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ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法

初回公開日:2017年11月29日

更新日:2020年02月11日

記載されている内容は2017年11月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

今回は、ポリエステル繊維でできた衣類を、しわにならないように洗濯する方法を紹介しました。ポリエステル繊維の衣類は、比較的洗濯しやすい素材ですが、繊維製品ですので、洗濯方法を正しく守って衣類を傷めないように、自宅で洗濯して大事に着てください。

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法

ポリエステルが洗濯で縮むことへの対策は

衣服が縮むのは、繊維の表面にある突起が絡み合うためで、ポリエステル繊維は表面が滑らかになっているために伸びやすいですが、縮みにくい素材です。ポリエステル繊維100%の生地は、洗濯で縮みにくいのですが、綿や他の天然繊維と混紡されている場合が多く、混紡生地の服は縮むので、洗濯法や乾燥法に注意が必要です。

また、ポリエステル繊維は、水を吸いにくいのでふやけたりせず、洗濯後に乾いて水が抜けることでの縮みやしわは付きにくいです。水を吸いやすい綿との混紡で、着心地は良くなりますが、縮みや型崩れをする衣類の生地にもなります。

実は、ポリエステル繊維は、縮みやしわが付きにくいので、家庭で水洗いできるものが多いです。そうはいっても、正しい洗濯方法や乾燥方法を知って、大事な服を大切にしたいです。今回は、ポリエステルの服を洗濯して、きれいに長く着られるための正しいやり方について紹介しますので、参考にしてください。

ポリエステル繊維とは

ポリエステル繊維とは、科学的に合成された「合成繊維」の1つで、ナイロン繊維も同じ「合成繊維」の一つです。ポリエステル繊維は、高い機能性を持ち衣服の素材として多く使われています。

ポリエステル繊維のメリットは「耐久性が高い」「しわになりにくい」「速乾性である」「高温に耐える」「価格が安い」ことがあります。逆に、ポリエステル繊維のデメリットは「吸湿性が少ない」「静電気が起きやすい」「汚れが付くと落ちにくい」ことがあります。

ポリエステル繊維の臭いの原因は

ポリエステル繊維の臭いの原因は、デメリットの「吸湿性が少ない」ことと「汚れが付くと落ちにくい」という2つが原因です。「吸湿性が少ない」と、汚れが水分に含まれて出ていかなくなりますし、「汚れが付くと落ちにくい」と、身体の脂分が付いても落ちにくいので、両方が合わさり、汚れがたまっていってしまいます。

ポリエステル繊維の縮みを防ぐ方法は

ポリエステル繊維自体は、熱に強い素材ですが、あまりに高温だと、例えば高温で乾燥機に長くかけてしまうとかすると、そこまでは高温には強くないので縮んでしまいます。

ポリエステル繊維の縮みを防ぐには、速乾性であるポリエステル繊維の特徴を生かして短時間にするか、天日干しで乾かします。アイロンがけも当て布をするなどして、ポリエステル繊維を高熱で傷めないようにします。

他には、衣類の洗濯の絵表示を確認します。ポリエステル製の衣類には、天然素材との混合繊維の生地が多いです。混合された繊維によっては、洗濯で縮む場合があります。これを防ぐには、一般的に水の温度は30度程度のぬるま湯にして洗濯をします。なお、ポリエステル繊維は汚れが吸着しやすいので、汚れものを一緒に洗濯することを避けましょう。

ポリエステル繊維は、弱アルカリ性洗剤でも縮んだりしませんが、混紡の場合は、衣類の洗濯絵表示に手洗いマークやドライマークがついています。そのような場合は、おしゃれ着洗いの中性洗剤を使います。また、最後のすすぎに柔軟剤を使うと、ポリエステル繊維の弱点である臭いの防止や静電気を防ぐことができます。

物別ポリエステルの洗濯方法は

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
※画像はイメージです

ポリエステル繊維でできている衣類の洗濯は、難しくはありません。洗濯する時の注意点を紹介しますので、参考にしてください。あわせてコートや衣類別の洗濯の注意点も紹介します。

洗濯は手洗いか洗濯機か

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
※画像はイメージです

ポリエステル繊維の衣類は基本的に洗濯できますが、注意したいのは手洗いか洗濯機かの判断です。衣類に必ずついている洗濯表示で、水が入っているバケツのマークと洗濯機のマークがあれば、洗濯機で洗えるポリエステルの衣類です。逆に、水が入ったバケツのマークにバツ印がついているものと、手洗いという表示があるものは洗濯機では洗えません。手洗いになります。

