Search

検索したいワードを入力してください

2019年01月17日

性質別ペンキの落とし方と衣服(水性/油性)・手のペンキの落とし方

DIYが主流になり、ご家庭でもペンキを使う機会は増えてきました。もちろん、お仕事でペンキを使われる方も、ついてしまったペンキ汚れの落とし方には苦戦しているはずです。そこで今回は性質別のペンキ汚れの落とし方についてご紹介してみましょう。

性質別ペンキの落とし方と衣服(水性/油性)・手のペンキの落とし方

性質別ペンキの落とし方

ついてしまったペンキ汚れ。なかなか落ちなくてお困りの方も多いことでしょう。しかし、そのペンキ汚れが落ちない原因には、正しい落とし方を行っていない可能性があるのです。

まずはついてしまったペンキ汚れの性質が水性なのか油性なのかを確認してみてください。どちらかがわかれば、それぞれに合った落とし方で、ついてしまったペンキ汚れをきれいに落とせるはずです。

水性ペンキとは

水成分が主な原料となる「水性」ペンキの場合は、ペンキがついてしまってから、早い段階で有れば、比較的簡単にその汚れを落とすことが簡単です。水性ペンキとはどのような特徴を持つのかをまとめてみました。

・主成分:水
・価格帯:安価で購入しやすい
・におい:少な目
・密着性:油性ペンキと比べると低い
・乾燥度:環境に影響されやすい。梅雨時や冬場の気温が低い時期は乾燥しにくい

油性ペンキとは

油性ペンキの原料は溶剤を主成分としており、汚れがついてしまうと落とすのはなかなか困難を極めます。しかし、こちらも水性ペンキと同様で、いかに早く正しい落とし方で処置するかが明暗を分けるのです。水性ペンキ同様、油性ペンキの特徴もご紹介しておきましょう。

・主成分:溶剤
・価格帯:高単価なものが多い
・におい:かなり強い
・密着性:とても高い
・乾燥度:環境による影響はうけない。一定時間で乾燥する

油性ペンキはお水やお湯に溶けることはありません。そのため、一度汚れがついてしまうと、洗濯などでの一般的な汚れの落とし方では、落とすことはできません。適切なアイテムを使って、ついてしまったペンキ汚れをできるだけ綺麗に落としましょう。

衣服のペンキの落とし方

ペンキを使った作業をしていると、うっかり着ている衣類にペンキを飛ばしてしまったりして汚してしまうことは往々にして起こる事です。そんな時、どんなアイテムを用いて、どのような落とし方をすればよいかについてご紹介してみましょう。

衣類についた水性ペンキを落とす「台所洗剤」

衣類についてしまった水性ペンキを落とすには、台所洗剤がおすすめです。
用意するものは以下の通りとなります。

・食器を洗う時に使う中性洗剤
・歯ブラシ
・タオル2枚

水性ペンキを落とす際に台所洗剤を使用する場合には注意する点があります。それは、中性洗剤は想像しているよりも洗浄力があるため、ペンキ汚れを落とす生地などによっては、傷みや色落ちを起こしてしまう可能性があります。不安な場合は目立たない個所で、試してみてからおこなうことをおすすめします。

水性ペンキが衣類についてしまった場合の落とし方

水性ペンキがついて汚れてしまった部分の裏側にタオルをあてておきます。そしてもう1枚のタオルを40~50度程度のお湯で濡らし、固く絞ってから、ペンキ汚れの部分を叩くように濡らしていきます。

衣類の生地が縮やすい素材の場合は、タオルを濡らすお湯の温度を35度程度のぬるま湯にすれば、生地の縮みを抑えることができます。

上からたたいて、ペンキ汚れの下に敷いているタオルに汚れを移します。これだけでもある程度のペンキ汚れは落とせます。それでもまだペンキが残っていれば、ペンキ汚れの部分に台所洗剤をすこし垂らしてください。今度は歯ブラシを使って、ペンキの汚れの部分を軽く叩いて、汚れを繊維の下に敷いたタオルへと移していきます。

綿や麻のような、丈夫な素材の生地の場合は、軽く揉み込むようにしても構いません。くれぐれもやりすぎないように、力加減に注意しましょう。

十分に汚れが浮き上がってきたら、新しく用意した熱めのお湯でペンキ汚れを濯いでいきます。それでもまだペンキの汚れが残っているようであれば、再度台所洗剤を垂らし、歯ブラシで叩くを繰り返してみてください。

おおよそのペンキ汚れが取れれば、そのまま通常のお洗濯で仕上げを行います。

衣類についた油性ペンキを落とす「クレンジングオイル」

衣類についてしまった油性ペンキがまだ乾いていない状態であれば、普段お使いのクレンジングオイルでの落とし方も有効です。台所洗剤に続き、クレンジングオイルならご家庭にあるというかたも多いので、落とし方を覚えておくと大変便利です。

ペンキの汚れが付いた部分に、すかさずクレンジングオイルを垂らし、揉み込むように布をこすり、お水・またはぬるま湯で濯ぎます。何度かクレンジングオイルを垂らす、揉み込む・濯ぐの動作を繰り返していきます。

この手順をおこなうと、生地にペンキ汚れがぶわっと広がるため焦る方も多いようですが、ご安心ください。揉み洗いの手を止めずに手順通り何度か繰り返していきます。これが油性ペンキが衣類についてしまった場合の落とし方です。

ポイントは、ペンキが乾かない間に一気に落としてしまう事です。ペンキが乾いてしまうとこの落とし方では油性ペンキを落とすことはできません。

衣類についた油性ペンキを落とす「除光液・ベンジン」

除光液やベンジンを使うと、ペンキがまだ乾いていない、またはペンキが半乾きの状態であれば、落とすことが可能です。

ただし、台所洗剤やクレンジングオイルより、はるかに強力であることと、取り扱いに十分な注意が必要であることを頭においておいてください。除光液やベンジンを使用する際は、換気をおこなうことを忘れないようにしましょう。

