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手洗いで洗濯しよう!30の洗い方・洗剤選び・脱水方法

初回公開日:2017年10月29日

更新日:2020年03月03日

記載されている内容は2017年10月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

大切な洋服を洗濯機で洗ったら、縮んでしまったり、型崩れが起こって着られなくなってしまったなんて経験はありませんか?洋服へのそんなダメージを防ぐには手洗いが最適です。ここでは手洗いのメリットやコツ、手洗い30の衣類を含めた基本的な洗い方などをご紹介します。

手洗いで洗濯しよう!30の洗い方・洗剤選び・脱水方法

洗濯機を使わずに上手に手洗いする方法とは?

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お気に入りの洋服を洗濯機で洗ったら、型崩れを起こしてしまったり、色落ちしてしまったり、ビーズの飾りが取れてしまった、なんて経験をされたことがあるのではないでしょうか。さらには汚れやシミがちゃんと落ちていなかった、なんてこともありませんか。

だからと言って、毎回クリーニングに出せば出費がかさんでしまいますし、シャツやニット1枚だけをクリーニングへ持っていくのは気が引けてしまいます。

デリケートな素材でできた服や大切な服、とはいえクリーニングに出すほどでもないものは、自分で手洗いしてみましょう。手洗いと聞くと、「大変そう」とか「時間がかかりそう」というイメージがありますが、手洗いの基本を押さえてコツをつかめば、洗濯機で洗うよりも満足できる結果を得ることができます。

そこで今回は、手洗いの種類や手順をはじめ、手洗いのメリットやコツ、洗剤の選び方や脱水方法、また手洗い30表示のある衣類の手洗い方法などをご紹介していきます。

手洗いで洗濯するメリットは?

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手洗いでの洗濯というと、洗濯板でゴシゴシ洗い、時間がかかる重労働というイメージを抱く方が多いのではないでしょうか。しかし、それはもう昔のことです。現代の洗剤は洗浄力が高いので、ゴシゴシ洗わなくても汗や汚れは分解され、すすぎもさっと2〜3回で済みます。

手洗いは、デリケートな服や大切な衣類を洗うだけではなく、汚れがひどいものや、色移りしやすいもの、小物を洗うときにも便利で、短時間で効率的に洗濯することができます。ここでは洗濯機での洗濯では得られない、手洗いならではのメリットをご紹介します。

洗濯機で洗うより汚れ落ちがいい

洗濯機での洗濯は、たくさんの洗濯物を一度に洗うので、洗濯後に汚れやシミが落ちていないということがあります。一方、手洗いだと1着ずつ丁寧に洗えるので、汚れた部分にピンポイントで働きかけることが可能です。洗濯機で洗う前に、予洗いとして手洗いすれば、洗濯機だけでは落としにくい頑固な汚れも、きれいに落とすことができます。

衣類の生地を傷めにくい

どんなに高価な洋服や、優れた技術で作られた洋服でも、着ているうちに伸びたり、こすれたりとダメージを受けてしまいます。しかし、衣類の傷みの一番の原因は、実は洗濯機での洗濯による引っ張りや摩擦です。

手洗いでの洗濯は、その衣類に最適な洗い方を選択でき、自分で洗い方をコントロールできるので、衣類への負担やダメージを軽減することができます。また、手洗いだと1点ずつ洗えるので、衣類同士がこすれたり、絡まって引っ張り合ってしまうこともないので、洋服を長持ちさせることができます。

洗濯物が溜まらない

汗をかいたシャツなどを数日放置しておくと、汗ジミやニオイの原因となってしまいます。着た後すぐに手洗いでさっと洗えば、洗濯物は溜まりませんし、衛生的です。お気に入りの洋服を長持ちさせたいなら、着たらすぐ手洗いすることをおすすめします。

お金を節約できる

手洗いでの洗濯は、洗濯機で洗うよりも水の使用量が少量で済み、電気も必要としないので、水と電気の両方を節約できます。また、クリーニング費用を抑えることが可能です。お財布にも環境にも優しく、エコな暮らしを楽しむことができます。

手洗いした方がいいのはどんな衣類?

