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2018年03月29日

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

子供が自立するためには「自立心」という心の準備を整えさせる必要があります。そして、整えられた自立心をどう育てていくのかということが大切です。では、どのように子供の自立心を育むことができるのでしょうか。この記事では子供の自立心の育て方についてご紹介します。

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

子どもの自立心を育て、自分で考えられる大人になる

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

子供には「自立してほしい」と願いながらも、ついつい過保護になっている保護者は多いのではないでしょうか。自分で考えられない大人になり、将来苦労することのないように、幼少期から自立心を育てましょう。

子供が自立するためには、子供自身に「自立心」という心の準備を整えさせる必要があります。そして、整えられた自立心をどう育てていくのかということが大切です。では、どのように子供の自立心を育むことができるのでしょうか。

親と子供のための自立心チェック

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

NPO法人ハートフルコミュニケーションでは「親と子の自立度チェック」をすることができます。親の視点からだけでなく、子供の視点からも自立心があるのかをチェックできますので、親子の自立心について気になる方は診断してみましょう。

自立心がない時の自主性を引き出すためのコツ

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

子供の自立心を育てるためには、保護者が気を付けるべきコツがいくつかありますので、ご紹介します。

①先回りをしない
自分で考える機会を持つために、保護者は「待つ」ことを心がけます。

②子供のひらめきや発想を大切に
子供はひらめきの天才です。突拍子もないことを言っても大きな心で受け止め、認めていくとようにします。

③自分で計画する機会を作る
保護者が決めた事をさせずに、自分で決めた事をできるようになる事が大切です。子供自身が決めた計画に沿って行動することが自信に繋がります。

④必要に応じたサポートを
自主性や自立心を養うために見守る事は大切ですが、時にサポートも大切になります。それは、子供が本当に困っている時です。どんなに小さな子供でも心を持っています。子供の気持ちや心を認め、受け止めるられる親子関係が築けていれば、必要な時にしっかりとサポートできるようになります。

自立心を養う子育て方法

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

子供のために手間暇をかけ熱心に世話を焼くことこそが親の役割で、子供への愛情を示す方法だと考える保護者は実に多くいます。しかし、これはある意味では間違った思考で、このような子育てを続けていると、子供の自立心の芽を摘んでしまう可能性もあります。

子供の自立心を育てるための子育て方法についてご紹介します。

目標を立てることが第一歩

大人の保護者から子供を見ると、とても危なっかしい存在に映ります。それは、幼ければ幼いほど、心配になることが多いのは必然と言えるでしょう。

しかし、心配だから、危なっかしいからと保護者が何かと手や口を出して育ててしまうと、何かをしようとした時に、誰かに指図をされないと行動に移せない子供になったり、誰かに手伝ってもらうことが当たり前で、自分1人では何もできない子供になってしまいます。

そのため、子供が親の手を離れて自立できるように、まずは少しの努力で達成できる目標を立てることから始めましょう。

最初はできないのが当然です。焦らずに、小さな目標を達成できればいいのだとゆったり構えて見守ることが大切です。親に必要なのは我慢すること。親は子供のそばに控え、子供を信じてじっと我慢して見守るということが必要です。

留学も自立を促す

子供が成長すると、留学を視野に入れる保護者もいることでしょう。日本語が通じない異国の地で過ごすことは、自立心を育むには好条件とも言えます。また、自立心だけでなく人間としての大きな成長を期待できますので、子供が望む場合には、叶えてあげましょう。

年代別子供の自立心を養う方法

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

ここでは、年齢別に見る自立心を育てるための保護者の関りについてご紹介します。

赤ちゃん

赤ちゃんだからといって何もできない訳でもなく、何も分からない訳でもありません。赤ちゃんだからこそできる事がたくさんあります。しかし、赤ちゃんに自立心の育みを期待するのは早いので、「自立心」の心を整えるための準備ができるように、全てを受容することが大切です。

