焦げないフライパン・フライパンの焦げの落とし方
更新日:2020年08月28日
焦げないフライパン
フライパンが焦げてしまうと料理の効率も下がり、イライラしてしまいます。何とか焦げつかない方法はないものかと日々悩んでいる方も多いでしょう。
最近では焦げないフライパン、焦げついても簡単にとることができるフライパンなど、とても優秀なものが多くのメーカーからそれぞれ販売されています。その中でも特に注目したいフライパンをご紹介します。
シリット
シラルガンというオリジナル素材を使用したシリット社のフライパンです。シラルガンという素材は30種類以上から成る天然鉱物を高温で溶かして、急冷却することで作られるガラスのように滑らかで、とても丈夫です。熱伝導率や保温性もとてもよく、料理愛好家の間ではたいへんのあるフライパンです。
焦げついてもぬるま湯に浸せば綺麗に取ることができます。もし頑固な焦げがついてしまい、ゴシゴシこすってしまっても丈夫なので、傷一つつきません。専用のクリーナーの販売もあるのでどんなにひどい焦げつきでも安心です。
ルクルーゼ
ホーロー鍋でおなじみのルクルーゼから販売されているTNSシリーズのフライパンです。熱伝導が均一で耐久性もばつぐん、焦げつきにくくスタイリッシュなのも魅力です。
TNSとはアルミニウムを強化し(Toughened)、高品質なフッ素加工(Non Stick)を施したという頭文字から来ています。使い終わった後、粗熱が取れた状態で洗い始めると簡単に焦げつきを取ることができます。それでも取れないときは、お湯につけ置きしてから中性洗剤で洗うと焦げつきが綺麗に取れます。
ティファール
世界で初めて焦げつかないフライパンを販売したとされるティファール社のデュラベースです。ティファールは今や超有名メーカーとなり、使い勝手やデザイン、耐久性や焦げつきにくさでは定評があります。
ティファール社製のフライパンの中でもデュラベースのシリーズは、お手頃な価格で購入できるフライパンとしてもとても優秀です。
少し深さのあるフライパンをさがし、こちらの商品を見つけました。
出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3G0LY4J34LG... |
なにしろ色が好みだし、お知らせマークが有るのもティファールならではの機能・・。で、決めました。
中華丼の具など炒め煮するのにも、お好み焼きやホットケーキ、ステーキ二枚焼くのにもちょうどいい大きさです。
コーティングがいつまで持つのかわかりませんが、アマゾンさん(最安値でした)のお値段だったら大満足です。
フライパンの焦げつきを防いで長持ちさせるには
せっかく焦げつきにくい加工がされているフライパンを購入しても使い方によっては、一気に消耗させてしまうこともあります。焦げつきにくい加工がされているフライパンを長く、大事に使っていくにはいくつか注意事項があります。
まず、金属で力を入れてこすらないこと。フライパンに施されている加工は柔らかいコーティングのものが多いので、金属のターナーや金属たわしなどでこするとすぐにはがれてしまいます。
そして空焚きしないこと。食材が入った状態で火を入れるのは問題ないのですが、フライパンに施されているコーティング加工は耐熱温度が低いので注意しましょう。また強火で調理することも避けた方が良いでしょう。必ず中火で調理することを心がけます。
調理後の食材を入れっぱなしにしないことも大切です。フライパンを覆っている合成樹脂は酸に弱く、食材を入れっぱなしにすることによって酸がしみ込み内側からフライパンを傷めてしまいます。
また使ってすぐに冷やすのも焦げが取れにくくなる原因の一つですのでそちらも注意しましょう。ほんの少し気に掛けるだけでフライパンは長持ちします。
フライパンの焦げの落とし方
焦げつかないように注意していても、どうしても焦げがついてしまった場合、どのように対処するのが良いのかご紹介します。フライパンに施されている加工によって、お手入れの方法が違いますので、自分のフライパンにどのような加工がされているか、確認してから試してみてください。
取り方
クレンザーや食器用洗剤を使ってゴシゴシ、というやり方が大丈夫なフライパンはこの落とし方でも有効です。しかしそれでも頑固な焦げが残ってしまった場合、重曹とクエン酸を使って頑固な焦げをスッキリと落とすことができます。
重曹をコップ1杯の水に対し大さじ2杯程度入れて、フライパンに入れて火にかけます。10分程度沸騰させたら、冷まして箸などでつつくと焦げがぽろぽろ取れてきます。
