天気の洗濯指数の見方・天気アプリ|黄砂/花粉
更新日:2020年08月28日
天気の洗濯指数って何?
天気予報などで目にする「洗濯指数」とはなんでしょうか。洗濯指数は、日照時間や気温や湿度などを元に決められている数値です。日常生活のお役立ち情報を、民間の気象会社が表しています。数値の見方がわかれば、乾きにくい日と乾きやすい日がわかります。
ここでは洗濯指数の見方について説明します。洗濯をする上で、知っておきたいお役立ち情報です。
洗濯情報として役立てる
洗濯指数とは、洗濯物を外干しする際に、どのくらい乾きやすいかを表している数字です。綿100%の長袖シャツを3時間干した時に、どの程度乾くかを教えてくれます。
数字が大きいほど洗濯に適していますす。100~80はとても乾きやすい、70~40はまあまあ乾きやすい、30以下は乾きにくい数字です。80以上であれば厚手の衣類も乾きやすく、30以下の場合は室内干しをします。
洗濯指数の見方を知っていれば、曇りがちの天気でも、実は洗濯に向いている日がわかります。洗濯指数を見て洗濯するかどうかを決めたり、厚手のものや大きなシーツなどを洗うチャンスを見極めましょう。
洗濯に役立つアプリは?
テレビやラジオの天気予報の時間まで待てない時、スマホのアプリは大変役に立ちます。アプリには、情報がたくさんあるものと、シンプルに洗濯情報を教えてくれるものがあります。洗濯をする上で、洗濯指数などの表示があるアプリをご紹介します。
日本気象協会「tenki.jp」
日本気象協会の「tenki.jp」のアプリでは、洗濯指数の表示ができます。ウィジット機能があるので、アプリを起動しなくても情報を確認できます。週間予報よりも長い「10日予報」や充実した防災情報もあり、豪雨や地震についてもアプリで見られます。気象予報士のコラムもあり、情報量が多いアプリです。色々な天気情報を知りたい方にです。
洗濯情報が充実「天気予報アプリ」
天気予報アプリは洗濯情報が充実しています。可愛いアイコンで、洗濯物が「良く乾く・乾く・乾きにくい」を教えてくれます。アプリを開いたその時間の洗濯情報がわかるので、今の状況を知りたいという要望に答えてくれるアプリです。
ピンポイントで降雨情報も教えてくれるので、急な雨でも洗濯物を濡らさずに済みます。洗濯情報以外は必要ない方にアプリです。
黄砂のときはどう干したらいいの?
黄砂とは、中国大陸内陸部の砂漠地帯の黄色い砂が風によって巻き上げられ、偏西風に乗って日本に飛来し、空気中に浮遊したり地上に落ちたりする現象です。黄砂の影響は3~5月がピークです。花粉症が出たり洗濯物が汚れたりと、困った天気です。
黄砂の時は、部屋干しをします。外干しの場合は、天気予報でも黄砂の情報は入るので、少ない日を狙いましょう。雨の日の翌日や風の弱い日は、黄砂があまり飛ばない天気なので、洗濯に向いている日です。
外干しをした場合、部屋に取り込む前に洗濯物の表面を払い、黄砂が室内に入り込まないようにしましょう。
花粉のときはどう干したらいいの?