2歳

2歳は褒め方、叱り方、興味の持たせ方、楽しませ方、刺激のし方、生活リズムの付け方、運動やリズム、言語や形や数の刺激、巧緻性、社会性の芽生えなど、自立への一歩となる多くの原点が散りばめられ、幼児教育の観点でも非常に重要な時期だとされています。

2歳児の心の成長の発達特徴には、自立心の芽生えである「イヤイヤ」が始まる時期で、とても大切な心の成長の第一歩です。

この時期の「イヤイヤ」は言語表現の未熟さによるもので、自分の気持ちを上手く伝えることができないことから「イヤイヤ」で伝えています。自立心を育てるためにも、子供の立場に立って気持ちを考えましょう。

3歳

3歳は2歳児からのステップアップし、4歳へと移行していく上でとても大切で重要な時期です。さまざまな力の原点が3歳児にあると言っても過言ではありません。だからこそ、自立心を育てるための家庭教育が大切です。

3歳児の心の成長の発達特徴には、2歳頃に訪れた第一次反抗期を過ぎた頃から「自分と他人との区別」をはっきりできるようになった事の証として「恥じらい」という心が急激に発達します。この頃を目処に、社会性の1つ「持ち物を他人に貸せる」などの心の成長が見られます。

4歳

4歳は、3歳の自立心の芽生えから自立心が少しずつ発達していきます。それに伴い、自発性、協調性、自己コントロール力、我慢力、意欲、競争心・他人に対する思いやりなど、少しずつ心が成長する大切な1年です。自分のプライドや競争心の芽生えから始まり、頑張る、諦めない、譲るといった複雑な気持ちの変化も経験できるようになります。

しかし、4歳になると3歳以上に羞恥心が出てきて、人前に出ることを嫌がったり、自分の考えを表現しなくなる、喜怒哀楽の気持ち表現が少なくなるといったことが出てきます。

それとは逆に、自分の意見を通すためにいろいろな方法を考える、何でも自分でしないと気が済まない、嬉しい・悲しい・悔しいなど感情表現をストレートにするなどの変化も見られますが、これこそが4歳の発達段階の心の成長です。

5歳

5歳は、自立心が確立に伴い、自己コントロール力、自発性、意欲、我慢する力、競争心、協調性、思いやりなど「心が成長」する大切な1年です。友達関係の中から自分のプライドや競争心も発達し、複雑な気持ちの変化を経験します。

5歳後半になると、自我の芽生えから始まった第一次反抗期が終息を向かえ「心の安定期」に突入します。友達関係が充実し、みんなで仲良く遊ぶ楽しさを経験します。少しの我慢ができるようになり、自己コントロールや協調性が著しく発達します。

5歳で大きく変化する事の1つに、遊びがあります。ルールを作って遊ぶ事を楽しめるようになり、今までの遊びにも独自のルールや決め事を作れるようになります。ここで協調性や応用力、適応力の力を発揮します。

6歳

6歳は、幼児期から学童期に移る年齢です。幼児期の集大成となる6歳は、心の成長だけでなく、興味やヤル気を持ち、知的好奇心や向上心を発達させ、自発的に考える事を楽しめる時期に入っていく1年で、6歳までの幼児教育環境の差が小学校以降の学力習得に大きく影響を与えると言われています。

また、論理的な思考や認知力が特に発達する時期で、5歳までの具体的操作や体験学習による思考段階から、論理的な思考へと橋渡しをしていきます。2歳〜5歳の集大成の6歳は、自立心を育てられれば小学校での学習が楽しくなり、学ぶことに貪欲になるはずです。

高校生

高校生なもなると、大人と同じような感覚を持つ子供が多くなります。だからと言って突き放すのではなく、困った時にはいつでもサポートできるように構えていることが大切です。

子供の自立心を育む絵本

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

自立の芽生えから始まった2歳頃の第一次反抗期が終息を向かえ、心の安定期に突入する5歳頃は、怖いことを克服する話や、安心を感じる話がお勧めです。ここでは、自立心を良い方向にむける絵本をご紹介します。

