染みの種類別染み抜き|家でできるやり方・クリーニングに出す場合
更新日:2025年03月05日

カビの染み抜きのやり方

湿気の多い季節、油断していると、タオルや衣類に黒いカビが発生していてびっくり。カビは不溶性なので、取り除くのが難しい染みです。繊維の奥に入り込んでしまうと、なかなか落とすことができないので、初期段階での対処が必要になります。かなり強い漂白剤を使うことになるので、タオルなど限定にしましょう。衣類の場合は、クリーニング店に依頼するのが無難です。
<染み抜き方法>
(1)漂白剤と重曹を2;1で混ぜて、重曹ペーストを作ります。
(2)綿棒を使って、重曹ペーストをカビに直接塗ります。
(3)1~2分ほどドライヤーで加熱して、30分くらい放置しておきます。30分したら、クエン酸水をかけて中和します。よく水ですすいでから洗濯して仕上げましょう。
<染み抜き方法>
(1)漂白剤と重曹を2;1で混ぜて、重曹ペーストを作ります。
(2)綿棒を使って、重曹ペーストをカビに直接塗ります。
(3)1~2分ほどドライヤーで加熱して、30分くらい放置しておきます。30分したら、クエン酸水をかけて中和します。よく水ですすいでから洗濯して仕上げましょう。
色移りの染み抜きのやり方
うっかり、色落ちするものと一緒に洗濯してしまったり、濡れた服と色落ちする衣類を一緒に重ねてしまったりして色移りすることがあります。色移りした服は、ウール、シルクといった動物性繊維以外なら、塩素系漂白剤が使えます。ポイントは沸騰させたお湯で漂白作用をアップさせることです。
<染み抜き方法>
(1)染み抜きしたい衣類がしっかりと浸かるサイズの鍋を用意し、沸騰させます。
(2)沸騰してから鍋を火からおろして、塩素系漂白剤を入れます。入れる目安は、水2リットルに対して、漂白剤大さじ1杯です。
(3)作った漂白液に色移りした部分が上になるように浸します。
(4)菜箸などを使って、まんべんなく漂白液が浸るようにします。
(5)徐々に色が薄くなって、漂白液が効果を表します。
(6)色が完全に落ちたことを確認してから、洗濯機で洗います。洗濯機で洗う時には他のものといっしょに洗わないように注意しましょう。
<染み抜き方法>
(1)染み抜きしたい衣類がしっかりと浸かるサイズの鍋を用意し、沸騰させます。
(2)沸騰してから鍋を火からおろして、塩素系漂白剤を入れます。入れる目安は、水2リットルに対して、漂白剤大さじ1杯です。
(3)作った漂白液に色移りした部分が上になるように浸します。
(4)菜箸などを使って、まんべんなく漂白液が浸るようにします。
(5)徐々に色が薄くなって、漂白液が効果を表します。
(6)色が完全に落ちたことを確認してから、洗濯機で洗います。洗濯機で洗う時には他のものといっしょに洗わないように注意しましょう。
原因不明の染み抜きのやり方
久しぶりに着ようと思ったら、こんなところに染みが!いつどこで、どんなシミをつけたのか記憶にない染みはどうしたら取れるのでしょうか。そんなときは、基本的な染み抜きを試してみて、落ちない場合には漂白処理をしましょう。時間が経ってガンコな染みになっている可能性があるので、根気よく染み抜きすることが大切です。
<染み抜き方法>
(1)まずは、水洗いしてみましょう。染みが付いている部分に水を浸けて、手でよく揉み洗いします。
(2)台所用の中性洗剤を歯ブラシなどに付けて、染みの部分になじませます。そのあとで、水ですすいで染みがなくなったら、洗濯機で洗います。
(3)まだガンコに染みが残っている場合には、重曹入りの漂白剤を塗って、染みになじませましょう。
(4)ドライヤーで熱を加え、クエン酸液を振りかけて、白い泡が出たら水ですすぎます。染みが残っている場合には(3)(4)の工程を何度か繰り返すと効果的です。
<染み抜き方法>
(1)まずは、水洗いしてみましょう。染みが付いている部分に水を浸けて、手でよく揉み洗いします。
(2)台所用の中性洗剤を歯ブラシなどに付けて、染みの部分になじませます。そのあとで、水ですすいで染みがなくなったら、洗濯機で洗います。
(3)まだガンコに染みが残っている場合には、重曹入りの漂白剤を塗って、染みになじませましょう。
(4)ドライヤーで熱を加え、クエン酸液を振りかけて、白い泡が出たら水ですすぎます。染みが残っている場合には(3)(4)の工程を何度か繰り返すと効果的です。
クリーニングに出す場合

染みの種類や範囲、生地の素材によっては、自力で染み抜きができないケースもあります。そんなときには、やはりプロの手を借りなければなりません。
クリーニング店を利用する場合、大切なのは、自分が利用する目的をきちんとお店側に伝えることです。クリーニングに出したのはいいけれど「これ以上は落ちません」という札が付いてくることもあります。「それなら、わざわざクリーニングに出さなかったのに」という残念な思いだけが残ってしまいます。
また、一般的なクリーニング店では、強い染み抜きをして衣類が傷んでしまう可能性がある場合には、染み抜きを断られるケースもあります。特殊な染みが付いてしまったときには、専門の技術を持ったクリーニング店に依頼するほうが安心です。
