クランベリーの育て方|種/苗/プランター/地植え/室内
更新日:2020年08月28日
クランベリーとは
赤い丸い果実であるクランベリーは常緑樹の低い木に実をつけます。湿気の多い場所が好きで土は常に湿った状態になっていますし、収穫の時期には畑一面を水浸しにして船で浮いてきた実だけを収穫するといった面白い収穫方法が有名です。
アメリカなどでは感謝祭での七面鳥料理に欠かせないソースとして使われているクランベリーですが、酸味が強いので生で食べるのには向いていません。日本でもクランベリージュースやカクテル、ジャムなどに加工され身近な食べ物になりました。
ビタミンCが豊富なクランベリーはドライフルーツとしても楽しむことができます。そのようなクランベリーの育て方にはどのようなものがあるのでしょうか。またクランベリーの育て方を知って自分で栽培することもできますので参考にしてみて下さい。
クランベリーの種類
クランベリーには4種類あります。一般的なクランベリーはツルコケモモと呼ばれるもので、北半球などの寒い土地で栽培されています。他にもヒメツルコケモモやオオミノツルコケモモ、アクシバなどといった種類がクランベリーと呼ばれています。
茎や花が鶴に似ていることからつけられた名前といわれており、イングランドなどでは熊がよく食べるという事からベアベリーとも呼ばれています。
クランベリーの地植えでの育て方
クランベリーは湿った土と水が好きな植物になります。低木のクランベリーはつるを伸ばして成長してゆき、多年草なので枯れて葉っぱが落ちるという事はなく、葉っぱの色が変わります。暖かい地域ではクランベリーの実をつけることは難しいため観賞用などに楽しみましょう。
さくらんぼなどとは違い、一本の木から実をつけることができますので、人工的に受粉を助けてあげると実る確率が高くなります。苗木を選ぶ時は太い枝が何本か生えている元気の良いものを選ぶようにします。
地植えでの育て方のポイントがあります。育て方のポイントやコツを掴んで楽しくクランベリーを育ててみましょう。
土
まずクランベリーの地植えでの育て方で大切な事は土づくりです。酸性の土がクランベリーの育て方には適していますので、ピートモスやブルーベリー用の土を用意しましょう。湿地のような環境を作ることも必要です。
植え付け方法
クランベリーは涼しい場所での育て方が適していますが、霜などには弱いため、植え付け時期は3月ごろの暖かくなりはじめた時期に行います。暖かい地域では11月頃にも植え付けすることができます。
耕しておいた土に深さ30センチ、直径40センチくらいの穴を掘り腐葉土やピートモスを混ぜたものを穴の底に敷きます。クランベリーの苗を植えますが、クランベリーはつるを伸ばして成長する植物ですので広がることで困るような場所には植え付けない方がよいでしょう。クランベリーを這わせた垣根などを楽しみたいときには垣根の下の方に花壇を作ります。
剪定方法
クランベリーの剪定は次の年の育て方に影響が出ないように花芽を切らないような剪定をしなければいけません。5月ごろに花が咲くため、花芽がつく前の1月から2月のうちに剪定を行います。日当たりや風通しを良くするために、茂っている枝を間引きしましょう。
肥料
2月に有機肥料を与えておき、クランベリーの花が終わったころに追肥を施します。肥料は与え過ぎないように注意してください。
注意点
育て方の注意するべきポイントはクランベリーは暑さに弱いという事と湿った土地が好きだという事です。実をつけさせるには寒さも大切ですが、霜で葉っぱを傷めないように気を付けてください。
クランベリーの種からの育て方・増やし方
初回公開日:2018年01月10日
記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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