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服に生えたカビの落とし方と対策|洗濯/クリーニング/冬服

更新日:2025年03月05日

タンスやクローゼットにしまっておいた大事な服にカビが生えるということは珍しくありません。白カビなら比較的簡単に家で落とせますが、黒カビとなればクリーニングでも落とすことが難しくなります。正しい保管方法とカビの落とし方を知り、大事な服をカビから守りましょう。

タンスやクローゼットにしまっておいた大事な服にカビが生えるということは珍しくありません。白カビなら比較的簡単に家で落とせますが、黒カビとなればクリーニングでも落とすことが難しくなります。正しい保管方法とカビの落とし方を知り、大事な服をカビから守りましょう。
革服はとてもデリケートな素材でできているため、普段からのお手入れが重要な衣類です。元々は動物の素材なのでカビが好む素材でもあり、普段から汚れを落としておかないとすぐにカビが生えてしまいます。汚れを落とすには、ブラッシングで優しく埃を払います。

また、革製品は人と同じく保湿が必要です。レザートリートメントもありますが、ニベアなどのクリームも手軽でおすすめです。革服は汚れと湿度に弱い衣類です。タンスやクローゼットにしまう前に必ず汚れを落とし、保管の際ビニールなどはかけないで通気性を良くしておくことが大切です。

服に生えるカビの種類

服に生えるカビといっても種類はたくさんあります。見かけることが多いのは白カビ、特に厄介だと言われるのは黒カビです。

場合によってはクリーニングに出さなければならないこともありますが、長期にわたりしまわれている服ほど出したらすぐに着たい服だったりします。できればカビが生えないようにするのが良いですが、人が快適だと感じる環境はカビも好む環境です。知らず知らずのうちにカビの生えやすい環境を作ってしまっているということも少なくありません。

では、よく知られている白カビと黒カビとはどんなものなのでしょうか。ここでは、白カビと黒カビについてそれぞれご紹介します。

白カビ

白カビは衣類のカビの中でも特によく見られるカビで、その名の通り白い粉のように見えます。そのため、濃い色のスーツや礼服などに付着するととても目立ちます。白カビは比較的落としやすいカビで、油に良く溶ける性質を持っています。普段から使っている洗濯洗剤や漂白剤で簡単に落とすことができるため、クリーニングに出さなくても落とせることが多いです。

黒カビ

服に生えるカビの中でも厄介だと言われるのが黒カビです。黒カビは色素系カビとも呼ばれるほど色素が非常に強く、洗濯で胞子を除去しても色素が消えないことが多いです。服の汗や皮脂が付着する部分によく生えるため、襟などにぽつぽつと黒い斑点が付いていたら黒カビだと言えます。

家で落とす場合は漂白剤でつけ置き洗いをすることで多少は薄くなりますが、漂白剤は強力なので衣類を傷めてしまう危険性があります。クリーニングに出すしかありませんが、断られる可能性もあるため黒カビはなるべく予防したいカビだと言えます。

服にカビが生えたとき、家で落とすには何が必要?

タンスやクローゼットにしまわれていた服カビが生えてしまった場合、それが白カビであれば比較的簡単に家で落とすことができます。家にあるものだけでというわけにはいきませんが、高いクリーニング代を払うよりはましです。

用意するものも薬局などで簡単に手に入るものばかりなので、かなりお手軽です。では、擬態的に何を使ってどのようにすればカビを落とすことができるのでしょうか。

ここでは、服に生えたカビを落とすために必要なものと具体的なカビの落とし方をご説明します。

カビ取りに必要なもの

服に生えた白カビを落とすために必要なものは、4つあります。過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、オスバン、服をつけ置きするための入れ物、スプレーボトルです。どれも薬局や100均などで手に入るものなので、全部買い揃えたとしても安価ですみます。

過炭酸ナトリウムと言われると何のことか分からないという人がほとんどですが、これは市販の酸素系漂白剤の主成分です。繊維製品には使用できませんが、頑固な汚れ落としにはもってこいの実力があります。

オスバンは注意点として、濃度が「100ml中ベンザルコニウム塩化物10g含有」のものを選ばなければならないので、購入する際には濃度をよく確認する必要があります。

カビの落とし方

①スプレーボトルに水500mlとオスバン20mlを入れ、混ぜます。これをカビ部分にしっかりと吹きかけ、ハンガーに掛けて10分程度放置します。

②つけ置き用の入れ物に50度のお湯1Lと過炭酸ナトリウム10gの比率で入れ、服を浸します。お湯が冷めないうちにもみ洗いをし、そのまま1時間程度つけ置きします。これをカビが落ちるまで繰り返します。

③カビが消えたら通常取りに洗濯し、干した後オスバンと水を混ぜた液体をカビ部分に拭きかけます。これは、カビの予防です。

なんで服にカビが生えるの?

カビは条件さえ揃えば服に限らずどこにでも生えます。このカビが生える条件は4つあり、「エサ・水分・適温・酸素」であると言われています。この内「適温・酸素」の2つに関しては取り除くことは不可能なので、実質的には「エサ・水分」がカビ発生の原因であると言えます。

タンスやクローゼットが湿度の高い環境にあること、服をいっぱいに詰めていること、クリーニングから戻ってきた服がビニール袋に入りっぱなしになっていること、一度でも着た服を洗わずにしまっていることが、服にカビが生える主な原因になります。

カビを生えないようにするには?

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初回公開日:2017年12月05日

記載されている内容は2017年12月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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