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最近の洗濯機には、手洗いコース、ドライコース、ソフトコース、デリケートコースなど、洗濯機のメーカーによって呼称は変わりますが、優しく洗えるコースがあります。この優しく洗えるコースというのは、ドラムをほとんど回さず運転するので、衣類にあまり負荷がかからないようになっています。

しかし、洗濯機で洗うと、どうしても機械の力が加わってしまいますし、1度に何枚も洗うので衣類同士の摩擦が起こり、洋服がダメージを受けてしまいます。デリケートな服や、お気に入りの服で長持ちさせたい場合は、自宅で手洗いするといいでしょう。

洗濯絵表示や品質表示をチェックする

手洗いを始める前に、洋服の内側にある洗濯絵表示と品質表示のタグを必ずチェックしましょう。これを見れば、その服が手洗い可能かどうかを見極めることができます。「手洗イ」と表記されていたり、洗濯桶に水が張ってある絵や、水を張った洗濯桶に手を入れている絵があれば、手洗い可能です。

手洗いをおすすめする衣類

毛、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの素材は、洗濯機で洗うと縮む恐れがあるので、手洗いする方がいいでしょう。型崩れしやすい帽子や手袋、ブラジャーやストッキングなどの下着類、ニット・セーター・カーディガン、レースなどの繊細な衣類、ワンピースなどは手洗いが適しています。また、色移りしやすそうな衣類も手洗いするのがおすすめです。

手洗いを避けた方がいい衣類

絹、レーヨン、キュプラやアセート、その他混紡品、皮革、毛皮、ちりめんなどの強撚糸使いの生地、ベルベッドなど毛だおれするもの、色落ちするもの、和服・和装小物は手洗いできません。これらの素材でできた衣類は、クリーニングに出すことをおすすめします。

また、素材そのものは洗濯可能でも、ジャケットやコート、ネクタイなどのように芯地が入っていたり、特殊な装飾がついているもの、シワ加工やエンボス加工など特殊加工がしてあるものも、手洗いでの洗濯は避けた方がいいでしょう。

手洗いで洗濯する手順

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手洗いで上手に洗濯をする手順をご説明します。洗濯機での洗濯とは違い、手洗いには準備が必要なものがあるので、しっかり確認しておきましょう。

手洗いに必要なもの

1)桶、たらい、または洗面器など、お湯を張れるもの

お湯を張れるものであれば、洗面台のシンクや浴槽、ソフト素材のカゴなど、何でも構いません。底の深いバケツよりも、幅の広い大きめの洗面器のようなものの方が手洗いしやすいでしょう。

2)衣類の素材と状態に合わせた洗濯洗剤

汚れが酷いものは粉末洗剤、軽いものは液体洗剤、そしてデリケート素材の衣類にはおしゃれ着用などの中性洗剤を選びます。

3)洗濯ネット

洗濯機での脱水時に使用します。また、ビーズなどの装飾品や刺繍がしてある洋服は、洗濯ネットに入れてから手洗いすると安心です。

この3点の他に、お肌の弱い方や手荒れが気になる方は、ゴム手袋があると便利でしょう。

次に、手洗いでの手順をご紹介します。

1)襟元や袖口など、汚れが気になる箇所があればケアする

襟元や袖口などは汚れやすいので、手洗い前に確認しましょう。汚れが気になる箇所がある場合は、色落ちしないかどうか確認してから、その部分に直接洗剤をつけたり、水で濡らしたスポンジやブラシに洗剤や固形石けんを含ませて、ポンポンと軽く叩くようにします。こすると生地を傷めてしまうので注意しましょう。

2)洗濯液を作る

洗面台のシンクに手洗いしたい衣類が浸かるくらいの水、もしくはぬるま湯を溜めます。衣類の素材によって適温が違うので注意が必要です。洗濯絵表示や品質表示を見て確認しましょう。色落ちが心配な場合は、30度以下の水を使えば安心です。また、丈夫な衣類であれば、40度くらいのお湯で手洗いしても構いません。お湯で洗った方が汚れ落ちはよくなります。

最近では水温設定ができるボイラーや湯沸かし器が普及しているので、温度を設定してから洗濯液を作ると楽にできます。水温設定機能がない場合は、湯温計を使ったり、手で触れて熱くないかどうか確かめるといいでしょう。

