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羽毛布団をコインランドリーで洗う方法|洗剤/乾燥・失敗談

更新日:2025年03月05日

羽毛布団を長く使い続けるためにはこまめな手入れが必要です。しかし、クリーニング代はけっこうかかりますし、自宅での洗濯にはリスクも多いようです。そこでなのがコインランドリーです。ここでは、コインランドリーを利用した羽毛布団のお手入れ方法をまとめました。

羽毛布団を長く使い続けるためにはこまめな手入れが必要です。しかし、クリーニング代はけっこうかかりますし、自宅での洗濯にはリスクも多いようです。そこでなのがコインランドリーです。ここでは、コインランドリーを利用した羽毛布団のお手入れ方法をまとめました。
アヒルやガチョウの羽根といった天然素材を使っている羽毛布団は、湿気を含むと天然素材特有の臭いを放つことがあります。

水鳥から採取された直後の羽毛には、汚れや雑菌、動物の油脂分などが付着しているため、羽毛布団に加工する際には、人間の体に触れても安全なものになるよう、しっかり洗浄や殺菌が行われています。

しかし、中にはこの洗浄がしっかりと行われず、湿気とともに雑菌が繁殖してしまったり、油脂分が獣臭さを放ってしまったりすることがあります。どうしても気になる場合は、羽毛布団をカバーやシーツで覆い、風通しの良いところで短時間日干ししましょう。その際、羽毛布団を軽く押し、中の空気を入れ替えるようにすると効果的です。

羽毛布団をクリーニングへ

羽毛布団の長年の汚れに対しては、クリーニングに出します。その際、水洗いを指定しましょう。

羽毛布団を水で丸洗いすると、汗や塩分などの水溶性の汚れを取り除くことができます。また、長年の汚れによって小さくなってしまった中の羽毛の、ふっくらとした膨らみを再び取り戻すことができます。

掛け布団なら5年、敷き布団なら3年程度を目安にクリーニングに出しましょう。羽毛布団はドライクリーニングもできます。ドライクリーニングでは、汗といった水溶性の汚れは落ちませんが、油性の汚れやホコリなどを落とすことができます。

ただし、ドライクリーニングでは石油系の溶剤を使用するため、ドライクリーニングを何度も行うと中の羽毛を傷めてしまいます。ドライクリーニングを行うのは2回程度を目途にしておきましょう。

羽毛布団を長期保管するには?

羽毛布団を長期間保管するなら、湿気に注意し、充分乾燥させてから収納しましょう。羽毛布団のクリーニングを済ませた後であれば、布団を袋から出して収納してください。収納場所は、押し入れの上段のようななるべく湿気の少ない場所を選んでください。

羽毛布団は天然素材を使用していますので、長期保管の際には防虫剤を使用しましょう。防虫剤を羽毛布団に挟み、木綿の風呂敷のような通気性のいいもので包みます。ビニールやポリエチレンの袋のような通気性の悪いものに入れて保管すると、蒸れて臭いがきつくなったり、羽毛布団の品質が悪くなったりします。

晴れた日には部屋の窓やふすまを開け、羽毛布団の保管場所の風通しをよくし、乾燥させるように心掛けます。押し入れの場合は、乾燥剤やすのこなどを使うと効果的です。長期保管中であっても、半年に1回は羽毛布団を出して干しましょう。

収納の際は、羽毛布団の上に重いものを乗せたり、布団圧縮袋を使用しての収納は避けましょう。布団圧縮袋は、押し入れスペースが大幅に確保できるので便利なのですが、羽毛布団を布団圧縮袋で保管すると、かさ高を損う恐れがあります。

どうしてもスペースが確保できず、布団圧縮袋を使いたい場合は、布団圧縮袋の製造メーカーの注意書をよく読んだ上で使用してください。

また、袋に入れる際には羽毛布団をよく乾燥させてから入れましょう。空気は全部抜いてしまうのではなく、圧縮はあくまでももとの高さの1/4程度を目安にしてください。尚、半年以上の布団圧縮袋での保管は避けましょう。

羽毛布団を洗うならコインランドリーが!

毎晩使う羽毛布団、干すことはあってもクリーニングに出して洗うことは頻繁にはありません。しかし、寝ている間にも大量の汗をかいています。羽毛布団も、その汗を吸って汚れてきてしまいます。

クリーニングに頻繁に出せなくても、羽毛布団を洗うならコインランドリーを使ってみましょう。

その羽毛布団、コインランドリーで洗える?

コインランドリーで羽毛布団を洗うにはまず、自宅の羽毛布団が洗えるかどうかの確認が必要です。羽毛布団の洗濯絵表示を見て、水洗い可能なものならコインランドリーでも洗うことができます。

シルクやウールが使用されている羽毛布団は、コインランドリーでは洗えません。また、キルティング加工されていない羽毛布団もコインランドリーでの洗濯は避けておきましょう。洗濯している間に羽毛が寄ってしまうため、コインランドリーでの洗濯には向いていません。

コインランドリーではどんな洗剤を使う?

普段使っている弱アルカリ性の洗剤は、羽毛を傷めてしまう可能性があります。コインランドリーで羽毛布団を洗う際に使う洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤がです。また、中性洗剤に重曹を加えて入れると、消臭効果があるのでです。

コインランドリーでの乾燥を

羽毛布団を洗濯後は乾燥させます。絶対に生乾きは避けましょう。生乾きのままにしておくと、とても臭いを放ちます。また、羽毛布団を乾かすのにかなりの時間を要しますので、羽毛布団の乾燥にもコインランドリーを使いましょう。

乾燥機での乾きムラを防ぐためには、羽毛布団を入れる際、できる限り重ならないように投入しましょう。コインランドリーでの羽毛布団の乾燥にかかる時間の目安は、1枚60分ほどです。ちなみに、乾燥時に一緒にテニスボールを入れると、たたきの効果が出て、羽毛布団がふわふわに仕上がります。また、ダニの死骸やフンも取り除け、一石二鳥です。

コインランドリーで洗濯・乾燥にかかる時間は?

羽毛布団の洗濯にかかる時間は、コインランドリーによって若干の違いはありますが、おおよそ20分くらいです。羽毛布団の乾燥にかかる時間は、シングルサイズの羽毛布団で60分から70分ほど見ておくといいでしょう。

コインランドリーでは洗濯ネットは必要?

洗濯ネットは、デリケートな衣類を洗濯する際によく用いられます。羽毛布団をコインランドリーで洗う場合、洗濯ネットは必要なのでしょうか?

家庭用洗濯機で洗う場合、布団用の洗濯ネットに入れて洗濯することを推奨していることがあり、そのような大物用の洗濯ネットが販売されています。しかし、コインランドリーの乾燥機は大型で、ガスを熱源としていますので、高温で全体に風を当てて乾燥していきます。そのため、コインランドリーでの洗濯には洗濯ネットは必要ありません。

コインランドリーでの洗濯・乾燥にかかる料金は?

料金設定はコインランドリーの各店舗によって違いはありますが、シングルサイズ1枚の羽毛布団を洗濯する場合、18kgの洗濯機を使用して600円ほどかかります。

また、乾燥にかかる料金は、10分100円14kgの乾燥機を使用して60分600円ほどかかります。洗濯・乾燥にかかる料金はだいたい1200円ほど、クリーニングに出したことを考えるとかなり安く済むうえ、自宅で洗濯から乾燥までにかかる時間を考えると短い時間で仕上げることができます。
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初回公開日:2017年09月22日

記載されている内容は2017年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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