う。
・衣類に適した温度で洗い、すすぎもなるべく洗い時と同じ温度で行う。
・脱水はできるだけ短時間で済ませる。

手洗い30の衣類の洗い方

洗おうと思った服の洗濯絵表示に、「手洗い30」のマークが記されていると、洗濯機で洗うべきなのか、それとも手洗いするべきなのか、と悩むことがあるのではないでしょうか。

手洗い30の衣類は、最近の洗濯機ならば洗濯ネットに入れて、「手洗いコース」や「ドライコース」、「おうちクリーニングコース」などの優しく洗えるコースでも洗うことが可能です。しかし、洗濯機での洗濯は手洗いに比べると、縮みや型崩れ、色落ちなどの発生率が高くなります。この表示のついた衣類は特にデリケートなものなので、やはり表記どおり手洗いでの洗濯がおすすめです。

ここでは「手洗い30」のマークの意味、洗い方、洗うときの注意点などをご紹介します。

手洗い30とは?

ニット類やデリケート素材の洋服のタグにたびたび表示されている「手洗い30」のマーク。このマークの意味をご存知ですか?「手洗い30」は、弱い手洗いが可能であり、適温は30度を限度とするということを表しています。

この「手洗い30」マークにプラス「中性」という文字が記されている場合は、おしゃれ着用の中性洗剤を使いましょう。

洗い方

「手洗い30」の衣類はデリケートなので、「押し洗い」や「ふり洗い」、「つけこみ洗い」が適しています。汚れがひどい場合は、つけおき洗いと押し洗いを組み合わせて洗うといいでしょう。手洗いの基本「押し洗い」をはじめ、「ふり洗い」と「つけこみ洗い」の3種類の手順をご紹介します。

手洗い30の押し洗いの手順

押し洗いは、セーターなどの厚手でかさのある衣類を手洗いするのに向いています。

1)洗濯液を作る

洗面台のシンクに水を溜め、洗剤のパッケージ裏に記載されている規定量を参考にしながら、洗剤を入れて溶かします。

適温は30度が限度ですので、それ以上の温度にならないように気をつけましょう。ボイラーや湯沸かし器で水温設定ができる場合は、30度に温度設定します。そのような機能がなければ、湯温計を使用したり、水に手をつけてぬるい、冷たいなど、温度が感じられない温度であるか確かめます。

2)服を入れて押し洗いする

洋服を裏返しにし、洗面台のシンクに入る大きさになるよう軽く畳みます。畳んだ服を洗濯液の中に入れ、優しく手早くを意識しながら、押して放してを20〜30回繰り返します。洗い時間の目安は5分以内としてください。

3)手で軽く押して洗濯液を出す

洗い終わったら洋服を手で軽く押して、衣類に含まれた洗濯液を出します。

4)すすぐ

洗濯液を捨てて、シンクを軽く洗い流してから新しく水を張ります。縮みを防ぐためにも、できれば洗剤で洗ったときと同じ温度の水を使用した方が望ましいです。泡が出なくなるまで、優しく押し洗いをしながらすすぎます。これを2〜3回繰り返し行いましょう。

泡が酷く、切れが悪くてどうしようもない場合は、洗濯機の脱水機能を使用しましょう。衣類へのダメージを最小限にとどめるために、洋服を軽く畳んで洗濯ネットに入れ、脱水時間は10〜15秒程度にします。洗濯機での脱水が完了したら、すすぎを行なってください。

また、柔軟剤で洋服をふんわり柔く仕上げたいときは、すすぎが終わった後に柔軟剤を水に溶かし入れて、3分程度衣類をつけておきます。

手洗い30のふり洗いの手順

ふり洗いは優しく洗える手洗い方法で、薄手のブラウスやシルクのスカーフなど、繊細でシワになりやすいものを洗うときにおすすめです。

1)洗濯液を作る

洗面台のシンクに水を溜め、洗剤のパッケージ裏に記載されている規定量を参考にしながら、洗剤を入れて溶かします。水温は30度を限度とします。

2)洗濯液に衣類を浸す

衣類の両端をつまんで、洗濯液に浸します。なるべく肩の縫い目のような強度がある部分をつまむことをおすすめします。

3)洗濯液の中で素早く振るように洗う

浸した衣類両端をつまんで、洗濯液の中で軽く、素早く振るように洗います。

4)すすぐ

洗濯液を捨ててシンクを軽く洗い流してから、新しく水を張ります。縮みを防ぐためにも、できれば洗剤で洗ったときと同じ温度の水を使用するのが望ましいです。すすぎは洗剤で洗ったときと同じように、水の中で軽く、素早く振るようにしてすすぎます。水をかえて2回くらいすすげば十分です。

手洗い30のつけこみ洗いの手順

つけこみ洗いは、軽い汚れのセーター類や、型崩れが心配な衣類を手洗いするのに適しています。

1)洗濯液を作る

洗面台のシンクに水を溜め、洗剤のパッケージ裏に記載されている規定量を参考にしながら、洗剤を入れて溶かします。水温は30度を限度とします。

2)衣類を畳んで洗濯液に入れる

汚れた部分が表になるようにして衣類を畳み、洗濯液に入れます。

3)15〜20分ほど洗濯液につける

衣類を洗濯液に入れたら、そのまま15〜20分ほど置いておきます。このとき上から押したり、揉んだりする必要はありません。動かさずにそのままにしておきましょう。

4)衣類から洗濯液を押し出す

洗濯液を流し捨て、衣類を上から軽くそっと押して洗濯液を出します。もしくは、バスタオルに挟んで軽く水分を取り去っても構いません。

5)水を替えて1分ほどつける

シンクを軽く洗い流してから、新しく水を張ります。縮みを防ぐためにも、できれば洗剤で洗ったときと同じ温度の水を使用しましょう。その水に衣類を沈めて、1分ほどつけておきます。

6)もう一度水を替えてつける

水を流し捨て、再度水を張ります。このときも使用する水の温度に注意しましょう。新しく張り替えた水に衣類を入れ、再び1分ほど沈めておきます。

手洗い30の衣類を1度に何着も洗いたいときは?

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初回公開日:2017年10月29日

記載されている内容は2017年10月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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