洗剤の量は洗剤メーカーや水の量によって変わります。洗剤を入れすぎてしまうとすすぎに時間がかかりますし、洗剤をたくさん使ったからといって、よりきれいに洗えるわけでもありません。洗剤パッケージの裏に適切な量が記載されているので、それを参考に洗剤液を作りましょう。

3)手洗いの基本である押し洗いをする

手洗いの基本的な洗い方は押し洗いです。衣類の汚れている面が表になるようにし、洗面台のシンクに入る大きさに軽く畳みます。汚れが気にならない場合は裏返して畳み、衣類に与えるダメージを軽減します。

畳んだ衣類を洗濯桶に入れ、優しくゆっくりと手のひらで押し沈めます。押したら手を放し、衣類が浮いてきたらまた押し沈める、これを5分以内を目安として20〜30回ほど繰り返します。

強く揉んだり、ゴシゴシこすったりすると、衣類の生地を傷めてしまいます。衣類に洗濯液を通すように、「押し沈める」「浮かせる」の動作を繰り返して洗うのがコツです。汚れがひどい場合は、つけこみ洗いと押し洗いを組み合わせて洗うと効果的です。

4)すすぐ

洗い終わったら、衣類を手で軽く押して洗濯液を出します。洗濯液を流し捨ててシンクを軽く洗ってから、新しく水かぬるま湯を張ります。水温は洗い時と同じ温度が好ましいです。泡が出なくなるまで、押し洗いですすぎを2〜3回繰り返し行います。

もしすすぎ中に泡が気になるようでしたら、洗濯ネットに入れ、洗濯機で30秒ほど軽く脱水してからすすぐといいでしょう。柔軟剤で衣類をふんわり柔く仕上げたいという場合は、すすぎ後、水に柔軟剤を溶かし入れ、3分程度衣類をつけます。

手洗いで洗濯するときの脱水方法

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水を含んだ衣類を干すと、その重さによって服が伸びてしまいます。また、しっかり脱水されていない衣類は乾きが悪く、生乾きの原因となります。生乾きの状態で衣類を放置するとニオイが発生し、せっかく洗濯したものが台なしです。ですから、脱水は手洗いにおいて重要なポイントの一つと言えます。

すすぎを終えた服を手で軽く押したりして、衣類に含まれた水分を出します。洋服にダメージを与えてしまうので、間違っても雑巾のように絞ったりはしないようにしましょう。

手洗いでの脱水方法は以下の2とおりがあります。

洗濯機を使っての脱水方法

すすぎ終わった衣類を畳んだまま洗濯ネットに入れます。洗濯機の脱水機能を選択し、脱水時間を15~30秒ほどに設定します。最長でも1分までとします。細かい時間設定ができない場合は、1番短い時間に設定し、自分で時間を測るようにするといいでしょう。脱水の強弱を設定できる場合は、1番弱く設定しておきます。

脱水時間が長いと、衣類にシワがよったり、ヨレや型崩れを起こしたり、生地を傷めてしまいます。衣類から水が滴り落ちることがないような状態であれば問題ないので、状態を確かめながら脱水しましょう。

洗濯機を使わない脱水方法

洗濯機を使用しないで脱水する場合は、バスタオルを使って行います。バスタオルをテーブルなどの上に広げ、その上にすすぎ終わった衣類を、シワにならないよう広げて置きます。バスタオルに衣類を挟み、上から優しく押さえたり、軽くポンポンと叩いて、タオルに水分を吸収させます。衣類から水が滴り落ちなくなれば大丈夫です。

手洗い後の干し方

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脱水が終わったら形を整えます。衣類が日焼けしないよう、風通しのいい日陰に平干ししましょう。ちなみに、平干しは洋服を広げ、地面と平行な形で干すことをいいます。

市販の平干し用ネットもありますが、バスタオルの上に広げて干せば大丈夫です。特に重さがあり、伸縮性のある素材を使ったニット類は、ハンガーにかけると水分の重みで洋服が伸びてしまったり、ハンガーの跡がついてしまったりしますので、平干しすることをおすすめします。

