【ブランド別】電気毛布の洗濯方法|山善/ドラム式/手洗い表示
更新日:2020年08月28日
ブランド別電気毛布の洗濯方法
電気毛布は名前のとおり、電化製品に分類されます。コードがついていることから、洗濯できないのではないかと考える方も多いでしょう。しかし正しい方法で洗濯すれば、可能なものは大半です。
電気毛布のメリットは乾燥しないことです。エアコンをつけているとお部屋が乾燥するため、加湿器が欠かせないのではないでしょうか。そうなるとますます電気代は高くなります。
電気代の面からも利点があります。エアコンの電気代が1日当たり約150円、1か月を30日で換算すると約4500円ほどです。それに比べて電気毛布は1日当たり約2円以下、1か月の換算でも約60円前後で済みます。
電気毛布を賢く生活に取り入れることが良いと言えます。そんな電気毛布は、もちろん洗濯可能です。メーカー別の洗濯方法や手洗いの方法を紹介していきます。洗濯前に水洗いが問題ないものか、タグを確認しておきましょう。
山善
山善の電気毛布の特徴は丸洗い洗濯が可能なことと、本体代の価格が低めでお手頃に購入できるメリットがあります。機能としては、ダニ退治が付いています。サイズは豊富ですが、シングル用のもので140×80です。1時間当たりの電気代は強で使う場合、約0.68円です。
電気毛布はネットに入れて洗うことをします。そのまま入れてしまうと洗濯機の中で電気毛布がねじれてしまう可能性があり、故障の原因になりまねません。電源プラグの部分が見えないように入りたたんで入れましょう。扇子のようにじゃばらに折るのがベストです。
洗濯方法
1)洗濯機から出る水を使うのではなく、30度前後のお湯を用意してください。
2)洗濯機にお湯と中性洗剤を入れて溶かします。肌ざわりの良い電気毛布をお好みの方は、柔軟剤も使ってください。
3)途中開閉が可能な洗濯機はすすぎのタイミングで柔軟剤を入れます。同時に本体のプラグも再度水で洗ってください。
4)30秒から60秒脱水にかけます。
5)洗濯が終わったら乾燥機にはかけず、なかのヒーターの線がねじれていないことを確認して干してください。
なかぎし
なかぎしの電気毛布の特徴は丸洗い洗濯が可能なことと、安心の日本製であることです。機能としては「ダニ退治」「室温センサー」「頭寒足熱配線」が備わっています。サイズは主に3種類でシングルタイプで140×80です。1時間当たりの電気代は強で使用した場合約0.8円です。
電気毛布はネットに入れて洗うことをします。そのまま入れてしまうと毛布が傷んでしまいます。本体プラグの部分が見えないよう、3つ折りに入りたたんで入れましょう。扇子のようにじゃばらに折るのがベストです。
他のものと一緒に洗うと色移りの原因になりますので、電気毛布だけで洗いましょう。
洗濯方法
1)中性洗剤を入れて、洗濯時間を12分以内にします。柔軟剤もお好みで使用してください。
2)すすぎは洗剤がのこらないように、十分行なってください。
3)30秒から60秒ほど脱水にかけます。
4)洗濯が終わったら、本体プラグの中の水滴をきれいにふき取りましょう。
5)ヒーターの線がねじれてないかを光にあててから干します。
コイズミ
コイズミの電気毛布の特徴は、丸洗い洗濯が可能なことと電磁波の発生を90パーセント以上カットしていることです。機能としては「ダニ退治」「抗菌防臭」「室温センサー」「頭寒足熱配線」が備わっています。サイズは豊富ですが、シングルタイプのもので140×80、重さは700グラム程度です。1時間当たりの電気代は約0.9円です。
電気毛布はネットに入れて洗うことをします。そのまま入れてしまうと電気毛布が洗濯機の間に挟まり、生地が傷んでしまう可能性があります。本体プラグは外して、3つ折りにたたんで入れましょう。扇子のようにじゃばらに折るのがベストです。
他の洗濯物とは別にして、電気毛布だけで洗いましょう。
洗濯方法
1)洗剤をいれて、時間を12分以内でスタートしてください。
2)洗剤が残らないように十分すすぎを行います。静電気を防止するために柔軟剤を使用しましょう。
3)30秒から60秒脱水にかけましょう。
4)干すさいは色が変わるのを防ぐために、日陰に干してください。
5)ヒーターの線がねじれていないか確認してから干しましょう。
ユアサ