重曹だけでは取れない場合は新しくフライパンにコップ1杯の水につき、大さじ1杯程度のクエン酸を入れて同じように沸騰させ、冷ましてから洗ってみると良いでしょう。
鉄
鉄製のフライパンについては、乾いた状態のフライパンに一掴み程度の塩を入れて火にかけます。熱くなったら火傷に注意しながら、絞った布巾で焦げをこすり落としていくイメージで強くこすっていきましょう。
10秒ほど行って塩を捨て、残った塩を拭き取ってしっかりと洗い、火にかけてしっかりと乾燥させます。そのあとキッチンペーパーなどで油をひいておきましょう。
ステンレス
ステンレスフライパンの場合は、水で流しながらアクリルタワシでこすれば焦げが落ちる場合が多いです。しかし、頑固な焦げの場合はフライパンに水を入れ、沸騰させてから木べらでこすり落とすと良いでしょう。
それでも落ちない焦げの場合は、重曹を水の中に入れて沸騰させて試してみましょう。
セラフィット
焦げつかないフライパンで宣伝していたセラフィットですが、焦げ付いた場合の対処法が公式HPに紹介されていました。
水1リットルに対して重曹を20グラム溶かし、焦げがつかるまでフライパンに注ぎます。沸騰させてから、火からおろして室温で2時間放置します。そのあと、柔らかい布で拭き取って完了です。
外側
フライパンの外側にも、吹きこぼれや油はねによって焦げがつきやすくなります。外側の焦げつきにも重曹がです。
フライパンが入るくらいの大きな鍋が必要になりますが、フライパンが浮くくらいの水を張り重曹を大さじ2~3杯入れて15分沸騰させておきます。火を止め冷めたらスポンジなどで軽くこすって焦げを取ります。
内側
内側にテフロン加工がされているフライパンに焦げがついてしまったら、一番やってはいけないのが金属でこすることです。加工がはがれ、さらに焦げつく原因になってしまいます。重曹を使うときにも強くこすらず、柔らかいスポンジでなでるように優しく拭うやり方が良いでしょう。
それでも落ちないときはフライパンの寿命ということも考えられます。テフロン加工には寿命があり、目に見えない傷で凹凸ができて焦げやすくなってきます。その時は思い切って買い替えも検討しましょう。
フライパンの焦げを落とす洗剤
フライパンの焦げを落とすための強い味方、焦げおとしの洗剤を紹介していきます。洗剤によっては使えないフライパンもありますので、取扱いの表示をしっかり確認するようにしてください。
塗るだけ簡単!ふんばるコゲとり110番
塗って水で流すだけの簡単洗剤です。こする必要もなく、研磨剤も入っていないのでフライパンを傷つけることなく焦げを落とすことができます。塗った後放置するときにラップをかけるとさらに効果がアップします。
ステンレスの焼けを取ります!
ステンレスのフライパンにはこちら。同じ方向に塗りこむだけで焦げを落とすことができます。粉のクレンザーと異なり、傷をつけにくいのも特徴です。やかんやガスコンロの受け皿など他のステンレス製品にも使えるので一家に1つあると重宝します。
ステンレスフライパンの焼け焦げ落とし用にコメントを見て購入。洗剤では絶対に落ちない焼け焦げは見事に落ちます。力を入れず優しく磨けばステンレス表面のキズは全くつきません。
出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R12TBEPPTIJF... |
因みにトイレの手洗い陶器に長年根深く付いていたカルキもきれいに除去できた。
焦げつきのないフライパンでおいしい料理を作りましょう
おいしい料理を作るには道具が使いやすいことも大切です。フライパンに焦げがついていて、繰り返すようならば使いやすいとは言えません。焦げが付きにくいフライパンでストレスフリーに料理を楽しみましょう。
もし焦げがついてしまっても、早めの対処で取り除くことができます。汚れを蓄積させずに焦げを定着させないということが大切です。そしてフライパンに合った使い方を守ることで、綺麗に長く使うことも可能です。
これからフライパン選びをする方は、フライパンの加工や材質に目を向けて選んでみると、自分に合った焦げにくいフライパンを見つけることができるでしょう。
初回公開日:2017年11月27日
記載されている内容は2017年11月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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