衣類の重さが軽いものは、ハンガーに吊り下げて干しても大丈夫です。風通しのいい日陰に干しましょう。ただし、平干し表示がある場合は、その表示に従って干しましょう。

押し洗い以外の手洗い方法

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手洗い方法には、手洗いの基本である押し洗いの他にもさまざまな方法があります。素材や衣類の形状、状態によって向き・不向きがありますので、衣類や用途によって手洗い方法を変えたり、組み合わせたりし、より効果的・効率的に洗いましょう。

ふり洗い

ふり洗いは優しく洗える手洗い方法で、家庭で洗濯できる薄手のブラウスやシルクのスカーフなどのおしゃれ着、繊細でシワになりやすいものを洗うときに向いています。

衣類の両端をつまんで洗濯液に浸し、洗濯液の中で優しく、素早く振るように洗います。衣類を振って洗うことで洗濯液に動きをつけ、その動きを利用して汚れを落とします。生地を強くつかんで引っ張ったり、激しく振ったりすると、生地が伸びてしまう恐れがあるので注意が必要です。

アコーディオン洗い

アコーディオン洗いは、ブラウスやスカーフなどの薄い衣類を洗うのに適した方法です。

洗濯液の中に衣類を広げ、衣類を泳がせるように両手で寄せたり広げたりして洗います。その名称のように、アコーディオンを弾くような動きで汚れを落とします。

つけこみ洗い

つけこみ洗いは優しく洗える手洗い方法で、軽い汚れのセーターや、型崩れが心配な衣類を手洗いするのに適しています。また、古い汚れのついた衣類を洗うときにも用います。

衣類を洗濯液に入れたら、上から押したり揉んだりせず、そのまま15〜20分ほど動かさずに置いて、洗剤の洗浄力のみで汚れを落とします。汚れ落ちのムラができないように、生地に洗濯液を均等に含ませるのがコツです。

色柄物の衣類は、染色したときの状態によっては色落ちしてしまうことがあります。手洗い前に色落ちしないか、目立たない部分に洗剤をつけて確認しましょう。また、濃淡に配色されている衣類は、濃色部から淡色部や白色部に染料が流れ出して、色が泣き出したように見える色泣きの原因となりますので、つけこみ洗いは絶対に避けましょう。

つかみ洗い

つかみ洗いはセーターの袖や襟など、厚手でかさのあるものの部分汚れを洗うときに便利な手洗い方法です。洗濯液に浸した衣類の袖口や襟など、汚れている部分を握ったり離したりを繰り返しながら洗います。

もみ洗い

もみ洗いはその名のとおり、衣類を揉むようにして洗います。泥で汚れた靴下、袖や襟の汗ジミ、食べ物のシミなど、汚れがひどいときに適した手洗い方法です。

洗濯液に浸した衣類の汚れがひどい部分やシミなどを、拇指球と呼ばれる親指の付け根の膨らんだ部分を使って、揉むようにして洗います。生地をこすり合わせて洗うとダメージを与えてしまうので、こすり合わせないように注意しましょう。

たたき洗い

たたき洗いは、こすると生地や繊維にダメージを与えたり、縮ませたりするものの部分汚れを落とすのに向いています。 ダウンジャケットの袖口や襟の汚れを落とすには、この方法が最適です。

スポンジやブラシなどに洗濯洗剤の原液をつけて、衣類の汚れている部分を軽くポンポン叩いて汚れを落とします。強く叩いたり、こすったりしないように注意してください。

つまみ洗い

つまみ洗いはシミ汚れなど、範囲の狭い汚れを洗うのに向いています。汚れている部分をつまみ、指先を使って洗います。生地をこすってしまうと汚れが広がってしまったり、ヨレが生じてしまうことがあるので、指先だけを小刻みに動かして洗うのがコツです。生地を傷めやすいので、慎重に洗いましょう。

こすり洗い

こすり洗いは油汚れなどの頑固な汚れや、作業服のような比較的丈夫な生地を洗うのに向いています。衣類を洗濯液につけ、指の腹で生地同士がこすれ合うように洗います。力を入れすぎると、色あせや傷みの原因となることがあるので注意が必要です。

手洗いで洗濯するときの洗剤の選び方

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手洗いで洗濯するときは、衣類の汚れ具合や色、素材によって、使用する洗剤を使いわけしましょう。衣類の素材と状態に合わせた洗剤を使うことで、洋服の傷みや色落ち、型崩れなどを防ぐことができます。手洗い前に洗濯絵表示や品質表示を必ず見て、使用可能な洗剤を確認しましょう。

