Search

検索したいワードを入力してください

Yシャツの黄ばみの落とし方|脇/襟・クリーニングで落ちるか

更新日:2020年08月28日

突然ですが、あなたのYシャツはキレイでしょうか?黄ばみや黒ずみはありませんか?せっかくのYシャツも汚れていては清潔感が感じられません。汚れてしまったYシャツはクリーニング店できれいになるのか、自分でケアすることはできるのか解説します。

Yシャツの黄ばみの落とし方|脇/襟・クリーニングで落ちるか

Yシャツの黄ばみはクリーニングで落ちるか

せっかくのYシャツも、黄ばんでしまうと格好が良いとは言えません。では、黄ばみのついてしまったYシャツはクリーニングに出せば、綺麗になるのでしょうか。プロがクリーニング作業をしてくれるので、生地を傷めるという心配はありません。自分ではケアしきれない場合や、どのようにケアすればよいのか分からないという方はプロに任せてみてはいかがでしょう。

料金はどれくらいか

お店により料金は異なります。あくまで目安として覚えておいておください。Yシャツのクリーニングは、1枚当たり200円~400円程度です。それほどお金もかかりませんので、一度お試しで使用してみてはいかがでしょうか。

近くにクリーニング店がない場合は、郵送でやり取りできるクリーニング店がです。直接お店に行かなくても、クリーニングを依頼することができます。

自宅でYシャツの黄ばみを取る方法

クリーニング店にお願いしてプロに洗濯してもらいたいという人もいれば、自分でできるのなら自宅でケアしたいという人もいます。クリーニングに出すと時間がかかりますし、頼むときも受け取る時もお店まで足を延ばさなければなりません。仕事の都合で、クリーニング店に行けないという方もいるでしょう。

ここでは、自宅でYシャツの黄ばみをとる方法をご紹介します。難しい工程はなく、使用する道具も自宅にあるものやドラッグストアで購入できるものばかりです。

脇の黄ばみ

汗をかきやすい部分でもある脇が黄ばみ、悩んでいる人も多いでしょう。Yシャツのわきが黄ばんでしまった場合は、脇の部分に直接漂白剤を付けてブラシで擦ります。強く擦ると生地を傷めてしまうので、歯ブラシなどの固すぎないブラシで優しく擦りましょう。漂白剤を溶かした40~50℃のお湯に、しばらくつけおきしてから洗濯機で回します。

袖の黄ばみ

袖の黄ばみはぱっと見では分からないため、ついそのままにしているという人も多いでしょう。しかし、名刺交換をすれば注目させる手元です。袖口の黄ばみもも逃さず、しっかり綺麗にしてください。

黄ばみのついたYシャツの襟部分に、洗剤或いは漂白剤を付けてしばらく放置します。その後そのまま洗濯機で回してください。つけておくだけでは黄ばみが落ちない場合は、歯ブラシなどでやさしく擦ってみてください。

首元の黄ばみ

襟裏の首が直接触れる部分も黄ばみやすい部分です。この部分の黄ばみを落とすには、それ口と同じ方法で洗剤或いは漂白剤を付けます。汚れがひどい場合はブラシで擦って落とします。

全体の黄ばみ

Yシャツが全体的に黄ばんでいる場合はつけおき洗いが効果的です。部分的に漂白剤を付けるのではなく、漂白剤などを溶かした40~50℃のお湯にYシャツを丸ごとぐ家置きします。その後は洗濯機で回すだけです。全体的に黄ばんでしまったYシャツは、しっかり浸かる量の湯を準備しましょう。

背中の黄ばみ

長い間着ていると、インナーを着ていてもYシャツの背中が黄ばんでしまいます。背中は範囲が広いため、部分的なつけおきは向きません。全体が黄ばんだ時と同じように、Yシャツを丸ごとつけおく方法で、黄ばみをきれいにしましょう。

Yシャツの黄ばみを落とすのに有効な方法は

Yシャツの黄ばみを落とす方法はいろいろありますが、いったいどの方法が適しているのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。なかには、Yシャツのケアに不向きな方法もあります。

