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【種類別】ユーカリの育て方|種/苗/鉢植え/室内/枯れる

更新日:2020年03月08日

ユーカリはオーストラリア原産で銀色を帯びた葉が特徴の木です。ユーカリは環境と水やりに気を配れば育て方は簡単です。今回は育てやすく人気のユーカリを4種類紹介しています。種類別や環境に応じたユーカリの育て方をぜひ参考にしてください。

【種類別】ユーカリの育て方|種/苗/鉢植え/室内/枯れる

ユーカリの特徴

ユーカリというとコアラの主食をイメージする人も多いでしょう。ユーカリはオーストラリアやニュージーランドに自生する常緑性高木で、その芳香からアロマテラピーなどでも親しまれている植物です。

ユーカリの多くの葉は銀色がかった色をしており、葉の色や枝ぶりからフラワーアレンジメントでも多く使われます。ユーカリはドライフラワーにもしやすいので、剪定した枝をリースにしたり吊るして飾ったりなどいろいろな楽しみ方ができるでしょう。

ユーカリと言ってもその種類は多く、葉の形や育つ姿の違いによって育て方も変わります。今回は数あるユーカリの品種の中でも、日本の風土に合っていて人気のあるユーカリの育て方をご紹介していきます。

種類別ユーカリの育て方

ユーカリはその種類によって葉の形や枝ぶり、その木自体が放つ芳香などにそれぞれ違いがあります。ここでは人気のユーカリの四種類を取り上げていますが、育て方以外にも形の特徴や特性なども含めてご紹介していきます。

ユーカリ・シルバードロップの特徴と育て方

シルバードロップはユーカリ・グニーの別名で、葉はたまご型のような丸い形をしています。樹高は大きいものだと25mにもなりますが、シルバードロップという名前がぴったりな銀色がかった丸い葉が特徴のユーカリです。先端の葉は小さく、コマルバユーカリとも呼ばれます。スッキリとしたシャープな強めの香りがします。

ユーカリはオーストラリア地域が原産なので乾燥に強いですが、日本の湿度には弱い面があります。その中でもシルバードロップは過湿や移植に比較的強いので、ユーカリの中では植栽に適した品種と言えるでしょう。

原産地の環境から乾燥気味の育て方が適しています。地植えするなら日当たりや水はけのよい場所に植え、鉢植えの場合は日当たりや風通しのよい場所で表土が乾いたらたっぷり水を与える育て方をします。

レモンユーカリの特徴と育て方

ユーカリ・シトリオドラという種類はその葉からレモネードのような甘くて濃厚な香りがすることからレモンユーカリとも呼ばれ、園芸やアロマクラフトにも人気のユーカリです。シルバードロップに比べ寒さや移植に弱いので、育て方は少し難しいと言えます。

枝が細く根も浅いので、台風などで強風を受けると簡単に倒れてしまいます。鉢植えにして場所を移動できるようにするか、地植えの場合も場所選びが重要です。日に当てて乾燥気味の育て方が適しているので、日当たりや風通しがよく水はけのよい場所で育てます。

寒冷地では育ちにくいので、鉢植えで育てることをおすすめします。それ以外の地域なら、環境と水やりに気を付ければ地植えでも育てることが可能です。

ユーカリ・テトラゴナの特徴と育て方

テトラゴナは、角ばった茎にごろごろとして角ばった実をつける見応えのあるユーカリです。テトラゴナシルバーとテトラゴナグリーンの二種類があり、シルバーの方は茎や実が白く葉が白っぽい銀色をしています。一方グリーンは茎や葉がシルバーに比べると緑がかって見えるでしょう。

テトラゴナは幼木の頃は毛の生えた緑の葉をしていて、育ってくると毛がなくなり白銀色に変わってきます。育て方としてはこの幼木の頃に丈夫に育てることです。ここでしっかり育たないとひょろひょろとした木になったり、育たず枯れてしまいます。

ユーカリの中でもテトラゴナは少し育て方が難しい種類です。強い日当たりや乾燥には強いのですが過湿や水切れにとても弱く、そうなるとすぐ萎れてきてしまいます。育て方としては、日光に当てることと水やりに注意することが大切です。

ユーカリ・ポポラスの特徴と育て方

ユーカリポポラスは、他のユーカリと違い葉が密集しないタイプです。ハート型の丸みのある葉が特徴で、茎や枝が細く繊細な雰囲気があります。成長が早いので、鉢植えでの育て方では根詰まりする前に植え替えをするよう注意が必要です。

ほかのユーカリと同じく日差しと乾燥を好むので、日当たりや風通しが良く水はけの良い土だと元気に育ちます。育つのも早いですがユーカリポポラスは茎が細いので、上から曲がってしまわないように支柱を立ててあげるとまっすぐ育ちます。

表土が乾いたら水をたっぷりと与えますが、水の与えすぎはひょろひょろになり葉のつきが悪くなるので乾燥気味を心掛けましょう。逆に水が少な過ぎて水切れを起こすと、萎れてそのまま枯れてしまうこともあるので注意しましょう。

ユーカリの鉢植えでの育て方

ユーカリは原産地の環境から暑さや乾燥には強いですが、過湿や寒さには弱いという性質を持っています。寒冷地では鉢植えでの育て方がおすすめです。またユーカリは成長が旺盛ですが、移植を嫌います。植える時は大きめの鉢に植え、植え替えが必要になったら土ごと大きい鉢に植えるようにしましょう。

水が多いと弱ってしまうので、育て方としては乾燥気味に育てます。表土が乾いたらたっぷり水を与える育て方で十分ですが、水切れにも弱いので小さい苗の内は特に水の管理に気を付けましょう。日当たりや風通しが良い場所に置き、冬場に霜や雪が掛かるようなら室内に移動するようにします。

ユーカリの室内での育て方

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初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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