チーズの種類別特徴と違い・名前・カロリー|離乳食/たこ焼き
更新日:2020年08月28日
乳を原料としたチーズには、乳に含まれる栄養が濃縮されています。100gのチーズを作るためには、1000mlの乳が必要となります。つまり牛乳を原料とするチーズを10g食べた場合、100mlの牛乳を飲んだ場合とほぼ同等の栄養を摂取することが可能です。
チーズに含まれる主な栄養素は以下となります。
・美肌や美髪、筋肉づくりに欠かせない「たんぱく質」
・艶やかな髪を作り、肌の潤いを保つ「脂質」
・骨や歯を丈夫にする「カルシウム」
・目やノドの粘膜を健康に保ち、がんを予防する「ビタミンA」
・疲労回復を助長し、脂肪を燃焼させる「ビタミンB2」など
このように、チーズには体の健康と美容にうれしい栄養がたっぷりと含まれています。小さなお子様から高齢者まで手軽に食べられ、他の食材や料理との相性も抜群の食品です。各栄養素の含有量は、チーズの種類によって異なります。それぞれチーズの特性を活かし、普段の食生活に積極的に取り入れていきましょう。
種類別チーズの栄養成分(100g)
種類・名称 | パルミジャーノ・レッジャーノ | ブルーチーズ | カマンベールチーズ | プロセスチーズ |
---|---|---|---|---|
水分(g) | 30.8 | 45.6 | 51.8 | 45.0 |
たんぱく質(g) | 35.8 | 18.8 | 19.1 | 22.7 |
脂質(g) | 28.4 | 29.0 | 24.7 | 26.0 |
炭水化物(g) | 0 | 1.0 | 0.9 | 1.3 |
カルシウム(mg) | 1233 | 528 | 460 | 418 |
ビタミンA(μg) | 270 | 300 | 250 | 280 |
ビタミンB2(mg) | 0.37 | 0.42 | 0.48 | 0.38 |
鉄(mg) | 0.9 | 0.3 | 0.2 | 0.2 |
食塩相当量(g) | 1.39 | 3.8 | 2.0 | 2.8 |
種類別チーズのカロリー
チーズのカロリーは、その種類によって大きく異なります。熟成期間が長く、水分量が少ないものはカロリーが高めで、ハードタイプの種類に属するパルミジャーノ・レッジャーノは100gあたり431kcalあります。一方、非熟成のフレッシュタイプの種類は低カロリーとなっており、カッテージチーズは100gあたり105kcalしかありません。
チーズは高カロリーで、食べたら太るというイメージをお持ちの方が多いことでしょう。しかし、前述したように、チーズの種類によっては非常に低カロリーのものもあります。また、チーズに含まれる脂肪酸は体内でエネルギーに変換されやすく、体内に蓄積されにくいという特性があります。
チーズは腹持ちもいいため、食べ過ぎを防いでくれるので、ダイエットにも効果的です。各種類のチーズの特徴を知り、適量を日々の食生活に上手に取り入れてみましょう。
種類・名称 | パルミジャーノ・レッジャーノ | ゴーダチーズ | ブルーチーズ | カマンベールチーズ |
---|---|---|---|---|
エネルギー(kcal) | 431 | 380 | 349 | 310 |
種類・名称 | クリームチーズ | カッテージチーズ | モッツァレラチーズ | プロセスチーズ |
---|---|---|---|---|
エネルギー(kcal) | 346 | 105 | 280 | 339 |
離乳食で与えられるチーズの種類は?
チーズは栄養価が高く、料理のアクセントにもなるので、離乳食に取り入れたい食品の一つでしょう。しかし、チーズの種類はさまざまで、脂肪分や塩分が気になります。また、原料が乳なので、食物アレルギーの心配もあるでしょう。そこで、ここでは離乳食に使ってもいいチーズの種類を、月齢別にご紹介していきます。
チーズは離乳食中期(7〜8ヶ月)頃から
チーズは、離乳食の中期頃から与えることができます。初めて与えるチーズは、脂肪分と塩分が少ないカッテージチーズがです。クセがなくあっさりしており、高たんぱく質なので、離乳食にぴったりのチーズです。
市販のカッテージチーズは裏ごしをして、軽く火を通してから与えましょう。この種類のチーズは、牛乳とレモン汁を使って、簡単に手作りすることもできます。手作りの方が安心という方は、ぜひ挑戦してみてください。
カッテージチーズは、スープに加えたり、トマト、茹でじゃがいも、にんじん、ブロッコリー、豆腐などをすりつぶしたものに混ぜて与えるのがです。
粉チーズやパルメザンチーズも早くから与えられますが、塩分が強いため、与える量に注意が必要です。お粥にかけたり、ささみや白身魚、野菜の風味づけに使うとよいでしょう。
離乳食後期(9〜11ヶ月から)に与えられるチーズ
離乳食後期になると、モッツアレラチーズ、クリームチーズ、ピザ用チーズ、とろけるチーズ、プロセスチーズなど、与えてもいいチーズの種類が増えます。
モッツアレラチーズとクリームチーズは脂肪分が高いので、与えすぎないよう注意しましょう。ピザ用チーズ、とろけるチーズは要加熱のものが多いので、その必要がある場合は十分加熱してから与えます。プロセスチーズは塩分と脂肪分が高いので、赤ちゃん用のものがです。
盛り合わせにのチーズの種類
盛り合わせにのチーズには、カマンベールチーズ、モッツァレラチーズ、クリームチーズ、チェダーチーズ、ゴーダチーズ、プロセスチーズなど、どちらかと言うとクセがなく、食べやすいチーズが挙げられます。
ピリッとした苦味と塩気が特徴のブルーチーズは、ワインとの相性が抜群なので、よくチーズの盛り合わせに含まれています。また、白カビタイプのブリア・サヴァラン、ウォッシュタイプのモン・ドールやエポワス、シェーブルタイプのヴァランやセル・シュール・セルなどは、珍しいチーズが食べたいときにです。
たこ焼きにはどんな種類のチーズが合う?
初回公開日:2017年11月22日
記載されている内容は2017年11月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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