染みが気になって、クリーニング店に出すという場合には、必ず「ここにある染みを取りたいのです」「落とせなければクリーニングはしません」とハッキリ意思表示をすることが大切です。「落ちるかどうか、洗ってみなければわからない」というクリーニング店では、料金は取られるけれど、結局染みは取れなかったということになりかねません。クリーニング店は、染み抜きのプロでもあるわけですから、しっかりと要望を伝えることが大切です。
クリーニング店を利用する場合、大切なのは、自分が利用する目的をきちんとお店側に伝えることです。クリーニングに出したのはいいけれど「これ以上は落ちません」という札が付いてくることもあります。「それなら、わざわざクリーニングに出さなかったのに」という残念な思いだけが残ってしまいます。
また、一般的なクリーニング店では、強い染み抜きをして衣類が傷んでしまう可能性がある場合には、染み抜きを断られるケースもあります。特殊な染みが付いてしまったときには、専門の技術を持ったクリーニング店に依頼するほうが安心です。
染みが気になって、クリーニング店に出すという場合には、必ず「ここにある染みを取りたいのです」「落とせなければクリーニングはしません」とハッキリ意思表示をすることが大切です。「落ちるかどうか、洗ってみなければわからない」というクリーニング店では、料金は取られるけれど、結局染みは取れなかったということになりかねません。クリーニング店は、染み抜きのプロでもあるわけですから、しっかりと要望を伝えることが大切です。
クリーニングの染み抜き値段

クリーニングの染み抜きにかかる値段はどのくらいなのでしょうか。通常は、クリーニングにかかる料金にプラスして染み抜き料金がかかります。染み抜きの料金設定は、各クリーニング店で違ってきます。さらに、染みの種類、衣類の種類、染みの大きさ、染みの経過時間などによって、染み抜きの工程や薬剤なども違ってくるため、均一料金というわけにはいかないのが実情です。
染み抜きの値段が安くても、きちんとした仕上がりになるのかどうか不安になります。やはり、そのお店が長年培ってきた技術や職人さんの知識などに差が出ますから、単に安いというだけで頼むのではなく、口コミなどを重視したほうがいいでしょう。
染み抜きの値段が安くても、きちんとした仕上がりになるのかどうか不安になります。やはり、そのお店が長年培ってきた技術や職人さんの知識などに差が出ますから、単に安いというだけで頼むのではなく、口コミなどを重視したほうがいいでしょう。
着物のクリーニング
着物の染み抜きは、通常の衣類の染み抜きとは、技術的に少し違っています。着物にもいろいろな素材や染め方があり、正絹だったり、友禅染や草木染、錦糸などをふんだんに使った振袖であったり様々です。その着物にあった染み抜きを行わないと、かえって生地を傷めてしまったり、染みが広がってしまったりする危険性もあります。
大切な着物の場合は、街のクリーニング店で染み抜きを依頼するよりも、購入したお店か着物専門店に相談したほうがいいでしょう。着物の染み抜きは、専門の職人さんが行っていることが多いので、着物の染み抜き専門店に依頼するほうが安心です。また、実物の着物を見せてから、見積もりを取ると安心ですし、他のお店との比較ができます。
大切な着物の場合は、街のクリーニング店で染み抜きを依頼するよりも、購入したお店か着物専門店に相談したほうがいいでしょう。着物の染み抜きは、専門の職人さんが行っていることが多いので、着物の染み抜き専門店に依頼するほうが安心です。また、実物の着物を見せてから、見積もりを取ると安心ですし、他のお店との比較ができます。
時間がたった染み
付いてすぐに染み抜きする場合と、時間がたった場合の染み抜きでは、やり方が違うことが多くなります。また、洗濯前の染みと洗濯後の染みでも同様に染み抜きの方法が違ってきます。
まず、染み抜きを成功させるための条件は、いかに染みが付いた時点で素早く、初期対応ができるかということです。とくに染み抜き剤のない外出先で、しみをつけてしまったら、慌てないことが大切です。決して濡れたおしぼりでゴシゴシこすってはいけません。水は油の染みに対して反発してしまいます。さらに、こすることで、繊維が毛羽立ってしまい白く見えることがありますが、毛羽立ちは、染み抜きよりも元に戻すのが難しくなります。
外で染みをつけたときには、始めにティッシュペーパーでそっと染みをつまんで吸い取ります。そのあとで、おしぼりをこすらずに、押し当てるだけにします。外出先でできることはここまで。たったこれだけですが、ここまでの応急処置をしておけば、家に帰ってからの染み抜きも比較的簡単にできます。
染みは、時間がたつと染み抜きをしても落ちにくくなります。これは時間がたったことで、染みが酸化したり、熱によって化学変化を起こしたり、繊維の奥のほうにまで浸み込んでしまうからです。食べこぼしの染みの場合は、少なくとも1週間以内に染み抜きをするようにしましょう。
