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家庭菜園でのほうれん草の育て方とコツ|プランター/水耕栽培

更新日:2020年08月28日

ほうれん草は、家庭菜園初心者で、ポイントを押さえておけば失敗の少ない野菜です。品種によっては、一年中栽培・収穫ができるので、常に食卓にほうれん草を並べることができます。ほうれん草の失敗しない育て方や品種の違いなどをご紹介します。

家庭菜園でのほうれん草の育て方とコツ|プランター/水耕栽培

家庭菜園でのほうれん草の育て方とコツ

ほうれん草は、家庭菜園の初心者でも育て方が簡単で、失敗の少ない野菜です。種をまいてから収穫まで約2か月と短期間で収穫できますし、一年を通して収穫ができます。

肥料

ほうれん草の育て方で重要なのは、土づくりと肥料です。ほうれん草は、酸性土壌に弱く、そのままの土の状態では、大きく育ちません。そこで、種をまく前に、土壌改良を行っておくことが育て方のポイントになります。

酸性土壌を改良するためには、苦土石灰を種まきの2週間前に土に施しておきましょう。量は1㎡あたり、100gを目安にします。さらに種まきの1週間前に、堆肥と化成肥料を施してよく混ぜておきます。

さらに、ほうれん草は、芽が出て成長する過程で、追肥を行う必要があります。追肥の目安として1回目は最初の間引きを行ったときに、化学肥料を条間に蒔いて、土と軽く混ぜ合わせてから株元に寄せるようにしましょう。

2回目以降は、草丈が10㎝以上になった時に、水やりを兼ねながら10日に1回ほど液体肥料を施してやると、生育がよくなります。

虫対策

ほうれん草の育て方では、虫対策も重要です。ほうれん草を好む害虫には、アブラムシやヨトウムシがあります。

アブラムシは、ほうれん草の葉の裏や茎に寄生して汁を吸うため、ほうれん草の生育が遅れてしまいます。さらに、ウイルスを媒介して病気の発生源にもなります。

ヨトウムシは、その名のとおり夜活動する害虫です。放置しておくと、ひと晩で葉を食い尽くされてしまうこともあるので、注意が必要です。とくに9~10月に活動が活発化します。

このような害虫を寄せ付けずに、無事収穫できるまでの育て方としては、防虫ネットをかけたり、見つけ次第捕殺したりすることが大切です。

防虫ネットは、あらかじめ、ほうれん草の葉の裏などに害虫がついていないかを確認してからかけるようにしましょう。防虫ネットを固定するヒモがゆるんでいたり、すき間があったりすると、そこから虫が入り込むので、しっかりと取り付けることが大切です。

種類別のほうれん草の育て方

ほうれん草にはいろいろな種類があります。それぞれに蒔く時期や育て方が違ってくるので注意しましょう。

西洋種と東洋種

ほうれん草には、大きく分けて「西洋種」と「東洋種」があります。西洋種の特徴は、丸みのある葉が特徴です。根の部分が東洋種と違って白っぽくなっています。アクが強いので、必ず加熱する必要があります。育て方は、一年中栽培が可能ということもあり、比較的簡単です。

一方、東洋種の特徴は、葉に切れ込みがあり、根元が赤いのが特徴です。アジア原産で、アクが少なく、おいしいのですが、栽培期間が限られています。そのため、秋・冬限定での栽培となり、育て方も霜対策など難易度がアップします。

サラダほうれん草

普通のほうれん草とサラダほうれん草で最も違う点は「シュウ酸」の含有量です。そのため、普通のほうれん草は、茹でたり炒めたりしてシュウ酸を除去しますが、サラダほうれん草は、シュウ酸のエグミがないので生のまま食べることができます。栄養価はほとんど変わりありません。

サラダほうれん草は、育て方にも大きな違いがあります。短期の水耕栽培で育てられています。室内で育てられるため、病虫害の被害もないので農薬もほとんど使わずに済みます。しかし、そのぶん手間や設備もかかっているので、値段も割高となっています。

季節別のほうれん草の育て方

ほうれん草は、一年中育てて収穫できる野菜です。しかし、それぞれの季節によって育て方で注意しなくてはならないポイントがあります。

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初回公開日:2017年11月28日

記載されている内容は2017年11月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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