煮る

洋服を煮るというと違和感があるでしょうが、黄ばみと同時に臭いも摂ることができます。鍋に2Lの湯を沸かして、洗剤小さじ2と酸素系漂白剤小さじ1を加えます。あとは、黄ばみを取りたい洋服を入れて、20分ほど煮てください。その間菜箸などを使用して服を返しながら煮ます。その後ぬるま湯ですすいで完了です。火や熱湯を扱うので、火傷には十分注意してください。

この方法は生地によっては使用できません。熱湯で煮ても問題がない素材なのか事前に確認しましょう。Yシャツはプラスチックのボタンがついていますし、形状が崩れる可能性があります。黄ばみが気になるだけならば、煮なくてもつけおきをすればきれいになります。

スチーム

スチームで熱を加えることにより、汚れを落としやすくします。お湯を沸かしてその湯気を利用するか、アイロンのスチーム機能を利用します。アイロンを使用する場合は、洋服に直接触れずにスチームだけを当ててください。

熱湯

熱湯を使用すると生地を傷める可能性があります。しかし、黄ばみは皮脂や汗が原因なので、冷たい水では落ちにくい汚れです。そのため、使用する水は40~50℃のぬるま湯が向いています。

つけおき

洗濯洗剤や漂白剤を使用してつけおきをするのは、Yシャツの黄ばみを落とすとき位によく使われる方法です。つけおくことで、黄ばみをじっくり落とすことができます。しつこい黄ばみの汚れは、つけおきの時間を延ばしてみてください。

Yシャツの黄ばみを落とすのに有効な洗剤・薬品はどれか

いろいろな種類の洗剤が販売されています。実際にお店でどの洗剤が良いのか悩んだ経験がある方もいるでしょう。ここではYシャツの黄ばみをとる時に使える洗剤をご紹介します。使用する時に注意が必要な洗剤もあるので、Yシャルの黄ばみに使用する前にしっかりチェックしてください。

洗濯洗剤

洗濯用洗剤は洋服を選択するために作られている物なので、生地を傷める心配はありません。特に襟や袖の汚れにもアプローチするという特徴があるものを選ぶと、毎日の洗濯でYシャツの黄ばみを予防することができます。

洗濯用洗剤で黄ばみを落とすには、つけおきしてから洗濯機で洗濯をします。つけおきに使用する水は40~50℃の湯を用意してください。

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤には、強い酸化力と殺菌力が備わっています。Yシャツの黄ばみにもしっかり働きかけて綺麗にしてくれます。しかし、酸性のものと混ぜると有毒なガスが発生してしまいます。実際にうっかり混ぜてしまった主婦が死亡するという事故も発生しています。臭いも強いので、使用する場合は換気をして、ゴム手袋も使用しましょう。

塩素系漂白剤は真っ白な洋服にしか使用できません。色がついている物に使用すると、洋服自体の色まで抜けてしまいます。白いYシャツでも、カラーのステッチが入っているものは糸の色が抜けてしまいます。色がついている物の黄ばみをとしたい場合は、塩素系漂白剤以外のアイテムを使用しましょう。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤と異なり独特のニオイがありません。過炭酸ナトリウムが水に溶けることで、発生する酸素の力で汚れを落としてくれます。色のついた洋服にも使用できるという特徴があります。さらに除菌、殺菌効果もきたいできます。

酸素系漂白剤には、粉末と液体の二種類があるので使用に合わせて選んでください。

ワイドハイター

ワイドハイターEXは、黄ばみが気になる部分に直接かけて洗濯します。しつこい黄ばみはワイドハイターEXを付けて軽くもみ洗いします。洗剤を溶かした湯に30分ほどつけおきしてから洗濯してみてください。つけおきの時間が長ければそれだけ効果が出ると考える方もいますが、つけおきの時間が長すぎると生地を傷めてしまうので注意が必要です。

ワイドハイターEXにはスプレータイプもあり、襟や袖口などの黄ばみに部分的に使用する時にです。

重曹

重曹でもYシャツの黄ばみを落とすことができます。酸素系漂白剤と重曹を1対1の割合で混ぜあわせます。ペースト状なった物を、あらかじめ濡らしておいたYシャツの黄ばみに塗り付けます。スチームを当ててから洗い流し、その後洗濯機で洗濯します。

