布団にいるダニの退治・駆除方法|掃除機/スチームアイロン/乾燥機
更新日:2025年03月05日

ダニ対策として掃除機を使う場合も、注意を要する点があります。それは掃除機の種類によって、ダニの死骸や糞、卵などが巻き上げられ、撒き散らされてしまう可能性があるからです。ここからは、掃除機の排気方法と集塵(しゅうじん)方法による掃除機の特徴を紹介します。
排気方法1:本体排気型
本体排気型の掃除機は、掃除機のヘッドから空気を吸い込み、本体後方から排気をするタイプの掃除機です。特徴としては、「強い吸引力」がメリットとして挙げられます。吸いにくいゴミや汚れにも効果が期待できます。
しかし一方で、「排気の際に周囲のホコリを巻き上げやすい」というデメリットもあります。本体排気型の掃除機を使用することで、ダニの死骸や糞、卵などが周囲に撒き散らされてしまう可能性があるため、使用する場合にはマスクの使用などがお勧めです。また、小さなお子さんがいる家庭ではあまりお勧めできません。
しかし一方で、「排気の際に周囲のホコリを巻き上げやすい」というデメリットもあります。本体排気型の掃除機を使用することで、ダニの死骸や糞、卵などが周囲に撒き散らされてしまう可能性があるため、使用する場合にはマスクの使用などがお勧めです。また、小さなお子さんがいる家庭ではあまりお勧めできません。
排気方法2:循環型
循環型の掃除機は、一度吸い込んだ空気を掃除機内で循環させてホコリなどを吸引していく仕組みです。そのため、「周囲のホコリを巻き上げる心配がない」点がメリットになります。一方、デメリットとしては、「本体排気型の掃除機よりも吸引力が劣る」という点が挙げられます。
吸引力は劣るものの、安全性を重視したい場合や小さなお子さんがいる場合には、本体排気型よりはこちらの循環型の掃除機がお勧めです。
吸引力は劣るものの、安全性を重視したい場合や小さなお子さんがいる場合には、本体排気型よりはこちらの循環型の掃除機がお勧めです。
集塵方法1:紙パック型
紙パックを用いた集塵方法は、日本の掃除機で昔から取り入れられている方式です。本体内部に紙パックをセットし、吸い込んだホコリなどはその紙パックに集められます。メリットとしては、「密封された作りの掃除機なので吸引力が強い」、「捨てる際には紙パックごと捨てるので、ゴミに直接触れずに済む」点が挙げられます。
逆にデメリットは、「紙パックにゴミが集まってくると吸引力が落ちる」、「紙パックを通過した空気が排気されるため、微細なゴミや臭いが気になる」、「紙パックを定期的に購入するためコストがかかる」などが挙げられます。
逆にデメリットは、「紙パックにゴミが集まってくると吸引力が落ちる」、「紙パックを通過した空気が排気されるため、微細なゴミや臭いが気になる」、「紙パックを定期的に購入するためコストがかかる」などが挙げられます。
集塵方法2:サイクロン型
サイクロン型の掃除機は、吸引した空気を掃除機内部で竜巻状に旋回させ、ホコリと空気を綺麗に分離させます。ホコリはダストカップに集められ、フィルターを通った綺麗な空気が排気される仕組みになっています。
本来は上記のような仕組みなのですが、実際には上記のような機能(旋回によってホコリと空気を分離する機能)がなくても、ダストカップにゴミを集めるタイプであれば「サイクロン型」として販売される傾向があります。本当にサイクロンの機能を持った掃除機かどうかは入念に確認する必要があります。
メリットとしては、「ゴミの経路と空気の経路がうまく分離されるので、ダストカップにゴミが溜まっても吸引力自体は落ちない」、「紙パックを買う必要がなくコストがかからない」、「吸い込んだ空気がゴミの間を通り抜けないので、綺麗なまま排気される」点が挙げられます。
逆にデメリットは、「ダストカップからゴミを捨てる際にホコリが舞い上がりやすい」、「フィルターなどのメンテナンスが必要」、「本体価格が高い」などが挙げられます。
本来は上記のような仕組みなのですが、実際には上記のような機能(旋回によってホコリと空気を分離する機能)がなくても、ダストカップにゴミを集めるタイプであれば「サイクロン型」として販売される傾向があります。本当にサイクロンの機能を持った掃除機かどうかは入念に確認する必要があります。
メリットとしては、「ゴミの経路と空気の経路がうまく分離されるので、ダストカップにゴミが溜まっても吸引力自体は落ちない」、「紙パックを買う必要がなくコストがかからない」、「吸い込んだ空気がゴミの間を通り抜けないので、綺麗なまま排気される」点が挙げられます。
逆にデメリットは、「ダストカップからゴミを捨てる際にホコリが舞い上がりやすい」、「フィルターなどのメンテナンスが必要」、「本体価格が高い」などが挙げられます。
結局お勧めの掃除機は?

上記のような大まかな分類で見ていくと、ダニ対策にお勧めの掃除機は「循環型かつサイクロン型」と言えます。理由は、周囲にダニの死骸や糞、卵を撒き散らすリスクが低いからです。しかし、人によっては吸引力の方を重視したい場合もありえます。その場合には、「紙パック型かつ本体排気型」の方が条件に合います。
ただし、掃除機は改良され、たくさんの機種があり、その機能や特徴も多様化しています。自分で実際に掃除機の特徴を調べ、納得した上で選ぶようにしましょう。
ただし、掃除機は改良され、たくさんの機種があり、その機能や特徴も多様化しています。自分で実際に掃除機の特徴を調べ、納得した上で選ぶようにしましょう。
コインランドリーもスチームも無理な場合は?

ここまで紹介した、コインランドリーを使用したダニ対策やスチームアイロン+掃除機によるダニ対策ができない場合は、どうするべきでしょうか。その場合には、布団専用のクリーニング店に出すのがです。丸洗いや高熱での乾燥をしてくれるので、ダニ対策になります。
ただし、依頼する業者が本当に高熱処理を行なっているのかどうかは事前に確認しておく必要があります。布団クリーニングを使用する場合には、確実に高温処理を行なっている、信頼できる所に頼むようにしましょう。
ただし、依頼する業者が本当に高熱処理を行なっているのかどうかは事前に確認しておく必要があります。布団クリーニングを使用する場合には、確実に高温処理を行なっている、信頼できる所に頼むようにしましょう。
ダニが増えにくい布団とは?

ダニが全くいない・増えない布団というのは存在しません。どのような布団であっても、少なからずダニはいるものですし、増えます。しかし、布団の種類によってダニが増えやすい・増えにくいという違いがあることも確かです。ここからは、布団の種類ごとの違いを紹介します。
木綿の布団はダニが増えやすい
木綿の布団は昔から最もよく使われている種類の布団です。保温性や反発力、吸湿性に優れており、好んで使用されてきました。しかし、保温性、吸湿性が高く、放湿性が低いため、高温多湿を好むダニにとっては最高の環境です。木綿の布団は、布団の中では最もダニが増えやすい布団であると言えます。
初回公開日:2017年08月24日
記載されている内容は2017年08月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。