ユアサの電気毛布の特徴は、丸洗い洗濯が可能なことと本体が安価なものが多く手に取りやすいことです。機能としては「ダニ退治」「室温センサー」が備わっており、15時間を経過すると自動で電源が切れる仕組みになっています。サイズはさまざまですがシングルタイプで140×80、130×80のものもあります。1時間当たりの電気代は、1.1円です。
電気毛布はネットに入れて洗うことをします。そのまま入れてしまうと洗濯機の中で電気毛布がねじれてしまう可能性があり、故障の原因になりまねません。電源プラグの画内側になるようにたたむか、丸めていれましょう。扇子のようにじゃばらに折るのがベストです。
洗濯機に毛布洗いのコースがあることを確認しましょう。ほかの洗濯物と一緒に洗わず、電気毛布のみで洗濯しましょう。
洗濯方法
1)毛玉ができやすいため、洗濯時間は短めにしましょう。洗剤と静電気防止のための柔軟剤を入れておきます。
2)洗剤が十分落ちるようにすすぎを重点的にしましょう。
3)脱水は浴槽で乾かすか、脱水機能で30秒から60秒かけてください。
4)プラグ部分の水気をしっかりふき取り、風通しの良い場所に干してください。
5)ヒーターの線がねじれていないことも確認しましょう。
koden
広電の電気毛布の特徴は、丸洗い洗濯が可能なことと素材が綿かポリエステル100パーセントでできていることです。機能としては「ダニ退治」「頭寒足熱配線」「タイマー」が備わっており、10時間経過すると自動で電源が切れる仕組みになっています。
電気かけしき毛布としては188×130が多いサイズですが、電気ひざかけ毛布だと150×90と少し小さめのものもあります。1時間当たりの電気代は電気毛布で約1.35円、ひざかけで約1.17円です。
電気毛布はネットに入れて洗うことをします。そのまま入れてしまうと洗濯機の中で電気毛布がねじれてしまう可能性があり、故障の原因になりまねません。本体プラグが内側になるようにネットに入れてください。
洗濯方法
1)中性洗剤を入れて洗濯機をスタートします。
2)洗剤残りを防ぐためにすすぎはしっかり行いましょう。
3)30秒から60秒脱水をしてください。
4)乾燥機は使用せず、天気の良い日に干しましょう。
電気毛布の機能の詳しい説明
お使いの電気毛布の洗濯方法を知ることは、長く使えることにもつながります。そこで電気毛布に搭載されている機能を紹介しましょう。
・ダニ退治
ダニは熱に弱く、高い温度に設定することでダニの繁殖を抑える効果があります。ダニは50度以上の熱に30分当たると死滅すると言われています。
・室温センサー
お部屋の温度に応じて、電気毛布が発熱する温度を自動で調整する機能です。お部屋が寒い時にはより暖かくしてくれ、お部屋が暖かい時はちょうど良い温度にしてくれます。
・頭寒足熱配線
眠るときに足が冷えていてはなかなか寝付きにくいという方も多いのではないでしょうか。人は眠りにつくときに足元が温かいほうが理想的だといわれます。そのため頭の近くで感じる熱を抑え、足元はより暖かくする機能です。
ダニを繁殖させないために
ダニの繁殖を抑えるには、洗濯もよいですが掃除機で吸った方が効果的です。
1)3つ折りか4つ折り折りたたんだで、家庭用のごみ袋に入れます。
2)空気を押し出し、口をセロハンテープで止めましょう。
3)30分以上通電し、終わったらそれぞれの面を掃除機で吸い取ります。
4)後は日陰で乾燥させると良いでしょう。
長く使えるために
洗濯方法は以上を見てわかるように、どのメーカーもほとんど大差はありません。しかし共通点はたくさんあります。
・洗濯のさいはネットを使う
電気毛布は中にたくさんのヒーターが入っています。それがねじれを起こしたり、切れたりすると故障の原因になるでしょう。また色落ちを防ぐ効果があります。
・脱水は短めに
絞りすぎると上記の理由と同じで良くありません。
・本体プラグ
洗濯が終わってから1番初めに行なってもらいたいのが、本体プラグの水滴をとることです。どうしても水が溜まりやすく、そのまま放置すると電源が入らなくなる可能性があります。
・日が当たるところには干さない
洗濯する日はお天気の良い日に、日陰に干すことです。風通しが良い場所を選びましょう。直接日があたってしまうと色褪せる原因になります。
ドラム式洗濯機での洗濯方法とは?
