スーツのズボンの洗濯方法と夏洗濯の頻度｜干し方/洗濯バサミ

スーツのパンツにアイロンがけは必須ですが、毎回当て布をしなければならず、少しずれるとラインが2本できてしまったり、手間と時間がかかるのが難点です。

そこで、パンツプレスをご紹介します。パンツプレスとは、パンツを板で挟んで熱を与えることで折り目をつける事ができます。パンツプレスは約60℃でプレスしますので、アイロンに比べるとかなり低い温度です。そのため、生地が傷んだり、テカったりするリスクも少なくてすみます。

汚れてしまったからといって、家庭でも頻繁に洗っては消耗を早めてしまうので、ズボンを洗濯する頻度は、月に1〜2回程度を目安にしましょう。

クリーニングに出すのは、1シーズンに1回程度出すのが適当です。しかし、クリーニングの頻度がどれくらいが適当は、スーツを着る頻度やスーツを持っている数、メンテナンスをどれくらいしているか、によって変わりますので、おおよその目安は、10回着たらクリーニングと考えると良いです。

夏場は汗もかきますし、冬場と比べて折り目がよれて、だらしなく見えてしまいやすいですので夏場のスーツのパンツの洗濯は2週間に1回はするのが最適です。

しかし、洗濯が２週間に１回だと、ズボンのしわはできますし、パンツの折り目もなくなります。パンツプレスがあれば、毎日折り目を付ける事ができますが、自宅では難しいので頻繁にアイロンをかけるのがです。

また、洗濯の頻度が違うと、どうしても上下の色が合わなくなってくるので、夏用のスーツは、上着１着にパンツが２本ついているタイプを選ぶようにすると重宝します。

頻繁に洗濯しすぎるとズボンを痛めてしまいます。普段のお手入れ方法をご紹介します。

・スーツをブラッシングしましょう。
・汗をかいたら、汗拭きをしましょう。
・スーツのズボンを履いたら、シワ取りをしましょう。
・タバコや食べ物のにおいがついたら、スチームアイロンをかけましょう。

この4つを実践するだけでも汚れはかなり気にならなくなりますのでです。

スーツのズボンを洗濯する時は、必ず洗濯ネットに入れましょう。

洗濯ネットの中で、ズボンが泳いでしまっては洗濯ネットに入れる意味がありませんので、折りたたんだズボンのサイズに合わせて、大きすぎないものを選んで下さい。

サイズ選びに困った時は、洗濯ネットの中で片寄らず、洗濯によってできるシワや型くずれをおさえられるパンツを巻いて洗う洗濯ネットや、スーツ屋で販売しているスーツのズボン専用の洗濯ネットもたくさん販売されているので、ぜひ使ってみて下さい。

スーツのズボンをご自宅で洗濯する場合には、ドライマーク専用のドライマーク用洗剤を利用することをします。柔軟剤、漂白剤は使用しないほうが良いです。毛を使ったスーツのズボンの場合は、中性洗剤たとえば、エマール、アクロンなどを使用しましょう。

また、目立つ汚れがついている部分には、直接洗剤の原液を塗ってから洗濯したり、部分洗い用洗剤や液体酸素系漂白剤など、汚れに適した洗剤を使いましょう。衣類の洗濯表示に中性と記されている場合は、おしゃれ着用洗剤の原液をつけます。

スーツのズボンの洗濯方法についてご紹介しましたが、意外と自宅で簡単にできるのでぜひ実践してみて下さい。

ただ、スラックスは洗いすぎないことが注意点ですので、簡単に洗濯できるからといって、通常の洋服と同じ感覚で洗いすぎないようにしましょう。自分で自宅で洗濯して、スーツを毎日快適に着こなしましょう。気分良く、仕事の効率も上がりそうです。