ただし、水洗い不可と書いてあった場合は、手洗いもできずクリーニング店にお願いするしかありません。また、洗濯機が使えると書いてあるものでも、薄手のデリケートなものは型崩れしやすいので手洗いした方が良いです。

ポリエステル繊維の衣類の洗濯の手順は

ポリエステル繊維の衣類の洗濯は、汚れが気になるところがあったら、洗濯前にそこをきれいにします。襟元や袖口のシミですが、この場合は洗濯洗剤をシミの部分につけて数分おいておきます。もみ洗いや歯ブラシなどを使うとよりきれいになります。

ポリエステルの衣類を洗濯機で洗濯する場合ですが、ボタンが引っ掛からないように洗濯用ネットに入れます。ファスナーも閉めておきます。洗濯機に洗剤を入れて、手洗いモードのような弱い水流のモードを選択します。さらに、静電気が起きなくなるように柔軟剤を入れてもいいです。

洗濯して脱水も終わったら、軽くしわを伸ばしてハンガーにかけて乾かします。色の濃いポリエステルの衣類は、日光で色落ちしないように陰干しにします。

洗剤はおしゃれ着洗いの中性洗剤がおすすめ!

手洗いで行う薄手のデリケートなポリエステルの衣類は、30度以下のぬるま湯で洗います。使う洗剤は、おしゃれ着洗いの中性洗剤がおすすめです。15分くらいつけ置きしてから、力を入れないで押し洗いします。手洗いの際のポリエステル繊維の衣類のすすぎ方は、軽く絞って洗剤を落とし、その後水を入れ替えながら2回くらい押してすすぎます。

すすぎした後に、ぬるま湯に柔軟剤を入れて衣類を5分くらい浸けると、静電気が起きにくくなります。ポリエステルの衣類は、静電気が起きやすいのでこれが有効です。脱水は、洗濯用ネットに入れてから洗濯機で行ってもいいですが、型崩れしやすいので、バスタオルで軽く押し付けて水分をとると安心です。色の濃いポリエステルの衣類は陰干しします。

乾かす時に乾燥機を使う場合は、高温で長く乾燥させると、ポリエステルの衣類が縮んで傷んでしまいますから、乾燥機を使う場合は、低温で行うか高温でも短時間にします。ポリエステルの衣類は乾きやすいので、自然乾燥させるのがおすすめです。

ポリエステルの衣類が乾燥後にしわになってしまったら、低温に設定したアイロンで、当て布をしながらしわを伸ばします。高温だとポリエステル繊維をいためてしまいます。

ポリエステル素材のコートの洗濯は

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
※画像はイメージです

ポリエステル素材のコートの洗濯は、これまでに紹介した洗濯の方法と同じです。衣類の洗濯マークの確認から始めます。それによって、手洗いか洗濯機を使うかを決め、汚れのひどいところを部分洗いします。洗剤の注意点他も同じです。

ただ、コート類はかさばるものが多いので、手洗いの時には風呂桶を使う、洗濯機の洗濯漕を使うなどの工夫が必要になります。また、干す場合にもコート類は重いので、日陰に平らに干せるようにネットを使うのがおすすめです。

コートの種類はたくさんあり、洗えるか洗えないかの違いは、ポリエステル繊維と混紡される繊維素材に影響されます。それぞれの混紡素材別にコートの特徴と注意点をまとめました。しかし、高価なコートはプロに任せた方が良いので、クリーニング店に出すことをおすすめします。

綿とポリエステルの混紡のコートの洗濯法は

コートの中でも薄手のものであるトレンチコートやマウンテンパーカーは、綿とポリエステルの素材でできているものが多いです。これまでのポリエステルの衣類の洗濯方法を参考に、基本的には手洗いで、エマールやアクロンを使って洗うのがおすすめです。この生地は、乾くとしわになりやすいので、しわができたら低温のアイロンで当て布をしてしわを伸ばします。

トレンチコートやマウンテンパーカーもそうですが、レインコートもこの素材のものが多いです。撥水性が大事なので、洗濯してよく乾燥させてしわを取ってから、撥水スプレーをかけて乾燥させます。この時に、低温アイロンをかけると撥水性が長持ちします。

