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目的別油性ペンの落とし方と用意するもの・落とせないもの

更新日:2025年03月05日

お子さんのお絵かき中、夢中になって油性ペンが机に。うっかり油性ペンの蓋を閉め忘れてバッグの中や洋服が大変なことに、なんて経験ありませんか?そんな油性ペンの「うっかり」の目的別落とし方をまとめました。いざという時のために落とし方を知っておいて損はないはず!

お子さんのお絵かき中、夢中になって油性ペンが机に。うっかり油性ペンの蓋を閉め忘れてバッグの中や洋服が大変なことに、なんて経験ありませんか?そんな油性ペンの「うっかり」の目的別落とし方をまとめました。いざという時のために落とし方を知っておいて損はないはず!

目的別油性ペンの落とし方

「壁も床も全部キャンパスなんだ」とばかりに、紙からダイナミックにはみ出してお絵かきする子供を見て「ああ、油性ペンなんて渡すんじゃなかった」なんて後悔したことありませんか。大人でも、油性ペンを使って紙に何かを書く時に、下敷きを敷かずに書いてしまうと、うっかり机にまでインクがついてしまうこともあります。子供のせいにばかりしていられません。

油性ペンは簡単に落とせないからこそとても便利な物です。油性ペンでないと書き込めない素材などもありますし、全く使わないでいるということは難しいでしょう。しかし落とすことが難しいという特性上、書き損じをしたり、うっかり汚してしまったりしたら、ショックも大きいです。今回はそんな油性ペンの目的別の落とし方についてまとめました。

そもそもなぜ油性ペンは簡単に落ちないのか

持ち物に名前を書いたり、消えて欲しくないものに書き込む時にとても便利な油性ペン。ですが、そもそもなぜ油性ペンは簡単に落とすことができないのでしょうか。

一般的な油性ペンは、アルコールなどの溶剤、顔料や染料などの着色剤、つなぎとしての樹脂そして定着剤で構成されています。定着剤は簡単にいうと、つるつるした面に書いても取れないような接着剤の役目をしています。この定着剤の上に着色料などが載っているので、油性ペンで書いたものは簡単に落とせないようになっているのです。

服についた油性ペンの落とし方

木綿、麻

木綿や麻素材の洋服に油性ペンがついた場合は、消毒用エタノールか除光液、ベンジンなどの石油系溶剤を使った落とし方がです。油性ペン汚れを落としたい部分にエタノールなどを少しずつ垂らしていきます。当て布をし、裏から叩いて当て布に油性ペンの汚れを移し取っていきます。油性ペンの汚れが落ちるまで、当て布を変えながら繰り返します。

当て布に染料を移し取っていく落とし方なので、常に新しい面が汚れに当たるようにすることが、この落とし方のポイントです。油性ペンのインクが布に溶け出さなくなったら、洗濯をしてエタノールを洗い流します。ただし、繊維に入り込んでしまった油性ペンのインク汚れは残ることがありますので、早めに対処するようにしましょう。

絹、毛などのデリケート素材

絹や毛などの素材の服にも、木綿や麻素材の服同様、ついてしまった油性ペンの汚れは、消毒用エタノールや除光液を使った落とし方で落とせます。しかし、溶剤により生地が変色する場合がありますので、目立たないところでテストをしてから使用してください。心配であれば早めにクリーニングに出すのがいいでしょう。

ポリエステル、合成繊維

先述した服飾素材と同じように、消毒用エタノールや除光液を使った落とし方で落とせます。しかし、やはり繊維に入り込んだ汚れを完全に取り除くことはできません。油性ペンで書いてしまった場合はなるべく早めに手を打ち、クリーニング店に相談することをお勧めします。

白い体操着のお下がりに名前を書き直したいので油性ペンを落としたいという場合、時間が経ってしまったものはなかなか落とすことができません。エタノールや除光液を使った落とし方で無理だった場合、最後の手段として泡で出るタイプの塩素系漂白剤を使用して落とすことができます。

しかしこれは生地を傷めてしまったり、黄色く変色してしまう場合もあるので最終手段としてください。さらに塩素系漂白剤を使用した場合は、匂いや薬剤が残らないようにしっかりと洗い流すようにしましょう。

洋服などの布地の油性ペンを落とす時の注意点は?

消毒用エタノールやベンジンなどの溶剤を使った油性ペンの汚れの落とし方では、布が変色したり繊維が傷んでしまったりということもあります。あらかじめ、目立たないところで変色や色が剥げたりなどしないかテストしてから使用すると安心です。

机についてしまった油性ペンの落とし方

木製のものの場合

プロピレングリコール類含有の除光液、もしくはエタノールを使って拭き取る落とし方が効果的です。しかし、凸凹のあるものや油性ペンの塗料が染み込んでしまっていると、完全に落としきることはできません。また、素材によってはニスがはげてしまったり、変色してしまったりするので、使用前に目立たないところでテストをしてから使用すると安心でしょう。

また、木製の家具やカトラリーの場合は食用油などで拭き取る落とし方も有効です。これならニスが剥げてしまう心配もありませんし、人体への影響もないので安心して行えます。

合板素材のものの場合

次のページ: その他の素材の床や壁、机などに油性ペンで書いてしまった場合

初回公開日:2017年11月02日

記載されている内容は2017年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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