ここでは手洗いに適した洗剤4種類をご紹介します。お気に入りの洗剤を見つけて楽しみながら手洗いすれば、洋服も心もさっぱりリフレッシュできます。

粉末洗剤

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泥汚れや皮脂汚れ、汗ジミなど汚れがひどい場合は、洗浄力の高い粉末洗剤がおすすめです。お風呂の残り湯など、40度前後のお湯で洗うと洗浄力がさらにアップします。黄ばみやくすみを抑え、衣類を長持ちさせてくれるという特長もあります。

ただ、粉末洗剤は水に溶けづらいという難点があり、水温が低いと洗剤が固まって衣類に付着して洗濯臭が生じる原因となってしまいます。特に手洗いをするときは低めの水温で洗うことが多いので、この点に注意が必要です。粉末洗剤を使用する際は洗剤を一度お湯に溶かし、洗濯液の温度が衣類にとって適温になってから洗うようにするといいでしょう。

液体洗剤

軽い汚れには液体洗剤が最適です。粉末洗剤のように水に溶かす手間がかからず、洗剤の溶け残りの心配もありません。また、汚れのひどい部分に直接塗って使うことができたりと、非常に扱いやすい洗剤です。汗をかきにくい冬に使用することを、特におすすめします。

おしゃれ着用の洗剤

ほとんどの粉末洗剤と液体洗剤の成分は弱アルカリ性ですが、おしゃれ着用の洗剤は中性です。綿(コットン)、麻、合成繊維をはじめ、毛(ウール)、絹(シルク)などの動物繊維まで洗えるのが特長です。

中性表示や中性洗剤使用の表示がされているデリケートな衣類は、必ずおしゃれ着用の中性洗剤を使用します。衣類の型崩れや毛羽立ち、色あせやヨレ、縮みを防ぎ、しっとり柔らかに仕上げることができます。大切な洋服や高価な洋服を洗うときに使うといいでしょう。

洗濯用固形石けん

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洗濯用固形石けんは汚れが酷い部分にピンポイントで使うのがおすすめです。比較的丈夫な衣類であれば、汚れた部分を軽く水で濡らした後、固形石けんをこすりつけて軽くゴシゴシ洗えば、たいていの汚れはきれいに落ちます。

まず洗濯用固形石けんで部分洗いをし、そのあと洗濯機か手洗いで洗えば、頑固な汚れやシミもきれいに落とすことができます。家に1つあると便利です。

蛍光増白剤の入っていない洗剤を選ぶ

蛍光増白剤(蛍光剤)は紫外線を吸収して、目に見える青い光線に変えて放出するため、見た目の白さを増加させる効果があります。白地の衣類をより白く見せるために、洗剤に添加されています。

濃色の衣類に影響はありませんが、生成りやベージュ、クリーム、ピンク、グレーなどの淡色の綿、麻、レーヨンなどの素材は、蛍光増白剤入りの洗剤で洗うと、蛍光剤のムラ付きにより色合いが変わってしまったり、色あせたり、シミがついたように見える場合があります。できれば使用を避けた方が無難でしょう。

洗剤の使用量を守る

汚れやニオイをしっかり落としたいからと、つい規定量よりも多く洗剤を投入したくなりますが、水の量に対して洗剤が溶ける量は決まっています。溶ける量よりも多く洗剤を入れてしまうと、すすぎの回数が増えますし、洗剤が衣類の繊維に残りやすく、お肌のトラブルの元になることもあります。規定量は洗浄力が高い量なので、洗剤に記載されている量をしっかり守って使用することが大切です。

手洗いで洗濯するコツは?