ウールとポリエステルの混紡のコートの洗濯法は

ウールとポリエステルの混紡のコートの洗濯法ですが、ウールはとても縮みやすい素材ですので注意が必要です。ダッフルコートやピーコートに見られます。縮み対策としては、手洗いでおしゃれ着洗いの洗剤を使って洗います。洗う際に裏返しにして、手際よく洗います。また、日光でも変色しやすいので陰干しでないといけません。

フードつきのコートは、外せる時は必ず外して別に洗濯をします。そして、基本的にファーは自宅で洗濯できません。

ダウンが内綿のコートの洗濯法は

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
※画像はイメージです

ベンチコートやダウンコートは、内綿が羽毛なので特に注意が必要です。これまでの注意点に加えて、洗剤はダウン専用洗剤を使うことをおすすめします。通常の洗剤では、羽毛から必要な油脂を取ってしまうため、乾いても元のような膨らみに戻らなくなってしまいます。

乾かす時も、羽毛が固まってしまうので、手でもみほぐしながら叩いてゆっくり乾燥させます。ウールとの混紡のコートと同じで、水平にネットの上で乾燥させます。羽毛の固まりが取れないで偏ってしまったら、乾燥機を低温にして少しずつ乾燥させていくと元に戻ります。

掛け布団を洗うには

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
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毎日使っている掛け布団も洗ってみましょう。シーツをよく洗う方はいても、掛け布団は洗わずに干すだけになってしまいます。丸洗いすれば臭いと汚れを落とせます。コートと同じく、ポリエステル素材を中心に洗い方の注意点を紹介します。

まず、ポリエステル以外の繊維の布団についてですが、綿100%の中綿布団は自分で洗濯できません。綿の表面の油脂が取れてしまい固まってしまいます。丸洗いは、クリーニング店に依頼します。

ウールの中綿布団も自分で洗濯しない方が良いです。ウールのセーターを洗う時のように、優しく手洗いします。しかし、大きいので風呂桶に中性洗剤を溶かして、踏み洗いをします。脱水後に天日で干し乾燥させます。

ウールが中綿の掛け布団には、ポリエステルの中綿が混ざっているものがあります。こちらの方が、縮みにくいので洗いやすいですが、何度も洗うとお布団が薄くなっていきます。気になる方は、クリーニング店に依頼しましょう。

ポリエステルの中綿の掛け布団の洗濯は

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
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布団の洗濯タグを確認して、洗濯可能なものに限りますが、これまでのポリエステルの衣類と同じ注意を守れば丸洗いができます。他の素材よりも、ポリエステル中綿は吸湿性が少ないので、乾きやすいのが特徴です。それでも、自宅で洗濯できないものもありますので、その場合はクリーニング店に依頼します。

洗濯タグで洗濯機マークがついているものは、自宅の洗濯器が利用できます。洗濯機でのポリエステル中綿の掛け布団を洗う手順は、洗濯槽に洗濯液を作りますが、むらにならないように液体洗剤がおすすめです。

表面の生地を傷めないようにするために、洗濯ネットに入れて、手洗いモードの優しい洗濯モードで洗います。この時に、液体の酵素系漂白剤を混ぜると、除菌して臭いも落ちるのでおすすめです。すすぐ時に柔軟剤を使えば、生地の洗濯しわを防ぎ、肌触りも良くなります。

足踏み洗いもおすすめ!

洗濯機が利用可能なお布団でも、大きすぎたら足踏み洗いをします。お風呂の浴槽を使って行います。踏み時は、全体を平均して踏みますが、汚れた部分は多めに踏み洗いします。すすぎは、綺麗な水に変えて踏んでいきます。水がきれいになるまで繰り返します。洗った後は、風呂の縁にかけておいて、しばらく脱水してから天日干しをします。

物干し竿2本を使って広げるように干すと、型崩れせず早く乾きます。この時に、コインランドリーの乾燥機を使えば、早く乾燥させられます。布団は中まで乾燥させるのが大変なのですが、完全に乾燥させないとカビの元になってしまいます。乾燥機を使って徹底的に乾燥させます。

素材別ポリエステルの洗濯方法

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
※画像はイメージです

ポリエステル繊維は、とても広く使用されている合成繊維で、高い耐久性を持ち丈夫です。濡れても吸水しないので、強度が変わらないし乾きやすいです。さらに、比較的熱耐性も優れていて摩擦に強いです。また、しわになりにくく軽い素材です。その上、合成繊維なので安価に生産できます。

