家でもできるネクタイの上手な洗い方|失敗談と対策法
更新日:2025年03月05日

洗濯は「ゆらし洗い」で
ネクタイでも、アクロンやエマールといった「洗濯用の中性洗剤」を使えば、ドライマークがついていても、洗濯可能な場合があります。ただし絹、レーヨン、キュプラ、アセテートとその混紡素材や、芯地を使ったネクタイ、しわ加工やちりめん加工などを施した商品は、ご家庭での洗濯には向かないので注意が必要です。
※ネクタイにシミがついている場合、洗濯する前にしみ抜きを済ませておきましょう。しみ抜きは水に溶ける汚れは水で、油を含む汚れは中性洗剤の原液やアルコールなどを使ってします。シミが広がらないよう、水や洗剤をシミの周辺から、中心に向かって広げていくのがポイントです。
※ネクタイにシミがついている場合、洗濯する前にしみ抜きを済ませておきましょう。しみ抜きは水に溶ける汚れは水で、油を含む汚れは中性洗剤の原液やアルコールなどを使ってします。シミが広がらないよう、水や洗剤をシミの周辺から、中心に向かって広げていくのがポイントです。
洗濯するペースは
そもそもネクタイって、どのくらいのペースで洗濯すればよいのでしょうか。そんな疑問を持たれる方も、多いのではないでしょうか?
①1か月に1度
②半年に1度
③季節ごとに洗濯する
④ネクタイは洗濯せず、汚れたら捨てる
さまざまな考え方がありますが、一番のおススメは「汚れたら出す」。汚れが目立たない時には、季節ごとに洗濯します。最近は「クールビズ」の普及で、夏はネクタイをしないという方も多くなりました。季節ごとに洗濯するのが難しいのなら、ネクタイのクリーニングは、長期休暇やオフシーズンの時がよさそうです。
①1か月に1度
②半年に1度
③季節ごとに洗濯する
④ネクタイは洗濯せず、汚れたら捨てる
さまざまな考え方がありますが、一番のおススメは「汚れたら出す」。汚れが目立たない時には、季節ごとに洗濯します。最近は「クールビズ」の普及で、夏はネクタイをしないという方も多くなりました。季節ごとに洗濯するのが難しいのなら、ネクタイのクリーニングは、長期休暇やオフシーズンの時がよさそうです。
ネクタイの弱点
ネクタイは、シルク生地でバイヤス(斜め)に裁たれて作られています。着用する時は、伸縮性があって滑りもよく、結び目も作りやすいです。ねじれないという特徴もありますが、「布目が動きやすい」という欠点もあります。
また、芯地には麻や綿などが使われており、この芯地が中で「コロコロ」になってしまうので、ご自身で洗濯するのはリスクが大きいアイテムともいえます。
また、芯地には麻や綿などが使われており、この芯地が中で「コロコロ」になってしまうので、ご自身で洗濯するのはリスクが大きいアイテムともいえます。
シルクのネクタイの洗い方
1.まずは「ネクタイの状態チェック」から
シルクのネクタイを実際に洗濯する時のポイントは、「状態をチェックする」ことです。これを怠ると大変なことになります。シルクの水洗いは、かなり難易度が高いので心して取りかかるとしましょう。
ネクタイの洗濯に慣れていないうちは、いきなりお気に入りのネクタイでチャレンジすることは避け、まずは古いネクタイなどで試しに洗濯してみるところから始めましょう。
ネクタイの洗濯に慣れていないうちは、いきなりお気に入りのネクタイでチャレンジすることは避け、まずは古いネクタイなどで試しに洗濯してみるところから始めましょう。
「すれ」や汚れを有無を見る
最初に、ネクタイの「すれ」や「汚れの有無」を確認しておきます。肌に触れるものではない分、汗や皮脂は付着しにくい反面、「飲食の際の汚れ」がつきやすいです。一番目立つ胸元にくる、ネクタイは「意外と汚れているもの」です。
ネクタイの「剣先の角」はすれて、生地が薄くなりがちです。これを「いい機会」と捉えて、細かい部分の状態を把握しておきましょう。この時点で確認したダメージが見られる部分は、洗濯する時にも特に、注意してこれ以上負担をかけないよう作業しましょう。
ネクタイの「剣先の角」はすれて、生地が薄くなりがちです。これを「いい機会」と捉えて、細かい部分の状態を把握しておきましょう。この時点で確認したダメージが見られる部分は、洗濯する時にも特に、注意してこれ以上負担をかけないよう作業しましょう。
2.洗濯機ではなく「手洗い」で!
洗濯する場合は、「シルク100%」と「ドライクリーニングのみ」の場合はクリーニング屋さんへお願いしましょう。ネクタイの裏の「洗濯表示」を確認し、シルク100%やドライクリーニングのみ、と記されていたら、ご自宅で洗濯するのではなく、クリーニング屋さんに出します。
プリントされたものは、色落ちしやすいので洗濯するのは控えましょう。またおしゃれ用のネクタイで、ちりめんの柄や刺繍が入っていたり、エンボス加工されているものも「プロの扱い」が必要ですので、クリーニング屋さんに出すのがおススメします。
プリントされたものは、色落ちしやすいので洗濯するのは控えましょう。またおしゃれ用のネクタイで、ちりめんの柄や刺繍が入っていたり、エンボス加工されているものも「プロの扱い」が必要ですので、クリーニング屋さんに出すのがおススメします。
3.洗濯後の水切り
ここまできたら通常なら脱水工程に進むのですが、もちろん洗濯機の「脱水機能」は使いません。「タオルドライ」は最も安全な乾燥方法といえます。大きいバスタオルを使って、水を吸い取っていきます。
これは「タオルドライ」という方法です。型崩れしやすそうなものを取り扱う時には、有効な手段です。例えば、ぬいぐるみなどを洗濯する時にもこの方法で脱水します。ポイントは、「力をかけすぎず、優しく丁寧」に、です。
これは「タオルドライ」という方法です。型崩れしやすそうなものを取り扱う時には、有効な手段です。例えば、ぬいぐるみなどを洗濯する時にもこの方法で脱水します。ポイントは、「力をかけすぎず、優しく丁寧」に、です。
タオルドライで吸い取る
タオルドライで上から軽く押さえて、水分を吸い取っていきます。タオルの位置をずらしながら、水が出なくなるまで繰り返しましょう。ネクタイの状態をキープしながら、バスタオルで包み込んでいきます。
バスタオルは新品でない(できれば柔軟剤も使用していない)吸水性の良いものが最適です。くどいようですが「ギュッと絞らず、優しく丁寧」に作業しましょう。
バスタオルは新品でない(できれば柔軟剤も使用していない)吸水性の良いものが最適です。くどいようですが「ギュッと絞らず、優しく丁寧」に作業しましょう。
②ウールのネクタイの場合
初回公開日:2017年12月05日
記載されている内容は2017年12月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。