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以下に手洗いのコツを載せましたので、ぜひ参考にしてみてください。この7つを押さえておけば、手洗いでも失敗せず、上手に洗濯できます。

・手洗いする前に衣類の内側についている洗濯絵表示や品質表示を確認する。
・手洗いの基本は押し洗い。素材や用途によって他の手洗い方法を用いたり、組み合わせたりする。
・手洗いでは1度に1着ずつ洗う。
・素材や色、汚れに応じて洗剤を使いわける。
・衣類のシミや汚れをきれいに落としたい場合は、汚れている面が表側になるようにする。シミや汚れのないときは、生地が傷まないように裏返して洗う。
・衣類に適した温度で洗い、すすぎもなるべく洗い時と同じ温度で行う。
・脱水はできるだけ短時間で済ませる。

手洗い30の衣類の洗い方

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洗おうと思った服の洗濯絵表示に、「手洗い30」のマークが記されていると、洗濯機で洗うべきなのか、それとも手洗いするべきなのか、と悩むことがあるのではないでしょうか。

手洗い30の衣類は、最近の洗濯機ならば洗濯ネットに入れて、「手洗いコース」や「ドライコース」、「おうちクリーニングコース」などの優しく洗えるコースでも洗うことが可能です。しかし、洗濯機での洗濯は手洗いに比べると、縮みや型崩れ、色落ちなどの発生率が高くなります。この表示のついた衣類は特にデリケートなものなので、やはり表記どおり手洗いでの洗濯がおすすめです。

ここでは「手洗い30」のマークの意味、洗い方、洗うときの注意点などをご紹介します。

手洗い30とは?

ニット類やデリケート素材の洋服のタグにたびたび表示されている「手洗い30」のマーク。このマークの意味をご存知ですか?「手洗い30」は、弱い手洗いが可能であり、適温は30度を限度とするということを表しています。

この「手洗い30」マークにプラス「中性」という文字が記されている場合は、おしゃれ着用の中性洗剤を使いましょう。

洗い方

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「手洗い30」の衣類はデリケートなので、「押し洗い」や「ふり洗い」、「つけこみ洗い」が適しています。汚れがひどい場合は、つけおき洗いと押し洗いを組み合わせて洗うといいでしょう。手洗いの基本「押し洗い」をはじめ、「ふり洗い」と「つけこみ洗い」の3種類の手順をご紹介します。

手洗い30の押し洗いの手順

押し洗いは、セーターなどの厚手でかさのある衣類を手洗いするのに向いています。

1)洗濯液を作る

洗面台のシンクに水を溜め、洗剤のパッケージ裏に記載されている規定量を参考にしながら、洗剤を入れて溶かします。

適温は30度が限度ですので、それ以上の温度にならないように気をつけましょう。ボイラーや湯沸かし器で水温設定ができる場合は、30度に温度設定します。そのような機能がなければ、湯温計を使用したり、水に手をつけてぬるい、冷たいなど、温度が感じられない温度であるか確かめます。

2)服を入れて押し洗いする

洋服を裏返しにし、洗面台のシンクに入る大きさになるよう軽く畳みます。畳んだ服を洗濯液の中に入れ、優しく手早くを意識しながら、押して放してを20〜30回繰り返します。洗い時間の目安は5分以内としてください。

3)手で軽く押して洗濯液を出す

洗い終わったら洋服を手で軽く押して、衣類に含まれた洗濯液を出します。

4)すすぐ

洗濯液を捨てて、シンクを軽く洗い流してから新しく水を張ります。縮みを防ぐためにも、できれば洗剤で洗ったときと同じ温度の水を使用した方が望ましいです。泡が出なくなるまで、優しく押し洗いをしながらすすぎます。これを2〜3回繰り返し行いましょう。

泡が酷く、切れが悪くてどうしようもない場合は、洗濯機の脱水機能を使用しましょう。衣類へのダメージを最小限にとどめるために、洋服を軽く畳んで洗濯ネットに入れ、脱水時間は10〜15秒程度にします。洗濯機での脱水が完了したら、すすぎを行なってください。

