Search

検索したいワードを入力してください

2017年09月13日

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

家族が増えて始まる子育てというライフイベント。そのイベントの中で、幼稚園や保育園選びは重要な位置づけとなります。そもそもこの幼稚園と保育園の違いとはなにか?どっちの選択がいいか、また認定こども園やどちらも行かせないといった新しい選択についてをまとめています。

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

幼稚園と保育園の違いとは何を指すのか

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

幼稚園と保育園の違いはなんでしょうか。自分が子どもの頃には、それほどその違いについて疑問を持つことはないことでしょう。昨今では、保育園や幼稚園の受け入れ問題、保育士の人手不足、園を増やそうにも設立用地に拒否されるなど、幼稚園と保育園に関連する問題は根深く広がっています。

自分に子どもが出来た時にはどうすればいいのか、あるいは今ある自分の子どもには何をすべきなのか、保育園と幼稚園の違いの中からこれからの時代の子育てについて考えてみましょう。

幼稚園とは

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

幼稚園は学校の一種であると聞くと意外に思う人が多いかもしれません。日本における幼稚園とは、文部科学省幼児教育課の管轄下で、学校教育法という法律に規定される施設です。幼稚園は入学できる年齢が3歳から小学校入学前までと年齢対象が決まっているのが特徴です。

■幼稚園
目的:保護者の要請に応じて、幼児を保育し、適切な環境を与え、その心身の発達を育成する。
対象年齢:3歳になった春から小学生入学まで
時間:9時~14時(標準保育時間は4時間)
費用:公立の場合は、自治体が設定 / 私立の場合は、設置者が設定をする。
資格:幼稚園免許状

幼稚園は、文科省の管轄となるため、そこに従事する職員には教諭免許が求められます。そのため施設の区分も「教育施設」という区分になるのです。

保育園とは

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

保育園とは、児童福祉法に規定させれる児童福祉施設の事です。保護者が仕事をしている等の理由により自宅での育児が出来ない場合に、保護者から児童を預かり、保育することを目的にしています。幼稚園と異なり、年齢は0歳から受け入れ可能となっている点が大きなポイントです。共働きをしなければならない夫婦にとっては力強い味方となってくれます。

■保育園
目的:日々保護者からの委託を受けて、乳児または幼児を保育する。
対象年齢:0歳から小学校入学前まで
時間:7時半~18時(標準保育時間は8時間)
費用:自治体が定める保護者の所得状況によって設定される。
資格:保育士

保育園の管轄は、厚生労働省の管轄となり、従事する職員には保育士免許(国家資格)が求められます。教育施設である幼稚園とは異なり、福祉施設という立ち位置となります。

保育園と幼稚園の細かな違いについて

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

教育施設としての幼稚園、児童福祉施設としての保育園という大きな違いを持っていることが上記の記事でお分かりになったと思います。似ているようで大きく異なる両施設ですが、ここからさらにそれぞれの細かな違いについてフォーカスしてみます。

実際に利用するとした場合に、どちらを選択すべきかというのは簡単に決められるものでもありません。今ある生活状況やお子さんには何が適しているかを決めるのはご家族の問題となります。残念ながら正解というものはありません。これからを決める判断材料として多くの情報をご活用ください。

保育園と幼稚園の費用面での違い

幼稚園と保育園では費用設定が大きく異なります。幼稚園の場合は、公立か私立なのかで費用は大きく異なる点も重要なポイントです。

■幼稚園に係る1年間の平均費用
平成26年度「子供の学習費調査(文科省)」を見ると、公立保育園の費用が22.2万円/年(概算)であり、私立幼稚園では、49.8万円となっています。

費用の差は、主に学校教育費(学校教育に係る学校が徴収する経費と各家庭が支出する費用の合計)が私立の場合だと公立幼稚園に比べ、倍近くの差となります。この幼稚園の授業料については、自治体によっては費用補助が出ることもあるので、所管自治体の情報収集は必要でしょう。

なお、こちらの費用算出は平静27年度より制度内容が変わっていますが、調査結果は平成26年度版が最新となっているのでその点に注意が必要です。

保育園の費用負担は、所得に応じて費用が設定される「応能負担」という形式がとられます。こちらは児童福祉法の枠内であるためです。そのため、目安としてご参照ください。

■保育園利用に関わる平均費用
平成24年度「地域児童福祉事業等調査(厚生省)」の調査結果によると、月額保育料別にみると、2~3万円/月(31.9%)と一番多く、次いで1~2万円/月世帯(23.6%)という結果になっています。

この年収別の基準は国が作成していますが、実際に費用を確定するのは各自治体となっていますので、詳細は各自治体によっては判断に差が生じることもあるため、所管の自治体に確認するのが間違いありません。

