洗濯の時間帯・洗濯を取り込む時間・つけ置き時間目安
更新日:2020年08月28日
洗濯物を取り込む時間
洗濯物をしっかり乾かすには、干す時間と取り込む時間にも注意が必要です。特に天気が変わりやすい時期や、乾きにくい冬などには注意が必要です。
洗濯物を干すベストの時間帯は、朝の9時から15時頃までです。特に日差しが強いのは12時から15時の間で、この時間帯は湿気も少なく乾きやすくなります。
しっかり乾いていなくても取り込むべき?
夏の日差しが強い場合は、朝干しておいたらお昼にはもう乾いていた、ということも十分ありめます。また洗濯物が多いときには、1日2回洗って干すといったこともあるでしょう。
ただ冬などは気温が低いため、15時を回っても湿っているということも多くなってきます。またお仕事などで帰宅ができないといった事情から、15時までに取り込めないこともあります。
15時を回ると、だんだんと洗濯物が湿気を吸ってしまい、冷たくなってしまいます。15時までに取り込むことができないのであれば、部屋干しにしておく方がいいでしょう。
15時に取り込んでも湿気ている場合は、そのまま部屋干しをして扇風機の風を当てる、もしくは浴室乾燥機で乾かすと早く乾きます。
洗濯の時間帯
洗濯機を使う音は、思っているよりも周囲に響きます。できれば周囲に迷惑にならない時間帯、またしっかり干して乾かせる時間帯に合わせて洗濯をするようにしましょう。また乾燥機を使う場合にも、洗濯機と同じように配慮が必要です。
洗濯機や乾燥機をいつ使うのがベストなのか、詳しくご紹介します。
洗濯機
洗濯機を使うベストな時間は、朝の7時から夜の9時頃までとされています。ただし近所にお年寄りや子供が住んでいる場合は、夜が早いので配慮する必要が出てきます。朝起きて洗濯機のスイッチを入れる、また子供を送り出してから洗濯を始めるなど、毎日の家事の流れで洗濯機を使うという人が多いでしょう。
問題は一人暮らしや共働きで、早朝や深夜でないと洗濯ができないという場合です。週末まとめて洗うという方法もありますが、休みの日が必ず天気になるという保証はありません。また洗濯物を溜め込むと、カビや臭いの原因にもなります。
事情があるから仕方がない、と自分の生活時間に合わせて洗濯する方法もありますが近所から苦情を受けることもありえますので、静音性の高い洗濯機を購入する、配置する場所に気をつけるなど事前の対策も必要です。
乾燥機
乾燥機付きの洗濯機も増え、花粉症などで外干しができない人にも活用されることが多くなってきています。
ただし乾燥機は時間がかかるだけでなく、洗濯機よりも大きな音と振動があります。そのため、時間帯によっては近所迷惑となることもありますので、使用する時間には十分に配慮が必要です。
洗濯物を外干しする前に、10分ほど乾燥機をかけると、冬など乾きにくい季節は早く乾くようになりますので、上手に活用しましょう。
槽洗浄
洗濯機は毎日使っていると洗濯槽に洗剤や汚れがたまり、カビなどの原因になるだけでなく、せっかく洗濯をしても汚れが再度ついてしまうことにもなりかねません。そのような事態を防ぐために、定期的に行いたいのが槽洗浄です。
縦型の洗濯機の場合は、洗濯槽用の洗剤を入れ、水をためて5時間程度おいてから洗濯から脱水までを一通り行います。ドラム式の洗濯機は、槽洗浄のコースがありますので、そちらを利用しましょう。この場合は、槽洗浄の完了まで機種にもよりますが12時間ほどかかることがあります。
どちらの場合でも、槽洗浄を行うとほぼ1日洗濯機を使用することができませんし、洗濯槽を洗いますので音や振動もあります。槽洗浄は洗濯の頻度にもよりますが、3,4ヶ月に1度は行うのがいいとされています。終了する時間も考え、日中にするように日程を考えるようにしましょう。
アパート
