洗濯機のアース線の付け方と外し方・アースがない場合・必要か
更新日:2020年03月13日
洗濯機のアース線の付け方・外し方
洗濯機を安全に使用していただくためには、アースの取り付けは必要不可欠です。この頃は、洗濯機置き場にアース棒やアース端子のないところがあります。洗濯機の置き場所や環境を確認し、アース線を取り付けて使用することで、漏電による感電や火災を防ぐことができます。
正しいアース線の取り付け方や知り、ご自身の財産と家族の安全を守りましょう。また、これから洗濯機を購入しようと検討中の方には、ぜひ知っていただきたいことがあります。設置場所、設置環境を確認し、洗濯機とアースの関係を知れば、購入などにも役に立つでしょう。
アース線の付け方と外し方の注意点
アース線の付け外しで一番大切なことは、洗濯機の電源プラグをコンセントから抜いた状態で作業することです。コンセントを差したままだと感電の恐れがあります。また、濡れた手や湿気にも気を付けましょう。非常に危険なので、必ず守るようにしましょう。
また、洗濯機の置き場所によってアース端子やアース線など必要な部品が違ってきます。取り付け前に確認し、電気屋さんに相談しましょう。
コンセントにアース端子がある場合
コンセントに取り付けするタイプは、アース端子のカバーをマイナスドライバーでこじ開けてください。すると金属のアースネジがあります。そのネジをプラスドライバーで左に回して緩めてください。そしてアース線の先端の皮をむき、芯線部をアース端子に差し込んでつなぎます。
アース線をアースネジにつないだら、プラスドライバーで右に回して閉めてください。ドライバーが回らなくなるまで回したなら、最後にアース線を下に引っ張ってみて外れないか確認してみましょう。外れなければカバーを閉めて完了です。
外し方は、逆の手順で行いましょう。アース端子のカバーを開けて、アースネジを左に回してください。ネジが緩んだらアース線を下に引っ張れば簡単に外れます。
ワンタッチ式
今は、ネジのないワンタッチ式やさまざまなアースの取り付け形状があります。アース端子にはいくつかタイプがあるので、自分の家がどのタイプかしっかりと確認しましょう。
また、リード線付きアダプタータイプもあります。コンセントにアース端子が付いていない時は、アダプタータイプが便利です。電気屋さんを呼んで作業する手間が省けます。お値段も格安で、取り外しできるので、引っ越しの多い方には非常に使いやすいです。アダプター式アースの取り付け方法などは、購入時に販売店に相談するのも良いでしょう。
アース線の豆知識
洗濯機の電源コードと緑色の細い線が製品についています。この緑色の細い線がアース線です。洗濯機などの電化製品ですが、漏電が生じないよう、入念に絶縁処理を施してから出荷しています。しかし、製品の不適切な使用法や部品の劣化などで、漏電が起きうる可能性があります。メーカーとしては、安全に使用できるようにアースの取り付けを必ずお願いしています。
また、ひとつのアース端子に複数のアース線を付けることも可能です。例えば、洗濯機と電子レンジのアース線を、同じアース端子に取り付けができます。アパートなど間取りによっては複数のアース線を一緒に付けることが必要になってきます。アース端子の位置を確認し、電化製品の配置を考えると良いでしょう。
洗濯機のアースがない場合
アパートやマンションなどは、ベランダに置くなどアースが無い場合があります。専用の金属棒や長いアース線が必要になってきます。その際は電気屋さんに相談しましょう。
アース工事は、D種設置工事と言って、有資格者のみ許可されています。電気工事士の資格を持たない方がアース工事をすることは禁じられています。漏電や発火、感電の危険を防ぐための工事です。責任も伴ってきますので、無理せず電気屋さんに相談しましょう。
洗濯機のアースは必要なのか
アースを取り付けずに洗濯機を使用しているご家庭もたくさんあります。アースをつなげなくても問題なく使用できていると感じていること方もいます。アースなんて必要ないと思われている方は、ぜひ、アースの役割と大切さを知ってください。
設置場所や設置環境によってアースの取り付け方法も変わってきます。ご自宅の洗濯機を確認しながらぜひ、参考にしてみてください。
アース線とその役割
洗濯機を購入すると「安全にご使用いただくためには、必ずアースを取り付けてください」と取扱説明書には、書いてあります。みなさんは、アースとは何かはっきりとおわかりでしょうか。なぜ、アースを必ず取り付けなくてはいけないのか、疑問に思ったことはありませんか。
洗濯機は水気を使用するため漏電する可能性が大きい製品です。洗濯機の年数が経ち、劣化してきたときにも漏電する可能性があります。それは、稀なケースではありますが毎日の生活を安心してお過ごしいただるようにメーカーは注意書きでアース取り付けを案内しています。アース線を取り付けずに使用し問題が起きても自己責任です。洗濯機に漏電遮断器があっても、アースは不要ではありません。
外置き
外置きは特に、雨で感電の危険があるのでアースの設置は必要です。長いアース線を購入してベランダの外にアース線を持っていくかどんな方法があるかは電気屋さんに相談しましょう。また、マンションなど契約によってはいろいろな制限がある場合があります。一度契約書を確認するか大家さんに相談してから電気屋さんに行った方が良いでしょう。
また、屋外に洗濯機を置くと、日光、雨や風、砂ぼこりなどが原因で内部基板にダメージを与えてしまいます。洗濯機自体の劣化を早めることになるので漏電には十分注意が必要です。洗濯機のダメージを少しでも防ぐためには、上から被せるカバーは必須です。また、洗濯機の足元からの感電と転倒を防ぐために防振用のゴムマットを敷くのもおすすめです。
地面
前にもお話したとおりアース工事は、D種設置工事と言って、有資格者のみ施工ができます。電気を外に逃がす方法として、アースを窓から外に出して専用の金属棒につないで土にさせば、アース用コンセントと同じ働きをします。
しかし、ただ金属棒を地面に埋めれば良いと言うわけではありません。洗濯機の設置場所に合わせた安全な工事が必要となってきます。安全のためにもアース工事は、電気屋さんにお願いしましょう。やはり、大切なのは洗濯機置き場の環境を確認することです。
洗濯機のアースと水道管の関係
アース線をつけてはいけない場所が法律で定められているのをご存知でしょうか。不適切の場所では、火災の危険が大きので、必ず確認しましょう。
水道管ですが、 水道管は樹脂製のものがおおく、アースの役割をはたすことができず、完全に危険を回避できません。洗濯機のそばに水道管があるので、ついアースを取り付けたくなりますがお勧めできません。面倒でも洗濯機のコンセントやワンタッチのものにアース線をつなげるようにしましょう。
アースで家族と財産を守りましょう
「アースなんて」とあまり気にしていなかった事に危険性を感じていただけましたでしょうか。毎日たくさんの電化製品に囲まれているのに安全面を疎かにしていませんか。お家の洗濯機には、きちんとアースが取り付けされておりますか。今すぐにでもアース線が取り付けられているかを確認しましょう。
感電による家族の怪我や火災による自宅の財産を守るためにもアースの大切さを認識していただけたことでしょう。洗濯機は、毎日の生活に必要不可欠です。清潔にそして気持ち良くお洗濯していただくためには、今すぐ洗濯機のアースを取り付けましょう。
初回公開日:2018年01月21日
記載されている内容は2018年01月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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