はじめてのおつかい

子供にとって初めて経験するおつかいは「初めての大冒険」です。この絵本は、子供が勇気をもって大冒険に挑む様が描かれています。不安や緊張を主人公と一緒に経験することで、アクシデントへの対応力を知ることができます。

あさえとちいさいいもうと

幼い姉が「妹がいなくなってしまった」という緊張や焦りが描写されています。主人公に自分を重ねることで「優しくする」「守っる」といった、年下の子への接し方を学ぶことができます。

かいじゅうたちのいるところ

かいじゅうの恐ろしくもユーモラスな姿と合わせて、不思議な世界に引き込まれる絵本です。主人公のように自分だけの冒険の世界や空想に浸ることで、想像力や自立心が養われます。

男女別子供の自立心を鍛える教育方法

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

子供が自立心を持って自分の人生をイキイキと歩むためには、心理学的にいくつかのポイントがあります。特に、1人で歩けるようになり話し始める2~3歳頃から、子供の自立心は急速な発達を見せます。

親の対応次第で依存心が強くなることもあるほど、子供への対応はとても大切です。そこには男女の性差はほとんど関係がありませんが、ポイントを抑えることは大切です。

子供が言うことには素早く応答を

子供が何かを話したら、できる限り反応をしてあげましょう。たとえ、それが「そうだね」だけでも良いです。まずは、子供の気持ちに寄り添うことが大切だからです。

それにより、ありのままの自分を出しても良いおいう安心感や安定感を得られ、家を心の安全基地として、社会でも頑張れる力を蓄えられます。

親が「あとでね」や「ちょっと待って」ばかりだと、子供も親に何かを言われたら「あとで」と言い返すようになってしまいます。

子供が「買って」と言った時だけ買ってあげる

子供が「あれ買って」と言うならば、できる限り叶えてあげたいのが親心ですが、毎日となると辛い場面もあります。そういった時には、家庭のルールを設けましょう。「お菓子は1週間に1つ」や「おもちゃはクリスマスと誕生日だけ」など。そして、絶対にそのルールを守ることが大切です。

小さい時に子供が心の底から「欲しい」と言ったモノを買って、心を満たしてあげられれば、成長してから「何か買って」と言われることは少なくなります。

子供を甘やかすことば良いとは言えませんが、甘えさせてあげることは重要です。この2つの大きな違いは「甘やかし=子供が自主的に発言していないのに買い与えてしまう」ことで、「甘えさせる=子供の願いを叶えてあげること」です。

手を出しすぎない

3歳頃には色々なことが1人でできるようになり、危険な事にもチャレンジする心が芽生えます。子供を心配する気持ちが親心ですが、手を出しすぎないように見守る姿勢を貫くと、子供の自立心が育ちます。

転ぶ前に「危ない」からといって手を差し伸べてしまうと、子供はなぜ転んでしまったのかを理解できません。失敗を学ばない子供は、全能感にひたった大人になりがちです。

自立心のある大人になる方法

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

幼少期に自立心を育てられなかった大人は、全能感のある人になりがちです。全能感とは「自分は何でもできる」という根拠のない自信や気持ちが強い人を指します。失敗しそうな事には挑戦せず、自信だけはあって「自分にはできないことはない」というのが口癖の方が多いです。

根拠のない自信があり、自己評価が高いので、自分だけではできないことに直面した時に「自分はできているのに、周りが悪い」と周囲の責任にする傾向も強いです。

つまり、自立心のある大人になるためには、幼少期にいかに受容され、認められながら育てられてきたのかが重要になります。

自立は寂しいけれど成長の証

子供の自立心を養う方法・診断できるチェック項目・教育方法

子供の成長や自立は嬉しい反面、淋しく感じるというのが保護者の本音と言えます。しかし、自立していく子供の成長を喜ばない保護者はいません。成長過程において、家族との時間以外に子供にもさまざまな世界が広がり、その世界での経験は自立に必要不可欠です。

保護者は子供の自立のために無理をせず、大きな気持ちで見守ることが良いのではないでしょうか。気持ちにゆとりが生まれれば、見守る気持ちも自然に芽生え、互いに良い関係を築くことができるでしょう。

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