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乾燥機で縮む素材・戻す方法・理由|セーター/レーヨン

初回公開日:2018年01月11日

更新日:2020年02月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

衣類乾燥機で服を乾かしたら縮んでしまった、そんな経験はありませんか?せっかく早く乾いても着用できない状態になっては意味がありません。今回はそんな便利だけど縮む可能性を秘めた乾燥機についてご紹介します。なぜ縮むのかを理解して上手く乾燥機を活用していきましょう。

乾燥機で縮む素材・戻す方法・理由|セーター/レーヨン

乾燥機は使用してはいけない素材がある?

毎日の家事の中で始まりから終わりまでに時間を要す作業と言えば、何と言っても乾くまでに時間が必要な洗濯なのではないでしょうか。そんな家事の一環で外せない洗濯を優先的に考えて、一家に一台あると便利な設備に衣類乾燥機があります。衣類乾燥機は洗濯機の延長線上で洗濯機内にて行える電気を使用するもあれば、ガスを使って最短で乾かすガス乾燥機、浴室を使って乾くまでの時間を短縮する浴室乾燥機などいくつかに分かれます。

今回は、熱を加えて乾かすことを目的とした一般的な乾燥機についてご紹介しましょう。普通に干すより数倍の速さで乾燥させることができる乾燥機、非常に実用的ではありますが実は使用して良い衣類、使用してはダメな衣類があるのをご存知でしょうか。あらかじめ知っておかなければうっかり大切な衣類をダメにしてしまうこともあるので、乾燥機をかける際は慎重に選ぶようにしましょう。

乾燥機で縮む素材・繊維

さて、上記でも少し触れたように、長引く雨の季節や花粉の多い時期など洗濯物をカラっと乾かしたくともどうしても外干しでは足りない場合、自宅に設置できる乾燥機は非常に便利に使用することができます。乾燥機はカラっと乾かすだけでなく、乾くまでの時間の短縮にもつながり、素材によっては洗濯物をふんわりと仕上げる事だって可能です。

しかし、ここで注意しておきたいことは乾燥機にて熱を加えることで【縮む素材や繊維がある】ということです。ここでは実際に乾燥機を使用する場合、気を付けるべき素材について詳しくご紹介します。

縮みやすい素材はレーヨンなどの天然素材

縮みやすい素材と言っても一つに限られるわけではありません。洗濯物が乾く原理を簡単に考えてしまうと、乾燥機内の熱によって洗濯物を鍋で煮たり蒸したりしているような状態だと言えます。そのため、どうしても繊維によっては固く、そして縮こまってしまうという現象に繋がってしまいます。

中でも【木綿・麻・毛・絹・レーヨン・ビスコース】など天然素材と言われるものは非常に縮みやすいので注意が必要です。

綿・特にニットには注意が必要

綿と言えば何だか万能に乾燥できてしまいそうなものですが、綿こそ乾燥を行うと縮んでしまうので注意が必要です。中でも綿でできたニットは特に縮みやすいため、うっかり乾燥機で乾かしてしまい着用できなくなった、という声は少なくありません。

ナイロンやポリウレタンは高温に非常に弱い

乾燥機は熱を加えて洗濯物を乾かしますが、熱を加えること自体を避けなければならない素材にナイロンやポリウレタンがあります。熱に弱いということはそれだけダメージを受けてしまうので分別の際は注意を払いましょう。

比較的縮みにくい素材はポリエステル系

乾燥機で熱を加えると縮む素材があるというのは性質上避けては通れません。しかしながらポリエステル系の化繊であれば高温に強いため縮む心配なく乾燥させることが可能です。

ウールは【絶対に】乾燥機に入れてはならない

天然素材は縮みやすいと先に紹介していますが、中でも絶対に乾燥機にかけてはならない繊維に【毛(ウール)】があります。乾燥機にも種類がありますが、機械力をかけると同時に熱をかける「タンブル乾燥」だと、ウールは倦縮を起こしてしまいます。一度倦縮を起こした成否は元に戻すことはできません。ウールは、靴下やセーターに多く使われているので乾燥させる前に必ず確認を行いましょう。

乾燥機で縮んだ衣類を戻す方法

いくら注意を払っていてもうっかり乾燥機に入れてしまい「衣類が縮む」という失態は誰しも経験はあるでしょう。縮んでしまった、そこからどう復活させるかが重要なポイントです。一度縮む過程をたどってしまった衣類は元に戻すことはできるのでしょうか。ここでは繊維、素材をあげて簡単に説明いたしますので参考にしてみましょう。