また、柔軟剤で洋服をふんわり柔く仕上げたいときは、すすぎが終わった後に柔軟剤を水に溶かし入れて、3分程度衣類をつけておきます。

手洗い30のふり洗いの手順

ふり洗いは優しく洗える手洗い方法で、薄手のブラウスやシルクのスカーフなど、繊細でシワになりやすいものを洗うときにおすすめです。

1)洗濯液を作る

洗面台のシンクに水を溜め、洗剤のパッケージ裏に記載されている規定量を参考にしながら、洗剤を入れて溶かします。水温は30度を限度とします。

2)洗濯液に衣類を浸す

衣類の両端をつまんで、洗濯液に浸します。なるべく肩の縫い目のような強度がある部分をつまむことをおすすめします。

3)洗濯液の中で素早く振るように洗う

浸した衣類両端をつまんで、洗濯液の中で軽く、素早く振るように洗います。

4)すすぐ

洗濯液を捨ててシンクを軽く洗い流してから、新しく水を張ります。縮みを防ぐためにも、できれば洗剤で洗ったときと同じ温度の水を使用するのが望ましいです。すすぎは洗剤で洗ったときと同じように、水の中で軽く、素早く振るようにしてすすぎます。水をかえて2回くらいすすげば十分です。

手洗い30のつけこみ洗いの手順

つけこみ洗いは、軽い汚れのセーター類や、型崩れが心配な衣類を手洗いするのに適しています。

1)洗濯液を作る

洗面台のシンクに水を溜め、洗剤のパッケージ裏に記載されている規定量を参考にしながら、洗剤を入れて溶かします。水温は30度を限度とします。

2)衣類を畳んで洗濯液に入れる

汚れた部分が表になるようにして衣類を畳み、洗濯液に入れます。

3)15〜20分ほど洗濯液につける

衣類を洗濯液に入れたら、そのまま15〜20分ほど置いておきます。このとき上から押したり、揉んだりする必要はありません。動かさずにそのままにしておきましょう。

4)衣類から洗濯液を押し出す

洗濯液を流し捨て、衣類を上から軽くそっと押して洗濯液を出します。もしくは、バスタオルに挟んで軽く水分を取り去っても構いません。

5)水を替えて1分ほどつける

シンクを軽く洗い流してから、新しく水を張ります。縮みを防ぐためにも、できれば洗剤で洗ったときと同じ温度の水を使用しましょう。その水に衣類を沈めて、1分ほどつけておきます。

6)もう一度水を替えてつける

水を流し捨て、再度水を張ります。このときも使用する水の温度に注意しましょう。新しく張り替えた水に衣類を入れ、再び1分ほど沈めておきます。

手洗い30の衣類を1度に何着も洗いたいときは?

手洗いの基本は1度に1着です。一気に何着も洗ってしまうと、衣類同士がこすれ合ったり、絡まり合ったりして、大切な洋服にダメージを与えかねません。

1度の洗濯で何着も手洗いしたいときは、1着目を洗ったら、洗面器などに移し入れて置いておきましょう。そして、同じ洗濯液を使って2着目を洗います。こうすれば洋服を洗うたびに洗濯液を作らなくていいので、水と洗剤だけではなく、時間の節約にもなります。

もし洗濯液が足りなくなってしまったら、水と洗剤を計って足りない分をその都度足すようにするといいでしょう。

手洗い30の衣類の脱水方法は?洗濯機でできる?

洗濯機での脱水は簡単で楽ですが、衣類にシワがよったり、ヨレや型崩れを起こしたり、生地にダメージを与えてしまうので、なるべく使用を控えた方がいいでしょう。洗濯機を使わなくても脱水できる方法があるので、その方法をご紹介します。

まずバスタオルを用意し、テーブルなどの上に広げます。そのタオルの上に、すすぎ終わった衣類をシワにならないようタオルの上に広げます。バスタオルに衣類を挟み、上から優しく押さえたり、軽くポンポンと叩いて、タオルに水分を吸収させます。衣類から水が滴り落ちることがなくなれば、脱水完了です。

もし、バスタオルでの吸水だけでは、衣類からの水の滴りが止まらないようであれば、洗濯機の脱水機能を使いましょう。すすぎを終えた服を洗濯ネットに軽く畳んで入れます。洗濯機の脱水機能を選択し、脱水時間を10~15秒ほどに設定します。

細かい時間設定ができない場合は、1番短い時間に設定し、自分で時間を測るようにましょう。脱水の強弱を設定できる場合は、1番弱く設定しておくのがおすすめです。

手洗い30の衣類の干し方

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脱水後は洗濯表示に従って、陰干しや平干しをして十分乾かします。平干しをする場合、市販の平干し用のネットを使用すると便利ですが、バスタオルの上に広げて干しても大丈夫です。