お使いの洗濯機がドラム式な方も多いでしょう。このドラム式洗濯機は高い分非常に能力に優れています。余計な水を使わないため節水できます。「たたき洗い」を使うのでパワーが強いく汚れにも最適ですし、乾燥も縦型のものに比べて早いです。
ですがこのたたき洗いが電気毛布にはNGです。縦型の洗濯機に入れても洗濯時間を短くして、ネットにいれる必要があります。ドラム式洗濯機は初めから強い力で洗ってしまうため、電気毛布にはとても不向きと言えます。
コインランドリーでもドラム式洗濯機が使われている場合は洗濯できません。電気毛布を洗濯する場合は手洗いで行なうのが良いでしょう。
手洗い表示があるときの電気毛布の洗濯のポイント
電気毛布の中にも手洗いを推奨している商品もあります。うつわに波型のマークがあるものは手洗いがOKですが、バツが付いているものは洗濯できません。確かめてから行ないましょう。洗濯機で洗うのが不安な方にも最適です。試してみて下さい。
サイズの小さいものはバケツやたらいでも問題ないですが、大きいものはお風呂の浴槽で洗うのがベストです。最初にコンセント部分を外し、ごみが付いている場合は掃除機で吸い取って下さい。
手洗い方法
洗濯機での洗濯同様、3つ折りか4つ折りにたたんでから行ないます。中のヒーターに従った折り方にください。強い力で無理に圧力をかけると、ヒーターがねじれてしまい故障の原因になりかねません。
1)30度前後のお湯を浴槽に張ります。
2)中性洗剤をいれて、その中に折った電気毛布を入れます。
3)足で踏むか、手で揉み洗いして汚れを落としていきましょう。
4)一旦水を変えて、そのタイミングで柔軟剤を入れます。
5)しっかり洗剤を落とし切り、乾燥させます。浴槽の端にかけると乾燥が早いです。
6)ある程度乾燥したら日陰に干して完了です。
電気毛布は乾燥機にかけられない?そんなときの乾かし方
電気毛布はほとんどのものが乾燥機使用不可です。乾燥機は日光の優しい光と違って、高温でさっと乾かします。洗濯物にはとても便利なものですが、電気毛布は中のヒーターが故障してしまう可能性がありますので使用しないでください。
洗濯機で洗った場合は、お天気の良い日を選べばそのまま外に干しても十分乾きます。手洗いした場合は、浴槽の端にかけてある程度水分が抜けるのを待ちましょう。小さいものは竿を2本使いそのまま干しても問題ありません。
布団のように干しても大丈夫ですが、物干し竿を2本使いM字になるように干すと乾燥が早く済みます。
電気毛布洗濯の頻度
毛布自体が温かい分、汗がでる量も増えます。直接汗を吸い取りますから、放置するとカビの発生を促してしまいかねません。
お使いの寝具を洗タイミングで洗濯するか、月に1度は洗濯を心掛けてください。頻繁に洗濯できないときは、晴れの日に日陰に干しておくだけでも効果があります。
冬のお布団を快適に
お部屋の中は暖房であたたかくても、お布団に入るとひんやりとして震えた経験がある人も少なくないでしょう。電気毛布は、冷え症には特につらい悩みを解消してくれる優れ物です。寝るときだけではなく、日中の寒いと感じた時にソファやいすでひざ掛けとしても使用できます。
この冬、電気毛布を活用して体をより暖かくして過ごしてみてはいかがでしょうか。
初回公開日:2017年12月20日
記載されている内容は2017年12月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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