幼稚園と保育園の管轄と教育による違い

■幼稚園の管轄について

幼稚園の管轄は、文部科学省となります。それにより幼稚園は学校という位置づけとなります。そのため、入学の手続きは入学を希望する各幼稚園で行うこととなります。人気の幼稚園には、お受験も設定されているため、イメージは高校受験に近いといえるかもしれません。

■幼稚園の教育方針

教育面では、公立幼稚園の場合は、文科省が告示する幼稚園教育要綱に基づき、”自治体”が特色ある幼稚園教育を行います。私立の場合は、告示に基づき園の「設置者」が教育方針を設定する違いがあります。

■保育園の管轄について

保育園の管轄は、厚生労働省となります。そのため、保育園は児童福祉施設となります。福祉施設の場合は、申込先が各自治体となるため保育園を利用する場合にも同様です。利用希望やが自治体に利用申し込みを行ない、保育の必要度を考慮したうえで利用可否を決定します。いわゆる待機児童はこの段階を指します。

■保育園の教育方針

保育園にも公立と私立(運営主体が自治体か、民営(法人や一般企業等)か)という違いがあり、各保育園後の教育方針が異なります。両者を比較した比較した場合に民営の保育園では、保育内容に特色があるケース(他社との差別化)が多いようです。利用前には、いくつかを比較検討をする必要があるでしょう。

幼稚園と保育園では働く人も違う

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

幼稚園と保育園の利用する場合の違いに触れてきました。ここでは目線を少し変えて、働く側から幼稚園と保育園の違いをまとめています。ご自身のお子さんをどんな人に預けているのかを知っておくのも大切な事です。幼稚園と保育園ではそもそも法制度が異なるので、正しく理解をすることで、より適切にお子さんに合った選択をすることが可能になります。

以下に、有する資格、職員の平均給与、就職経路等をまとめてみました。参考情報の一つとしてご活用ください。

有する資格の違いについて

保育士(保育園の先生)と幼稚園教諭免許(幼稚園の先生)は、資格としては全く別物となります。この資格の違いや取得難易度を=質の高さの違いにはなりませんが、それぞれの違いを確認してみましょう。

保育士資格は、幼稚園教諭のように教育課程が厳しくないので、社会人の方でも比較的取得しやすい資格です。取得しやすいといっても保育士は国家資格なので、簡単に取れるものではありませんが、取得後は保育士として名乗れるため活躍の場が広いです。

逆に幼稚園の場合は、幼稚園教諭免許を取得する必要があります。取得方法としてあ、該当教育科目のある大学や短大を卒業するか、保育士免許を取得後に3年以上に実務経験を踏みつつ、幼稚園教員資格認定試験に合格して、幼稚園教諭二種免許の取得するという取得方法もあります。

いずれの資格にしても、勉強と経験を積まないと資格は取得できないということですね。なお、認定保育園が設立されることもあり、時限付きで幼稚園共有と同様の資格を取得することも可能になります。

平均給与の違い

幼稚園教諭と保育士の給与の違いは以下に引用で比較していますので、そちらをご参照ください。数字自体に大きな乖離は見られないようですが、幼稚園教諭の方がやや上回っているようです。この数字は、収入減の違いが大きいようです。幼稚園は、私立であれば独自に入園料等を設定することが出来ますが、保育士の場合は、国が決めています。

保育園の収入は、公費+保護者からの保育料の自己負担金で賄われています。この仕組みにより、保育園が独自に料金設定をすることが出来ないので、収入の上り幅が決まってしまうので、必然的に給与は低い位置で推移することとなります。

なお、労働環境としては、幼稚園は応募者が多いのに対して、保育園の場合は労働内容と給与が比例しないこともあってから、深刻な人手不足となっているようです。

平成27年 幼稚園教諭の年収 基本情報
平均年収:339万円
平均月収:23万円
平均時給:1,286円
ボーナス等:64万円
年収ランク:35位
時給ランク:39位
平均年齢:32.3歳
勤続年数:7.5年
復元労働者数:76,950人
総労働時間:178時間/月
男性年収:488万円
女性年収:331万円

出典: http://nensyu-labo.com/syokugyou_youtien_kyouyu.htm |

平成27年 保育士の年収 基本情報
平均年収:323万円
平均月収:22万円
平均時給:1,251円
ボーナス等:60万円
年収ランク:26位
時給ランク:29位
平均年齢:35.0歳
勤続年数:7.6年
復元労働者数:222,080人
総労働時間:175時間/月
男性年収:346万円
女性年収:322万円

出典: http://nensyu-labo.com/sikaku_hoikusi.htm |

就職経路の違いはあるのだろうか

幼稚園も保育園も共に就職活動に大きな違いはありません。幼稚園教諭と言っても、自分の働きたいところを選択して応募をするという形式です。この点については、保育士も同様です。しかし労働環境としては、幼稚園の場合は文字の読み書き等を教えるのですが、保育士の場合は育児の提供となり、御用む内容や労働条件が大きく異なります。