除光液やベンジンを使う場合も、落し方は台所洗剤を使用する場合と同様です。下にタオルを敷いて、上から少量の液体を垂らし、もう1枚のタオルでとんとんと叩いてペンキを浮かして溶かしていきます。少し取れてきたら歯ブラシでさらにとんとんと叩けばペンキは落ちていきます。

油性ペンキが衣類についてしまった場合、2時間ぐらいまでならこの落とし方で対処可能です。または爪やヘラなどで削ると落ちる場合も、この落とし方を試してみましょう。

衣類についた油性ペンキを落とす最終兵器「ペイント薄め液」

油性のインクというのは曲者で、衣類についてしまった場合は落ちない可能性も高くなります。ここまででご紹介した台所洗剤や、クレンジングオイル、除光液やベンジンを使っても落ちない場合は、「ペイント薄め液」を使った落とし方を試してみてください。

ここまでで登場したアイテムとは違い、ご家庭には無い場合が多いと思いますので、ホームセンターやネットショップで購入する必要があります。ちいさなものなら100mlサイズ程度の物からありますので、探してみてください。

ただし、最後の砦となるペイント薄め液をもっても、時間が経過しすぎている油性ペンキの汚れは、完全に落としきることは不可能だと考えておかなくてはなりません。目立たなくなったらラッキーぐらいに思っておくのがベストです。

手のペンキの落とし方

作業していると、いつのまにか手がペンキだらけに。しかし、肌についてしまった場合、衣類のペンキ汚れの落とし方を行ってしまうと、肌がボロボロになってしまう可能性があります。男女問わず、肌を守りながら適切に落とす方法をご紹介しましょう。

ハンドソープ・石鹸

手や肌にペンキが直についてしまった場合は、すぐであればハンドソープや石鹸で簡単に落とすことができます。その場で完全に落ちなくても、ある程度は何度か繰り返し洗っていくうちに汚れは落ちていくでしょう。

除光液

すぐにハンドソープや石鹸で洗ってみたけれどどうしても落ちない場合や、時間が経ってしまったため落ちない場合は、除光液をしみこませたコットンなどを使って、ついたペンキを拭き取るように優しくこすってみましょう。

これでかなりのペンキ汚れは落とせますが、いかんせん除光液は肌に大きな負担を与えます。ゴシゴシとこすりすぎたり、落ちないからといって大量の除光液を使用すると、皮膚に大打撃を与え、病院へいかないといけない場合も出てきますので、くれぐれもご注意ください。

お湯

水性ペンキが手や肌について乾いてしまった場合は、お湯を使った落とし方が有効です。しかしお湯だからといって、手をこすり合わせれば落ちるわけではありませんので、たわしなどでこする必要があります。

除光液などの刺激物ではないものの、やはりたわしも肌には大きな負担を与えます。優しく丁寧に、根気よくおこなうことをおすすめします。たわしに不安を感じる場合は、スポンジのような柔らかいものでも大丈夫です。それでも擦りすぎには注意してください。

ペイント薄め液

ペンキ落し最終兵器、ペイント薄め液も、手や肌についた油性ペンキの落とし方としてかなり威力を発揮します。少量のペイント薄め液を布などに取り、優しく、薄く手や肌に塗り込むようにしてペンキを落としていきます。

やはりペイント薄め液も劇薬となりますので、肌の弱い方はすこし拭いただけでも肌が真っ赤になってしまう可能性があります。ですので、お肌が弱い方はこの落とし方は避けるほうがよいでしょう。

肌が弱くない、パッチテストをおこなってみて大丈夫という方でも、ペイント薄め液を使用した後は、ハンドソープや石鹸を使って、肌に残らないよう丁寧に洗い落としてください。

木工用ボンドを使った裏ワザ

ご家庭の場合、ペイント薄め液の用意がないことも多いでしょう。そんな時におすすめなペンキの落とし方が「木工用ボンド」を使った方法です。

乾ききったペンキの部分に、薄く木工用ボンドを塗り重ねます。早く乾かすためにドライヤーなどを使い、完全に乾いたことを確認したら、薄皮を剥くように端のほうからゆっくりと剥がしていきます。

すると剥がした木工用ボンドの膜が、ついてしまったペンキの汚れと一緒に剥がれていきます。この落とし方は、手や肌以外にも活用できますので、ペンキ塗りを失敗した場合などにぜひ試してみてください。

当然、肌の弱い方は木工用ボンドも大きな刺激となりますので、取り扱いには十分注意してください。

ついてしまったペンキは落とせる!

うっかりつけてしまったペンキを落とす方法についてご紹介してみました。ペンキがついてしまった場合は、いかに素早く行動を起こせるかが勝負です。ついつい、後でいいやと、作業が終わるまでそのままにしてしまいがちですが、乾燥してしまうと落とし方にも工夫が必要となり、それに伴うリスクも発生します。

小さなお子さんなどの場合は、できるだけ早く落としてあげるよう努力しましょう。そして、除光液やベンジン、ペイント薄め液などの劇薬となるアイテムを使用する場合は、必ず窓を開けるなどして、換気を十分に行いましょう。できれば手袋などを使って、必要以上直に肌に触れないようにする事も大切です。

ペンキを落とす場合は、事前に衣類でも肌でも、目立たない部分でテストを行ってから実行に移すようにしてください。ペットや小さなお子さん、ご年配の方がおられるご家庭の場合にも注意を怠らないようにしましょう。

Related