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2019年06月14日

角隠しを着るための5つの方法|作り方・綿帽子との違い

神前式など和装で結婚式を挙げる時、角隠しと綿帽子、どちらにするか迷います。ここでは、角隠し・綿帽子それぞれの意味と、付けられる衣裳の違いについてまとめてみました。又、披露宴での日本髪に合う髪飾りも紹介します。和装での結婚式を考えてみませんか。

角隠しを着るための5つの方法|作り方・綿帽子との違い

角隠しとは

角隠しとは、結婚式で新婦が着る和装(白無垢・色打掛・引き振袖)の、頭の部分(文金高島田)に被る白絹の長方形の布の事です。神社やお寺で結婚式を執り行う事を神前式・仏前式と呼びますが、その際、白無垢・紋服の和装で挙げる事が、第一礼装(一番あらためなくてはならない服装の事)とされてきました。(現代では第一礼装は白無垢だけではありません)

ここでは、角隠しが付けられる衣裳や髪型について紹介していきます。

「角隠し」の読み方

つのかくしと読みます。花嫁衣裳と「つの」は結び付きませんが、角(つの)という言葉がこのように使われるようになったのは、江戸時代の能楽にありました。怒りや嫉妬した女の生霊が、角を出した鬼に似ていたという説から、女は嫉妬に狂うと鬼になると例えられ、新婦の嫉妬心を抑えるための呪いとして花嫁衣裳に使われるようになりました。

また、怒りを象徴する角を隠すことで従順でしとやかな妻になるという意味もあります。

「角隠し」の意味

角隠しの意味は、諸説ありますが、神聖な神前では、不浄である髪を隠すといった動作の意味があります。読み方の部分でも触れましたが、新婦が、怒りや嫉妬で角を出すことがないようにという呪いの他に、このような動作としての意味もあります。

また、女性が外出する際の塵除け(ちりよけ)や埃除け(おこりよけ)として使われていたものが、次第に婚礼に取りいれられるようになったという説もあります。

角隠しを着るには

角隠しは、神前や仏前の婚礼の儀式において、花嫁が文金高島田(ぶんきんたかしまだ)と呼ばれる、高い髷(まげ)をゆった髪の上に、帯状・幅広の布を被ります。白無垢、色打掛、引き振袖のいずれの和装についても用いることができます。

また、着物の小物(懐剣、筥迫、末広、抱え帯)には儀式に身に付けるものとしての、意味があります。白無垢には白い小物を、色打掛や引き振袖には着物や帯に合わせて色のついたものを選びます。

1:髷をゆう

文金高島田という言葉を聞いたことがありますか。文金高島田は、結婚式で和装を着る際の新婦の代表的な髪型のことです。江戸時代には婚礼に限らず、御殿女中や未婚女性が自分の髪の毛で髷をゆってこの髪型にする事が、ごく一般的でした。

近年は、頭の大きさに合ったかつらを着用する事も多く、事前にかつら合わせが必要になります。また、新婦自身の髪の毛でゆう場合も、美容師さんとの相談が必要です。

白絹を用意する

幅広の白絹を準備し、文金高島田の上から頭を覆っていきます。角隠しを二つに折った中心を、顔の正面に被せ、左右にピンなどで固定します。正面から見て文金高島田と角隠しが富士山の形になるように仕上げていきます。目や眉毛の位置とのバランスを考えながら固定します。

美容師さんの腕の見せ所です。

白無垢

白無垢は、元来上級武士の礼服として使われ、打掛の中でも正式とされてきました。

打掛や掛下、帯、小物、下着まで全て白を用いたものが白無垢です。掛下とは、打掛の下に着る振袖のことをいいます。掛下帯は一般の女性よりも幅、長さともに小型の丸帯で、帯締めは真綿の芯を入れた丸ぐけを用います。その他の小物は、(懐剣、筥迫、末広、帯揚げ、抱え帯、草履)を指します。

白無垢だけは、角隠しも、綿帽子も被る事ができます。

色打掛

花嫁衣裳の中でも、一番華やかに見えるのが色打掛です。着物を創る技法には大きく3種類ありますが、「織」「染め」「刺繍」この技法でさまざまな文様(日本古来のおめでたい柄の事)が施されているのが色打掛です。現在では白無垢・引き振袖共に同格であることから、挙式で着用する事もありますが、挙式で着る場合は、角隠しを被ります。