アパートの場合は、洗濯機の音よりも振動が周囲にかなり響きます。騒音問題でも多く取り上げられるほど、洗濯機によるトラブルは見聞きすることが多いのではないでしょうか。
アパートはコンクリート製であるため、考えている以上に洗濯機を使うときの振動は四方に伝わります。周囲の生活時間に合わせて洗濯物をする配慮も必要です。どうしても早朝や深夜でないと洗濯ができない場合は、平日のみにする、もしくはコインランドリーを活用するなどして、迷惑にならないよう対策することが必要です。
洗濯のつけおきの時間の目安
襟や袖の汚れや染みなど、洗濯機ではちょっと落とすのが難しい汚れを落とす際、ぜひやっておきたいのがつけおき洗いです。また洗濯機で乱暴に洗いたくないおしゃれ着や、下着を洗う場合にも活用できます。
洗剤をお湯や水に溶かし、そこに浸けておくだけの洗濯方法なので、生地を傷めることが少なくなります。ただし水に長時間浸けておくことや、洗剤を規定量以上に入れることは、かえって生地を傷める原因となります。
汚れの度合いにもよりますが、5分から10分程度で十分です。漂白剤を使う場合は5分から長くても30分程度です。つけおきは1時間以上するのはやめておきましょう。
血液の時間がたった時の洗濯方法
洗濯物の汚れで一番落としにくいのが血液の汚れです。付いてすぐに落とせば落としやすいのですが、気がつかないうちに付いてしまい、気がついたら時間が経って変色してしまうこともあります。
この場合は酸素系漂白剤を使いましょう。酸素系漂白剤と通常の洗濯洗剤を1:1の割合で混ぜます。染みの付いた部分の下にタオルを敷き、上から混ぜた洗剤を塗りつけていきます。10分ほど放置してから、通常の洗濯をします。
これで落ちない場合は、つけおき洗いをします。水を張った洗面器に、酸素系漂白剤と重曹を1:1の割合で水の量に合わせていれ、30分から1時間程度つけおきをし、通常通り洗濯します。
お湯を使うとかえって落ちなくなりますので、水を使うようにしましょう。
洗濯の物干しにかけておく時間の目安
洗濯物を干す際の天気や温度、湿度や風の強さにもよって、洗濯物が乾く時間には違いがありますが、平均して洗濯物を乾かすのに必要となる時間は5,6時間程度です。ただし洗濯物の素材や厚さによっても、乾く時間には違いがあります。
部屋干しにすると、外干しの約2倍以上の時間が乾くためには必要となります。天気が悪い日や気温が低い時期でも、できるだけ外に干して、ある程度風を通すことで乾きやすくなります。
乾かしやすくするコツ
洗濯物を早く乾かすためには、洗濯物を溜め込まず、まめに洗濯することが必要です。まとめて洗った場合でも、乾きにくい厚手の服を一カ所にまとめるのではなく、乾きやすい服と交互に干すことで、風の通りが良くなるので乾きやすくなります。
また風がよく当たるように広げて干す、洗濯物を密着させないことも、乾きやすくなるコツです。また部屋干しをする場合はエアコンの除湿や、除湿機を使うほか、扇風機の風で部屋の空気の流れを循環させることでも早く乾きます。
上手に洗濯をして気持ちよく過ごそう
洗濯機も多様な機種が増え、便利な機能も増えています。ただし便利になったとはいえ、振動や音は少なからず周囲に迷惑をかけてしまいます。生活スタイルによっては、朝洗濯ができない、また夜しか洗濯ができないといった事情があるでしょう。
洗濯をして気持ちよい生活をしたいと考えるのは皆同じですが、迷惑になりそうなら、事前に一言周囲に伝えることもマナーです。どの音がうるさいと感じるかは、人によっても受け止め方が違いますので、自分では大丈夫だと思っても、そう受け止めない人もいます。「お互い様」の気持ちを忘れず、気持ちよく過ごすように気配りするようにしましょう。
初回公開日:2017年11月22日
記載されている内容は2017年11月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。