反面、ポリエステル繊維は、静電気が発生しやすいことや毛玉ができやすいデメリットがあります。また、汚れが付きやすく落ちにくいのも困ります。ポリエステル繊維は、ワイシャツ他の洋服の生地に、ポリエステル100%のもの、綿や他の化学繊維と混紡されて使われています。混紡された場合の洗濯方法についてはどうでしょうか。

混紡とは

混紡とは、綿状になった2種以上の繊維を混ぜて紡ぎ糸にすることです。混ぜ合わせて紡績することで、絹と合成繊維、綿と合成繊維、ウールと合成繊維などがあります。はじめは、安価な絹や毛織物に近いものを生産するための手法でしたが、今では天然繊維の長所を生かし、短所を合繊で補って丈夫な生地を作るために行われています。

ポリエステルと綿の混紡の生地の洗濯は

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
※画像はイメージです

ポリエステルと綿との混紡生地の洗濯方法について紹介します。とても広く使われている混紡素材ですが、ポリエステルと綿は相反する性質を持っています。綿繊維の性質は丈夫で、吸水性が高く、耐熱性に優れていますが、そのためか縮みが大きく乾きにくい素材です。

ポリエステル繊維は吸水しない繊維で、速乾性に優れていますので、混紡することでお互いの長所を併せ持つ優れた生地になります。混紡の割合を変えて性質を変化させることもできます。綿とポリエステル混紡素材の洗濯は、洗濯しやすい素材と言えます。あまり気にせず選択が可能ですが、水洗い禁止のものもありますので注意が必要です。

ポリエステル100の生地の洗濯は

ポリエステル100%の生地の服を洗濯する時は、洗濯表示を確認して洗濯可能であれば、普通に洗濯できます。洗濯機が使用できないものは手洗いをします。ポリエステル繊維は、汚れが落ちにくい性質を持っていますので、汚れのひどいものと洗濯すると、汚れを吸着してしまいます。

また、おしゃれ着に多く使われていますので、デリケートな衣類は洗濯ネットに入れて手洗いモードで優しく洗濯することをおすすめします。

特に注意するのは、熱によるしわの発生です。しわになりにくいのがポリエステル繊維の特徴ですが、熱によるしわが発生すると取りにくいしわになります。これは、ポリエステル繊維が熱可塑性という性質を持ち、熱による変形を記憶してしまうためです。熱い乾燥機は避けて乾燥させましょう。

ポリエステルのしわにならない洗濯方法

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
※画像はイメージです

ポリエステルは、しわにもなりにくい素材ですので、ノーアイロンのワイシャツにも使われています。しかし、熱によるしわが問題で、しわが熱でできると取れにくくなってしまいます。熱を防ぐ洗濯をすれば良いので、乾燥機で高温にならないように低温で乾燥させるか、乾きやすい素材ですので自然乾燥させます。

ポリエステルの臭いをとる洗濯方法

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
※画像はイメージです

ポリエステル繊維は、吸水性がないために汗がこもりやすくて、臭いが落ちにくい性質があります。汚れも付きやすく取れにくいですから、それも臭いの元になってしまいます。洗濯しても臭いが取れていない場合の対処法について紹介します。

臭い取り方法は

ポリエステル繊維は、臭いが付きやすい素材ですので、洗濯前に洗剤で手洗いしてから洗濯機に入れると良いです。それでも気になる場合は、洗濯後にお湯と酵素系漂白剤で漬け置きしてから、すすいで干すと臭いが取れます。

ポリエステル繊維の衣類その他を自分で洗濯しましょう

ポリエステルが洗濯で縮む・しわになることの対策と洗濯方法
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ポリエステル繊維の衣類その他の洗濯方法を紹介しました。ポリエステル繊維は、耐久性に優れていてしわになりにくいですが、熱可塑性というものを持っていて、高温になるとしわが付き取れにくくなってしまいます。また、吸水性がないために汚れを吸着しやすく、ついた汚れが落ちにくい素材です。

そのようなところに気を付ければ、比較的洗濯しやすい素材ですから、自宅で洗濯していきましょう。そして、ポリエステル繊維の衣類は臭いが付きやすいのですが、それも落とす方法がありますので安心して着てください。それでも心配な方は、高価なものや大事なおしゃれ着は洗濯をクリーニング店にお願いしましょう。

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