黄ばみが酷い場合は、スチームを当てた後に重曹と酸素系漂白剤を溶かした湯につけおきます。一晩漬け置き、洗濯すれば黄ばみだけでなくにおいまで消すことができます。

セスキ

セスキ炭酸ソーダは中性で、水に溶けやすいという特徴を持ちます。脂を乳化して、タンパク質を分解するので黄ばみを落とすのに適しています。それほど強い洗浄力はありませんが、軽い黄ばみ程度なら落とすことができます皮脂やタンパク質を溶かすので、つけおきに使用する際はゴム手袋を使用してください。

過炭酸ナトリウム

過炭酸ナトリウムは、酸素系漂白剤にも含まれている成分です。塩素系漂白剤程の漂白力はありませんが、色がついた洋服にも使用できるというメリットがあります。絹・毛を以外の繊維や、樹脂加工したものに使用することができます。ただし、草木染が施された記事や、木のボタンなどがついている洋服には使用できません。

40~50℃の湯に過炭酸ナトリウムをとかし、黄ばみが気になる洋服を20分~1時間ほどつけおきしてからすすぎます。過炭酸ナトリウムの量はお湯1.5Lに対し、大さじ1杯分を溶かしてください。

クエン酸

酸性のクエン酸は単体で使用するよりも、アルカリ性の重曹と合わせての使用がです。500ccの湯に対し、重曹を大さじ2杯分溶かします。Yシャツの黄ばみが気になる部分につけ、2~3分おいてからブラシで軽く擦り、さらに5分ほどおきます。次に500ccの湯に大さじ1杯分のクエン酸を溶かします。

黄ばみに重ねて塗り、2~3分置いてからブラシで擦ります。洗い流すと、黄ばみがきれいになっています。

キッチンハイター

塩素系漂白剤であるキッチンハイターは、次亜塩素ナトリウムを含む漂白剤です。酸性のものと混ぜ合わせると有毒ガスが発生するので、混ざらないように注意しながら使用してください。

名前が似ているハイターという商品があり、ハイターでも黒ずみや黄ばみを落とすことができます。しかし、場合によってはYシャツを変色させてしまう可能性があります。樹脂加工がされたYシャツにハイターを使用すると、黄色っぽく変色してしまうので素材によっては使用できません。

食器用洗剤

家庭には必ずと言っていいほどある洗剤です。食器についた油もきれいに落とす食器用洗剤は、皮脂が原因の黄ばみにも効果があります。黄ばみが気になる部分に中性洗剤を付けて、揉み洗いすると汚れが浮き上がり落ちるという訳です。家庭にあるものを使えば、Yシャツの黄ばみが気になった時にお手入れできます。

クレンジングオイル

クレンジングオイルは、本来メイクを落とすためのアイテムです。しかし、皮脂汚れである黄ばみを落とすのに、クレンジングオイルは適しています。Yシャツの黄ばみが気になる部分にクレンジングオイルをつけて、汚れが浮くように揉みます。擦りすぎると生地が傷んでしまうので、生地が傷まない程度に優しく擦ってください。その後は通常の洗濯と同じように洗います。

石鹸

ウタマロは洗浄力の強い石鹸です。一度汚れてしまうとなかなかきれいにならない泥汚れや食べこぼしも落とすことができます。Yシャツの黄ばみもしっかり落とせるだけの洗浄力があります。さらに、蛍光増白剤が配合されているため白いYシャツにはピッタリです。

ウタマロには強い洗浄力だけではなく、殺菌消臭効果も期待できます。皮脂が原因である黄ばみの汚れがあると、同時に臭いを感じることが多いです。洗濯しても臭いが落ちないと悩んでいる方も多いでしょう。歌麿を使えば、黄ばみと一緒ににおいもケアすることができます。

Yシャツの黄ばみの原因

気が付くと襟や袖口についている黄ばみですが、いったい何が原因なのかご存知でしょうか。原因は一つではありません。Yシャツを着ている人や、その周りの環境に原因があります。