また、披露宴では角隠しを外し、髪飾りを付けます。(櫛・笄・簪など)

引き振袖

「お引きずり」とも呼ばれ、お端折りをせず裾を引いた振袖です。振袖の中でも最も袖が長い大振袖です。振袖は未婚女性の正礼装で特に引き振袖は花嫁のみが着る事ができる衣裳です。黒引き振袖は「黒引き」と呼ばれ江戸時代後半から庶民の間で着用されました。

現在は、黒以外の引き振袖も豊富で、帯や小物とのコーディネートが楽しめます。また、挙式で着る場合は、角隠しを被ります。披露宴では、角隠しを外し、髪飾りを付けます。

角隠しを着るのはどうして?

角隠しを着るための5つの方法|作り方・綿帽子との違い

髪の毛は不浄とされていた時代に神聖な神前では、その髪を覆うという行為が必要だったため、被るようになりました。嫉妬や怒りの象徴であった「角を隠し」夫や嫁ぎ先へ従順に従う」といった呪いを込めた意味や、女性が外出する際の防寒や埃除けとして使われていた布が取りいれられたといった由来もあります。

神式・仏式どちらでも着れるの?

どちらも使えます。神式では神前で二人が結婚することを報告する儀式で、神前式と呼ばれています。一方仏式は、二人の巡り合わせを仏様に感謝する儀式で、仏前式と呼ばれています。

角隠しや綿帽子はどちらの儀式でも使えます。

角隠しを英語で説明すると

tsunokakushi is a lens hood or white silk cloth that fits on the wig of a Japanese bride .
Why does she wear a white hood?
Because she has to hide her horns of jealousy and anger to be a good and
submissive wife.

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披露宴では髪飾りで印象を変えてみませんか。神前や仏前で角隠しを被って、厳かに挙式を終えた後は、華やかな披露宴の始まりです。同じヘアスタイルでも、かんざしや髪飾りで印象ががらっと変わります。また、ライトなどの光を使った演出には、キラキラ光る髪飾りが、華やかな印象を演出してくれます。

綿帽子との違いは?

形・意味・着用できる着物が違います。綿帽子はかつらや顔までを覆う形をしています。意味は諸説ありますが、綿帽子は「挙式が終わるまで花婿以外の人には顔を見せないように」という意味があります。また、角隠しは白無垢・色打掛・引き振袖と着用できる着物の範囲が広いのに対して、綿帽子は白無垢しか着用できません。

綿帽子は洋髪でも被る事ができますが、角隠しは洋髪では付けることができません。

白色以外の角隠し・綿帽子はあるの?

白色が一般的ですが、他の色もあります。白以外でよく使われる角隠し・綿帽子は内側や縁に赤が施された、赤ふきと呼ばれる物です。白無垢に赤ふきを使った場合、角隠しや綿帽子がセットになっていることもあります。

また、白地に他の色の糸で刺繍を施した物や、透け感のある素材(オーガンジーなど)の物もありますが、白無垢などの打掛とのコーディネートになります。全体のバランスはプロのアドバイスを受ける事をお薦めします。

語源の由来

従順に従うといった由来と、参拝する女性が髪の生え際(すみ)を隠すとされていた事を「すみかくし」といい、それが角隠しと呼ばれるようになったという説があります。

女性が嫁入りするにあたって、怒りを象徴する角を隠すといった由来と、寺を参る際に女性は髪の生え際(すみ)を隠すとされており、これを「すみかくし」といい、角隠しと呼ばれるようになったとする説もあります。

和装で結婚式を挙げよう

着物は日本の民族衣装です。海外の結婚式では民族衣装に身を包み、その国の伝統的な儀式を行う事が多いようですが、現代の日本人の挙式スタイルは多様化しています。民族衣装である和装(きもの)を見直して、神前や仏前での厳かな空気を感じてみませんか。

結婚式を挙げる意味を確認できるはずです。

白無垢や色打掛に似合う髪飾り

櫛・笄・簪櫛(くし)は前髪の最後部に指します。笄(こうがい)は細長い棒状で左右に飾りがついているものです。簪(かんざし)は前挿し、後ろ挿しがあります。文金高島田の髪飾りは櫛・笄・簪です。その中にも種類があります。また、洋髪などには生花や洋髪用のかんざしなどが合います。

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