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【種類別】山椒の育て方|種/苗/鉢植え/枯れる/剪定/挿し木

更新日:2020年08月28日

山椒は気難しい植物なので育て方も難しいと言われていますが、山椒にとって心地よい環境で育てる事ができれば、どんどん増やす事ができます。殺菌効果や食欲増進などの効果もある山椒の特徴を知れば育て方は簡単です。山椒を1株ベランダで育ててみましょう。

【種類別】山椒の育て方|種/苗/鉢植え/枯れる/剪定/挿し木

種類別山椒の育て方

鰻と相性の良い山椒の若葉や実などは色々な料理と共に食用として使用されています。木の芽と呼ばれる新芽は和え物などに、青い実は佃煮のちりめん山椒が有名です。ウナギのかば焼きや焼き鳥などに使用される粉末は、熟した果実の皮の部分を粉にしたものでとても風味が良く、ウナギと粉山椒の組み合わせは特にがあります。

山椒は山にある良い香りの実という意味で、山椒の椒の字に香りが良いと言う意味がある事から山椒という名が付いたとされています。

雄株と雌株がある山椒ですが、実が生るのは雌株だけと言う不思議な植物です。

葉山椒

山椒の中でも葉山椒は、葉だけを収穫するのでそう呼ばれています。葉山椒とはいえ山椒と育て方は同じです。山椒は特徴的で雄株と雌株があります。雄株、雌株の育て方は少々めんどくさいと言う方には朝倉山椒の育て方をしますので、後ほど朝倉山椒の育て方もご紹介します。朝倉山椒は雄株と雌株に分かれていませんので、1株で実をつけます。他の山椒にあるトゲもないので収穫や手入れも簡単です。

木の芽

山椒を木の芽と呼ぶ人もいます。木の芽とは春に出る新芽の事で、炊き込みご飯やちらし寿司、煮物やお吸い物など色々な料理に使用されます。見た目の美しさと木の芽の香りが料理に生かされ、添えるだけで料理が美しくなります。

山椒の種からの育て方

山椒の種からの育て方をする場合は、10月頃になったら実から種を取って蒔きます。蒔いた種が隠れる程度の土(1~2cm位)をかけますが、その時に灰を混ぜると発芽に良い影響を与えると言われています。発芽するのは20~25℃位で5月か6月頃が適期です。

種を取る時期は10月頃で、種を取ってすぐに蒔くか、種が乾燥しないように保存して置き春に蒔く事もできます。保存した種は3月頃に種を蒔くと4月に発芽します。

山椒の地植えの育て方は、70から90cmの畝幅にし、50から60cm間隔に3粒位ずつ蒔きます。発芽したら元気の良いものを1本残して間引きしましょう。

鉢植えでの育て方では、5~6号の鉢を使います。ポイントは水はけを良くして置く事です。鉢の用意ができたら1つの鉢に3粒の山椒を蒔き、発芽後は地植えと同じように1本残して間引きしましょう。

種から育てる時の注意点

山椒の種からの育て方をする時は、雄株と雌株の種が混ざってしまうので注意が必要です。混ざった種を植えると開花するまで株の種類がわからないので気を付けましょう。

朝倉山椒

山椒には葉だけを収穫する葉山椒と、実を収穫する実山椒があるのですが、それらの山椒は雄株と雌株に分かれているので、片方だけの株の育て方では実が生りません。

しかしながら、朝倉山椒は雄株と雌株に分かれていないのにも関わらず、1本の木で実をつけます。さらに、朝倉山椒にはトゲが無いので楽な育て方ができます。

朝倉山椒の特徴

朝倉山椒は、夏場の直射日光や西日が苦手なものが多いと言われていますので、日光が数時間だけ当たる半日陰の場所での育て方をすると元気に育ってくれます。

朝倉山椒は、山椒特有のデリケートさを持ち合わせているので、元気に育っていた環境であっても、違う朝倉山椒の苗だとその環境が合わないなど、苗によって環境の変化に弱い面が出てきます。そのため苗を移動させる場合は注意が必要になります。

挿し木用の苗などが手に入れば、今までの育て方や環境がわかるので育てやすくなると言われています。

育て方

朝倉山椒の植え付けは、11月から3月頃に行うと良いでしょう。鉢植えでの育て方を選ぶ場合は、土の量を増やせる深鉢に植えると乾燥を防ぐことができるので良いでしょう。深鉢が良いできたら水持ちの良い用土に植えるために、腐葉土や堆肥を少し多めに配合しましょう。ポットから外した苗は、根を崩さずに植え付け水やりは多めにします。

朝倉山椒は地植えでの育て方もできます。山椒はデリケートなので環境の変化を嫌いますので、苗が大きくなってから環境を変えるようなことは極力避け、最初から良い場所を選んで植え付けましょう。

朝倉山椒は乾燥に弱いのですが、湿気が多すぎても根腐れを起こし枯れてしまいます。土の状態を確認して、表面が乾いているようであれば水やりを行ってください。

肥料やりのポイント

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初回公開日:2018年01月10日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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