また、洗濯する前の染み抜きは、洗濯後の染み抜きよりも効果があります。染みができて、とりあえず洗濯をするというのは、簡単そうですが、染みを落ちにくくする原因ともなります。染み抜きをしてから洗濯をするという順番を守るようにしましょう。
染みが付いたまま放置しておくと、染みが落ちにくいだけではありません。実は虫食いの原因にもなるのです。とくに動物性繊維であるウール、カシミア、シルクなどは害虫にとって標的になりやすいので注意が必要です。
一般的に虫食いが起こりにくいといわれるポリエステルやナイロンといった合成洗剤でも、染みが残っていると、害虫が汚れと一緒に繊維を食べてしまう可能性が高くなります。害虫から大切な衣類を守るためにも、染み抜きは重要です。
まず、染み抜きを成功させるための条件は、いかに染みが付いた時点で素早く、初期対応ができるかということです。とくに染み抜き剤のない外出先で、しみをつけてしまったら、慌てないことが大切です。決して濡れたおしぼりでゴシゴシこすってはいけません。水は油の染みに対して反発してしまいます。さらに、こすることで、繊維が毛羽立ってしまい白く見えることがありますが、毛羽立ちは、染み抜きよりも元に戻すのが難しくなります。
外で染みをつけたときには、始めにティッシュペーパーでそっと染みをつまんで吸い取ります。そのあとで、おしぼりをこすらずに、押し当てるだけにします。外出先でできることはここまで。たったこれだけですが、ここまでの応急処置をしておけば、家に帰ってからの染み抜きも比較的簡単にできます。
染みは、時間がたつと染み抜きをしても落ちにくくなります。これは時間がたったことで、染みが酸化したり、熱によって化学変化を起こしたり、繊維の奥のほうにまで浸み込んでしまうからです。食べこぼしの染みの場合は、少なくとも1週間以内に染み抜きをするようにしましょう。
また、洗濯する前の染み抜きは、洗濯後の染み抜きよりも効果があります。染みができて、とりあえず洗濯をするというのは、簡単そうですが、染みを落ちにくくする原因ともなります。染み抜きをしてから洗濯をするという順番を守るようにしましょう。
染みが付いたまま放置しておくと、染みが落ちにくいだけではありません。実は虫食いの原因にもなるのです。とくに動物性繊維であるウール、カシミア、シルクなどは害虫にとって標的になりやすいので注意が必要です。
一般的に虫食いが起こりにくいといわれるポリエステルやナイロンといった合成洗剤でも、染みが残っていると、害虫が汚れと一緒に繊維を食べてしまう可能性が高くなります。害虫から大切な衣類を守るためにも、染み抜きは重要です。
染み抜きは「スピード対処」が大切
染み抜きは、それほど単純なものではありません。たとえば、カレーの染みには、「油性の染み」「水性の染み」さらに香辛料の「色素の染み」が加えられます。これらが混ざり合っているため、染み抜きが難しくなっています。染み抜きを成功させるためには、それぞれの染みの性質にあった染み抜き方法をとることです。まずは染みという敵の性質や状態を観察することが大切です。
どのような染みでも共通することですが、染みはできたらすぐに対処することが大切です。染みは付いた時点から、酸化したり、固まったり、繊維に入り込んだりして、どんどん変化していきます。その分落ちにくくなってしまいます。外出先では、適切な応急処置をして、自宅に戻ったらすぐに染み抜きをするように心がけましょう。
また、染みを予防することも大切です。男性では、ネクタイなどによく染みが付いてしまうことが多いのですが、事前に布製品用の撥水スプレーを施しておくことで、たとえ食事中に汁やソースが飛んでもガードしてくれます。女性も素材がナイーブな衣類には、防水加工を施しておくと安心です。
スプレーは服の真上から30㎝くらい離してからかけると、撥水効果まんべんなく行き届きます。自然乾燥させてから着用しましょう。スプレーの効果は洗ってしまうとなくなってしまうので、洗うたびにスプレーしましょう。
どのような染みでも共通することですが、染みはできたらすぐに対処することが大切です。染みは付いた時点から、酸化したり、固まったり、繊維に入り込んだりして、どんどん変化していきます。その分落ちにくくなってしまいます。外出先では、適切な応急処置をして、自宅に戻ったらすぐに染み抜きをするように心がけましょう。
また、染みを予防することも大切です。男性では、ネクタイなどによく染みが付いてしまうことが多いのですが、事前に布製品用の撥水スプレーを施しておくことで、たとえ食事中に汁やソースが飛んでもガードしてくれます。女性も素材がナイーブな衣類には、防水加工を施しておくと安心です。
スプレーは服の真上から30㎝くらい離してからかけると、撥水効果まんべんなく行き届きます。自然乾燥させてから着用しましょう。スプレーの効果は洗ってしまうとなくなってしまうので、洗うたびにスプレーしましょう。
初回公開日:2017年09月19日
記載されている内容は2017年09月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。