早く乾かしたいときは、物干し竿に胴体部分をかけて、風通しのいい場所で陰干しするといいでしょう。ただし、衣類自体が重いものは、水分の重みで引っ張られて伸びてしまうことがあります。ニットやセーターなど重量があるものは平干しをおすすめします。

また、早く乾きそうだからと日当たりのいい場所に干してしまうと、日光で衣類が縮んだり、変色したりすることがあります。洗濯絵表示をしっかりと確認し、その衣類にとって最適な干し方をして十分乾かしてください。

手洗い30の衣類を洗うときに注意したいこと

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手洗い30の衣類を手洗いしたら、生地がボロボロに傷んでしまった、型崩れを起こして変形してしまった、縮んで一回り小さくなってしまった、ということにならないためにも、以下にあげる点に注意して洗いましょう。

水温

手洗い30の衣類を洗うときは、水温に気を配りましょう。「汚れがよく落ちそう」「冷たい水にずっと触れていたくない」などの理由から温かいお湯を使いたくなりますが、適温は30度が限度です。水温が高すぎたり低すぎたりすると、色落ちや縮みの原因になりかねません。

水温30度がどのくらいの温度かわからない場合は、以下の温度イメージを覚えておくといいでしょう。

30度=手をつけて、ぬるい、冷たいなど、温度が感じられない温度
35度=手をつけて、ぬるい、温かいと感じる温度
40度=入浴やシャワーを浴びるときの温度。手をつけるとほんの少し熱く感じる温度。

すすぎの水温は縮みを防ぐために、洗濯液の温度と同等にすることが望ましいです。

洗い方

手洗い30の衣類の洗い方には

・押し洗い
・ふり洗い
・つけこみ洗い

の3つがあります。

洗い方は、素材や衣類の形状、状態によって向き・不向きがありますので、手洗いする前に洋服についている洗濯絵表示や品質表示のタグを必ず確認しましょう。

使用する洗剤

粉末洗剤や液体洗剤の成分は弱アルカリ性であることがほとんどです。弱アルカリ性の洗剤は洗浄力が高く、泥汚れや食べこぼしのような目に見える、汚れがひどいものを洗うのに適しています。

一方中性洗剤は、繰り返し洗っても色あせやヨレ、縮みなどのダメージが少なく、洗い上がりがしっとり柔らかなのが特長です。普通の洗剤に比べて洗浄力は穏やかですが、汚れやニオイは充分落とせます。

デリケートな洋服や高価な洋服は、どちらかと言えばお出かけや特別なイベントなどで着ることがほとんどなので、そのようなひどい汚れがつくことは滅多にないでしょう。また素材上、弱アルカリ性の洗剤では洗えないものが多いので、おしゃれ着用の中性洗剤を使用しましょう。

脱水

脱水時間が長いと、衣類にシワやヨレ、型崩れを生じさせたり、生地や繊維を傷めてしまいます。衣類から水が滴り落ちることがないような状態であれば問題ないので、バスタオルを使用した脱水方法を基本とし、状態によっては洗濯機の脱水機能を使いましょう。

洗濯機で脱水を行う場合は、脱水時間を10〜15秒程度にし、強弱の設定ができるのであれば、1番弱く設定しておきます。衣類の水分状態を確かめながら脱水してください。ポイントは短時間で済ませることです。

正しく手洗いしてお気に入りの洋服と長く付き合おう!

手洗いで洗濯しよう!30の洗い方・洗剤選び・脱水方法
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手洗いの基本から、洗剤の選び方やコツ、手洗い30マークの衣類の手洗い方法などをご紹介しましたがいかがでしたか。

手洗いは洗濯機での洗濯に比べると手間はかかってしまいますが、それを上回るメリットがありますし、クリーニング代の節約にもなります。正しい手洗い方法がわかれば、縮みや型崩れ、ヨレから衣類を守ってあげられ、洋服にダメージを与えずにきれいに仕上げられます。

洋服にはいつも一緒にいる分、たくさんの思い出が詰まっていたり、思い入れがあったりします。古くなった汚れやシミは落としづらいので、汚れがついたらその都度洗ってきちんと汚れを落とすのが、衣類を長持ちさせるコツです。手洗いをマスターして、ぜひ大切な服、お気に入りの服と長く付き合っていってください。

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