たばこ

タバコにはタールが含まれています。そして、タバコから出る煙にもタールは含まれます。タバコを吸う人や、家族、同居人がタバコを吸う場合このタールが原因であると考えられます。ヤニとも呼ばれるタールの着色により、Yシャツに黄ばみがついてしまったということです。これは喫煙者の歯や、壁紙にも同じことが起こります。

皮脂

肌に直接触れるYシャツの部分が黄ばむのは、汗と皮脂が原因です。人間は運動していなくても汗をかいています。しっかり洗濯していても、落とし切れなかった汗や皮脂が酸化して黄ばみになっています。

皮脂は脂なので冷たい水で洗濯すると、落とし切ることができません。ぱっとみでは洗濯できれいになったように見えても、繊維には皮脂が残ってしまい黄ばみになるという訳です。

人間が汗をかくのは仕方がない事ですが、異常に汗の量が多い場合多汗症の可能性があります。汗の量を減らす手術もあるので、あまりにも汗の量が多い、すぐにYシャツが黄ばんでしまう、このような悩みを抱えているのなら一度先生に相談してみてはいかがでしょうか。

Yシャツの黄ばみを防ぐ方法

生きている以上汗をかかないというのは無理な話です。黄ばみの原因になる汗は、こまめに拭き取るよう心掛けてください。脇の汗をかきやすいという方は、汗を吸い取る汗脇用のパッドを入れると良いです。

これは黄ばみを予防するだけではなく、脇の汗ジミも防ぎます。汗ジミを見られて、恥ずかしい思いをしたという方もいるでしょう。恥ずかしい思いもしないで済みますし、脇の黄ばみも予防することができるので一石二鳥です。

また、Yシャツが直接汗を吸わないようにベビーパウダーを付けておきましょう。汗による不快なべたつきも軽減することができます。

洗濯王子こと洗濯アドバイザーに学ぶ洗濯術

洗濯王子と呼ばれている中村祐一さんは、実家がクリーニング店だったこともあり幼いころから洗濯が身近な物でした。現代では衣服の取り扱いや洗濯方法に対して、知識の普及が十分でないと感じ、洗濯アドバイザーとして活動しています。

メディアを通して洗濯知識を広めており、『おうちで簡単洗濯上手』・『幸せを呼ぶスマート洗濯』・『洗濯王子に教わるおうちで快適クリーニング!』などの本も出版しています。

中村祐一さんのブログでは、洗濯方法や悩みに回答しています。洗濯についてもっと知りたいと思う方は、ぜひブログを訪ねてみてください。

王子襟・袖の洗濯法

Yシャツの襟や袖口は、汚れがついてしまう部分です。ビジネスや正式な場で着ることも多いので、黄ばみや汚れはキレイに落としたいものです。ここで、洗濯王子Yシャツの洗濯法をご紹介します。

Yシャツの黄ばみが気になる場合、お湯と漂白剤を使うときれいになります。まず、40~50℃のお湯に洗剤と漂白剤を溶かして、Yシャツを20~30分つけ置きます。つけおいたら、洗濯機で普段どおり洗濯します。この方法でも黄ばみや汚れが落とせなかった場合は、繰り返しつけおくか、つけおきの時間を延ばしてみてください。

漂白剤は粉末の酸素系漂白剤が使いやすいと、中村祐一さんもしていました。

自分に合ったケアをしよう

Yシャツの黄ばみの取り方をご紹介しましたが、いかがでしょう。普段の洗濯に比べると少々手間はかかりますが、自宅でできるケアは、どれも難しくない方法です。

きれいなシャツを着ている人は、清潔感があるというようなプラスの印象を持たれることが多いです。しかし、黄ばんでよごれたYシャツをそのまま着ているとマイナスの印象を与えてしまいます。人付き合いするうえでも印象はとても大切です。

なによりきれいなYシャツを着ている方が、着ている本人も気分が良いでしょう。人に良い印象を与えることで、自分自身が行動しやすくなるというメリットがあります。Yシャツの黄ばみが気になったら、自分に向いている方法でケアしてください。

初回公開日:2017年11月29日

記載されている内容は2017年11月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related