就職の難度については、保育園の場合は慢性的に人手不足な状況もあるので、保育士は常に求められています。幼稚園の場合は、学校教諭の中でも幼稚園教諭の人気は高いこともあり、求人に対する倍率が高い幼稚園もあるようです。

どちらにも行かないという割合はどれくらいなのか

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

ここまで幼稚園と保育園の違いについてを確認してみました。幼稚園や保育園は教育の初期段階として、そこに通うことが当たり前の選択になっています。また、幼稚園では、お受験をして私立の幼稚園に通うという教育志向で考える保護者もいれば、のびのびと元気に成長して欲しいと保育園の利用する方もいます。

しかし、そもそも行かないという選択肢はあるのでしょうか?幼稚園、保育園委行かないと選択したご家族の背景や想いとはどのようなものなのでしょうか。行かせることが当たり前の現代で当たり前ではない選択肢を考えます。

在宅児童の割合について

各都道府県の統計データには、待機児童を含める形で在宅児童としているため正確な値は公表されていないようであったが、行かせない選択をしている家庭も少なからず存在しています。

幼稚園や保育園に活かせないことによる子どもへの影響は良くも悪くもその子次第ということでもあるようです。小学校終業後に、リーダーシップをとって全体をけん引するようないわゆるすごい子であったり、周囲の環境に馴染めずに、友達が出来なかったり、授業についていけないというような子どももいるようなので、一概に行かせることに良し悪しは別れないようです。

両親の代わりになる保護者の存在がある

祖父母や親戚の手助けをもらえるのであれば、保育料やその他の費用を削減するために行かせないという選択をとる家庭もあるようです。字の読み書きやそのほかの教育に関連することはその保護者にゆだねて、両親は仕事をするというシンプルな構図のようです。

子どもとの時間を大切にしたいと考えている

子どもの成長とは早いもので、あっという間に大人になってしまいます。それまでにちゃんと自分の子どもと関わる時間を持ちたいと考える保護者もいるようです。日長生活動作の教育や字の読み書きは自分が教えて、コミュニケーションや社会とのつながりは一時保育を活用するというものです。

認定こども園とは

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

認定こども園とは、教育・保育を一体的に行う施設で、幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設となります。教育的な要素が幼いうちから得られることは、通うお子さんにとってはメリットと言えるでしょう。幼稚園に通わせたいけど、環境が変わるのが心配と考えるご両親にも明るい施設と言えます。なお、認定こども園には3つのタイプに分けられます。

①幼保連携型・・教育機能と保育機能を併せ持つ単一施設
②幼稚園型・・認可幼稚園が認定こども園の認定を受けて、保育機能が付加されるタイプ
③保育所型・・認定保育園が認定こども園の認定を受けて、教育機能が付加されるタイプ

教育方針は、国が定める「幼保連携型認定こども園教育・保育要領を踏まえて教育・保育」を実施することとなるので、カリキュラム等の内容の質は担保されます。また、そこで働く職員は、保育士資格と幼稚園教諭の併有が求められることもり、専門性の高い人材が配置されることとなります。利用の仕方は、お子さん毎に認定区分(1~3)が発行されて、その区分に応じて自治体への申し込みなのか、園への直接的な申し込みなのかが変わります。

認定こども園のメリット

明確なメリットは、保護者の就労有無にかかわらずに利用することが出来るという点です。保育園の場合は、就労していることが利用の条件になりますが、認定こども園にはそれがありません。また、利用する保護者層も大きく変わります。共働き夫婦、専業主婦(主夫)等ですが、これにより親子間の関わり方も変わってくるでしょう。

また、幼稚園と保育園の良さを持っているので、保育園での教育機能に不安感のある保護者や幼稚園に保育機能があると助かるというような要望も叶えやすくなったといえるでしょう。

認定こども園のデメリット

デメリットと言えば、親の就労が前提条件から外れるので、年間行事やイベント等が平日にも開催されるようになるのが共働き夫婦にはつらいところかもしれません。また、利用する層が変わってくるので、色々な人と交流できるというメリットに反して、考え化や教育スタイルの違いに戸惑う場面が(母子共に)あるかもしれません。

ご自身のお子さんに合った選択を

幼稚園と保育園の違い(費用)・認定こども園のメリット

幼稚園、保育園、認定こども園といった教育施設の活用は今や当たり前になっています。しかし、そんな当たり前の時代でも、それを利用しないという選択も存在しています。あらゆる場面で、選択肢が多様化している今の時代は、恵まれているといえるかもしれません。

しかし、それは選択することが多くなるので、より冷静な判断や決断が求められとも言えます。ご自身の教育に対する思いと愛すべき我が子にとってをバランスよく考えて決断してください。正解はありません、ご家族同士で色々と話し合ってみてください。

Related