春先に大量飛散する、スギ花粉を代表とした花粉の季節には、どのように洗濯物を干したらいいでしょうか。花粉が飛散している天気の時は、室内干しがです。
どうしても外干ししたいという場合のポイントは、花粉の飛散が少ない時間にのみ干すことです。飛散の少ない午前中のうちに取り込んでしまいましょう。また、風の強い日や、雨あがりの翌日は避けます。柔軟剤を使い衣類の静電気を抑えることで、花粉が付着しにくくなります。室内に取り込む際には必ず衣類を払ってからにしましょう。
花粉が飛散するピークの時間はお昼以降です。この時間に洗濯物が乾いていれば、花粉は付着しにくくなります。濡れている時間を、この時間帯とずらしましょう。朝早い時間から外干しすることをします。
風が強いときは飛ばされないように
強風の日は洗濯物が飛ばされやすいものの、乾きやすい日なので積極的に利用したいです。強風の時にするグッズをご紹介します。ハンガーが一方に寄ってしまったり、ハンガーごと風で飛ばされたりしないようにしましょう。
強風の日は砂ぼこりも舞うので、なるべく砂が付着しにくい素材のものを干しましょう。また、あまりに強い風の時は、危険なので室内干しにしましょう。
はしご状の洗濯ロープ
強風の日は洗濯ロープが便利です。ロープがはしご状になっているものを選ぶと、そこにハンガーを掛けることができます。仕切りがあるので、ハンガーが風で移動して重なってしまい乾かなかった、ということもありません。
またロープに直接衣類を通してしまえば、どんな強風でも飛ばされません。価格もリーズナブルです。旅行やキャンプにも使え、室内干しにも活躍します。価格も安いので、ひとつは持っていたいアイテムです。
何度かリピートしています。
出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R261FU2FZK2X... |
風の強い日でもハンガーが移動したり外れたりしないので、とても便利です。
屋外に吊りっぱなしなので、1年ほどでやや伸びて劣化もしますが、値段もそれほど高くないので買い替えています。
弾力があるので、重たいものにはあまり向きませんが、時と場合によって物干し竿と使い分けると良いです。
天気が良くても干しっぱなしは危険!
遅くまで外出するけれど、天気がいいからと干しっぱなしにしていませんか。天日干しをすれば洗濯物はいい匂いになるし、ぱりっと乾きます。しかし、それは大変危険な行為です。
日が暮れてからも干し続けていると、洗濯物は湿ってきてしまいます。夜になると湿度が上がるためです。せっかくぱりっとさせたくても、取り込む時にはしんなりしてしまうし、雑菌も繁殖します。
防犯上も、干しっぱなしは良くありません。夜になっても干してあるということは、家に誰もいない状態の表れです。女性の衣類しかない場合は、さらに危険です。
天気が良くても、帰宅が夜になるときは外干しを諦め、室内干しをします。外干しをする時は、夕方には確実に家にいる日にしましょう。
洗濯が乾きやすい天気は?
洗濯が乾きやすい天気には、さまざまな要因があります。晴れている日は乾きやすいですが、それ以外にはどのようなものがあるでしょうか。洗濯指数を決める上でも重要な要因です。ここではひとつずつ解説していきます。
乾燥している
乾燥している天気の日は、洗濯物は良く乾きます。しかし、ただ乾燥していればいい、というわけではありません。冬の空気ははとても乾燥していますが、それだけでは洗濯物は乾きません。乾燥した空気は、温めることにより水分を吸着します。髪の毛を乾かす時にドライヤーで、冷風ではなく温風を使うのはそのためです。
室内干しにする場合は、なるべく室温を上げましょう。洗濯物が乾きやすくなります。外干しの時は気温が高い日を選びましょう。
風が強い
風が強い天気の日は、洗濯物は乾きやすいです。水分を吸った空気が洗濯物から離れ、乾いた空気が洗濯物の周りに流れてきます。その循環を強めてくれるのは風の強い日です。風のない日や室内干しでは空気が停滞し、湿った空気がいつまでも洗濯物の周りにいることで、乾きを遅らせてしまいます。
風の弱い日は、なるべく洗濯物同士が重ならないように距離を置きましょう。洗濯物が重なると、風が吹いても湿った空気が動きにくくなります。室内干しにする場合は、エアコンを付けることで空気を循環させられます。
天気を知って快適な洗濯をしよう!
ここまで洗濯指数や、洗濯物が乾きやすい天気について書いてきましたが、いかがでしたか。なんとなく「天気のいい日が乾きやすい」と感じていた方も、洗濯物が乾くいくつもの要因を知ることで、より良い日を選んで洗濯を干せると思ったのではないでしょうか。
外干しをする場合、自然の天気を相手にしなくてはいけません。そういった時には天気予報アプリを使い、心地よく洗濯物を乾かしましょう。黄砂や花粉などが舞う時期にも役立ちます。またグッズを活用して、強風の時にも負けない環境を作りましょう。
風や乾燥を味方につけ、大切な衣類を洗濯すれば、次回着た時にとても気持ちが良くなります。天気の情報を知り、快適な洗濯をしましょう。
初回公開日:2017年11月22日
記載されている内容は2017年11月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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