縮んでしまった製品を元に戻す手順

まずは既に縮んでしまった製品を元に戻すための手順をご紹介します。

◆準備するもの◆
・衣類が入る大きさのたらい
・コンディショナー

◆手順◆
①用意したおけやたらいにぬるま湯を入れて、たっぷりとコンディショナーを加えます。
②衣類をつけこみます。
③30分程度そのまま放置し、その後すすいで干します。
※干すときは縦に横にと衣類を伸ばし、できるなら縮む衣類を伸ばすための型を入れ込むと良いでしょう。

手順を踏んだからと言って全てが戻るわけではない

上記の手順を踏むにあたって注意したい点があります。それは、この方法はウールを含む混紡、ウール、ウール以外の毛でできた製品であったり、カシミヤ・アンゴラ等の天然製品に効果があるということです。そのため、手順を踏んだからと言って全ての衣類が戻るわけでなく、ウールなどの天然製品が必ず戻ると約束できるものではありません。

化学繊維にはそもそも使えない方法なので注意が必要です。

縮む素材のセーターの場合

セーターの場合は上記の手順で縮む状態を元に戻すことが可能です。これはコンディショナーに含まれる【アモジメチコン】が作用することで得られる効果で、上記で紹介したように動物の毛などの天然素材であることが前提とされています。そのため、綿やポリエステル、麻でできたセーターだと思うような効果がえられないこともあるので覚えておきましょう。

縮む素材の布団カバーの場合

綿100%で作られているような布団カバーの場合、乾燥機にかけることで縮んでしまい布団カバーとして使うことができなくなってしまうことがあります。そんな時の対処療法としては、コンディショナーに漬け込むのではなく引っ張りながらアイロンをかけてあげましょう。多少は伸ばすことができるでしょう。

ジーンズの場合

ジーンズは化繊混じりのストレッチジーンズは例外ですが、老舗デニムブランドから販売されているジーンズは綿100%で制作されているため水洗いをすると大幅に縮んでしまいます。そのため、縮むジーンズをさらに水に漬け込んで縮みを治すという手段は妥当ではないでしょう。

縮む素材のTシャツの場合

綿など伸縮性のある素材で作られているTシャツは乾燥機にかけることで縮むことが多々あります。この場合は上記で紹介したコンディショナーのぬるま湯に漬け込む方法で修復させることが可能です。コンディショナーに含まれるジメチコンがTシャツに使用されている素材の繊維をコーティングすることで、繊維同士の摩擦を軽減させる効果が得られます。これが、一度縮む素材を元に戻すというマジックを引き起こしてくれるという訳です。

乾燥機で縮む理由

乾燥機に衣類をかけるのは家事の時短にもなるし、タオルはふわふわになるし、更に言えば早く洗濯物は乾くしで良いことだらけのように見えます。しかし実際は乾燥機に入れることで縮む素材は多く、ほとんどの場合多少なりとも縮んでしまうことが分かりました。

しかし、なぜ衣類は乾燥機に入れると縮んでしまうのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。ここではそのメカニズムについて詳しく解説させていただきます。

乾燥機で縮む原因とは

乾燥機を使用することで特に縮む素材としてはウールが一番に、そして綿、麻と続きます。綿はTシャツや肌着、トレーナーなど様々な衣類に使用されており、日常的に使う衣類にこそ含まれている素材だと言っても良いでしょう。普通に外干しをする分には縮むことはないのに、なぜ乾燥機だと縮むのか、その理由は乾燥機を使用することで【繊維の編み目がつまる】ことに原因がありました。

「縮み」は繊維の引っ張り合いから起こるもの

繊維とは、製造過程において「延伸」という強い力でひっぱる処理が施されています。延伸を行うことで繊維はより強くなる効果が得られます。一方でこの延伸という処理は無理やりな法則であり、隙をついては元に戻る働きかけがされるのです。

・洗濯で繊維に水が含まれると延伸で処理された繊維が壊れます。
・乾燥機の熱で繊維が柔らかくなると、延伸で処理された繊維が元の位置に戻ります。

このように、日常的に行う選択の中で起こりうる現象が「縮む原因」となっていることを頭に入れておきましょう。

乾燥機は主婦の強い味方!上手く取り入れえて有効活用しよう!

今回は乾燥機で衣類が縮む原因についてご紹介しました。乾燥機を使用するとすぐに乾かすことができる反面、縮むと衣類が着用できなくなる可能性というデメリットも存在しています。だからといって便利な乾燥機を避ける必要はなく、上手く取り入れることで家事の時短にも大きく貢献してくれることでしょう。

縮むから、という理由で敬遠するのではなく、説明書をしっかりと熟知し、メリットを大きく得られるように上手く取り入れていくことが大切です。

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