クエン酸の洗濯での使い方と気になること|黄ばみ/色落ち/臭い
更新日:2025年03月05日

クエン酸を洗濯に使う効果ってどんなこと?

クエン酸は、重曹やセスキ炭酸ソーダなどと並び最近注目されている天然成分の一つです。
薬局やスーパーの掃除用品売り場でも目にする粉末状のクエン酸は、一般的に掃除のシーンで活躍することが注目されていますが、実は洗濯においてもその効果を発揮してくれる力強い味方です。では実際にどんな使い方が望ましいのか、また、注意すべき点などについて詳しくご紹介していきます。
薬局やスーパーの掃除用品売り場でも目にする粉末状のクエン酸は、一般的に掃除のシーンで活躍することが注目されていますが、実は洗濯においてもその効果を発揮してくれる力強い味方です。では実際にどんな使い方が望ましいのか、また、注意すべき点などについて詳しくご紹介していきます。
SNSやメディアで暮らしに役立つアイテムとして紹介されることも多くなったクエン酸ですが、その存在が気にはなるけれど洗濯に使ったことがないという人もいるでしょう。まずはクエン酸を使った洗濯で得られるメリットをピックアップしてみます。
アルカリ性の汚れを中和する
普段使いに弱アルカリ性洗剤を選んでいる場合、服の汚れがアルカリ性の性質を持つものだと落とし切れずに残ることも考えられます。これはあくまで洗剤と汚れが同じ性質同士の組み合わせであることから落ち方に差が生じるということですが、衣類のホームケアには少し残念なケアレスミスです。
生活の中にあるアルカリ性の汚れと言えば、タバコのヤニがあります。クエン酸にはこれらの落ちにくいアルカリ性の汚れを中和し、落としやすくするメリットがあります。
(参考)https://www.osoujikakumei.jp/shibuya_hiroo/blog/archives/1011
生活の中にあるアルカリ性の汚れと言えば、タバコのヤニがあります。クエン酸にはこれらの落ちにくいアルカリ性の汚れを中和し、落としやすくするメリットがあります。
(参考)https://www.osoujikakumei.jp/shibuya_hiroo/blog/archives/1011
消臭効果に優れている

クエン酸は、汚れだけでなくアルカリ性の臭いを中和してくれる効果もあります。アルカリ性の臭い汚れでは尿に含まれるアンモニア臭・魚の生臭さなどがありますが、汗に体のミネラルなどが溶け出すと成分が濃くなって感じる独特の汗臭さにも効果が期待できます。
基本的に口に入れても安全な成分から抽出したものですから、赤ちゃんやペットのいるご家庭での洗濯にもクエン酸を使った洗濯の消臭効果が役立つでしょう。
基本的に口に入れても安全な成分から抽出したものですから、赤ちゃんやペットのいるご家庭での洗濯にもクエン酸を使った洗濯の消臭効果が役立つでしょう。
雑菌の繁殖を抑える抗菌効果
クエン酸はイヤな臭いを取るだけでなく、臭いの元となる雑菌の繁殖も抑えてくれます。部屋干しが続いて衣類の生乾き臭が気なる場合には一時的にでもクエン酸を使った洗濯にシフトすると、サッパリ仕上がるメリットがあります。
洗うだけでなく柔軟剤として使える
クエン酸は一般的な洗剤の弱アルカリ性と反応して繊維のゴワつきを減らし、手触り良く仕上げるメリットがあります。また、一般の柔軟剤では繰り返し使うことによって繊維自体の吸湿性が劣ることもあります。クエン酸を柔軟剤代わりに使う方法では、繰り返し使っても繊維の吸湿性が損なわれないというメリットもあります。
表面をコーティングすることでフワッとさせる市販の柔軟剤と比較しても汗や余分な水分を吸い取りやすいので、タオルや赤ちゃんの肌着にはありがたいエコな柔軟剤となるでしょう。
表面をコーティングすることでフワッとさせる市販の柔軟剤と比較しても汗や余分な水分を吸い取りやすいので、タオルや赤ちゃんの肌着にはありがたいエコな柔軟剤となるでしょう。
話題のクエン酸を洗濯で使う方法

クエン酸には、アルカリ性の汚れや臭いを中和させて落とす効果と柔軟剤の代わりとなる嬉しい二刀流の使い方が期待できます。この効果をさらにアップさせるため、洗濯機を使う場合には次のような2パターンの方法がです。
洗剤の役割を補助する使い方
クエン酸を使った洗濯では、一般の洗剤はもちろん柔軟剤とも併用せずクエン酸だけを水に溶かした状態で使うのが基本です。
その割合は10リットルの水に対して粉末のクエン酸が10gで、あとは通常のコースと同じやり方に沿って洗濯機のスイッチを押すだけです。市販されているクエン酸の粉はサラサラと水に溶けやすい形状でもあるので、温度に関係なく水だけで溶かすことも可能となっています。
その割合は10リットルの水に対して粉末のクエン酸が10gで、あとは通常のコースと同じやり方に沿って洗濯機のスイッチを押すだけです。市販されているクエン酸の粉はサラサラと水に溶けやすい形状でもあるので、温度に関係なく水だけで溶かすことも可能となっています。
柔軟剤の代わりにする使い方
クエン酸を柔軟剤の代わりとして利用する時には、ちょっとひと手間が必要となります。通常の洗濯洗剤を使って洗うのは同じですが、すすぎの段階でクエン酸を投入するのがポイントとなります。使う洗濯機の機能にも違いがありますが、「すすぎで一旦止める」という手間が必要になってくることを覚えておきましょう。
クエン酸を柔軟剤として使う時の割合は、水10リットルに対して約1gです。後は通常のコースで脱水まで終了させれば完了となります。
また、どうしても香りづけをしたい人の場合は、クエン酸を投入するタイミングで好みのアロマオイルを数滴プラスしてみてもいいでしょう。
クエン酸を柔軟剤として使う時の割合は、水10リットルに対して約1gです。後は通常のコースで脱水まで終了させれば完了となります。
また、どうしても香りづけをしたい人の場合は、クエン酸を投入するタイミングで好みのアロマオイルを数滴プラスしてみてもいいでしょう。
初回公開日:2017年12月19日
記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。