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【素材別】カーディガンの洗濯方法と選択頻度|ニット/リネン

更新日:2020年08月28日

少し肌寒い時に、さっと羽織れるアイテムといえばカーディガンです。カーディガンには、さまざまな素材があり、それぞれ洗濯方法も違います。今回は、素材別にみたカーディガンの洗濯方法を紹介します。カーディガンを長持ちさせるために、ぜひ洗濯の参考にしてください。

【素材別】カーディガンの洗濯方法と選択頻度|ニット/リネン

カーディガンってどういうもの?

毛糸で編まれた上着で、前開きのものをカーディガンといいます。少し肌寒い時に、さっと羽織れて便利なアイテムですので、クローゼットに1枚はあるという方も多いのではないでしょうか。春や秋はもちろん、最近はエアコン対策で夏にもよく使われています。

カーディガンとよく似たアイテムとして、セーターとボレロが挙げられます。一体何が違うのでしょう。まず、セーターは、毛糸で編んだ服で頭から被るタイプのものを言います。そしてボレロは、前開きで丈がウエストより短いものを指します。

このことから、セーターとカーディガンは前開きかどうかで、ボレロとカーディガンは丈の長さで見分けることができるということが分かります。

素材別のカーディガンの洗濯方法

便利なカーディガンですが、洗濯の仕方を間違えると、伸びたり縮んでしまったりして、台なしになってしまいます。カーディガンと言ってもさまざまな素材がありますので、それぞれの素材に合わせた洗濯をすることが大切です。ここでは、素材別にみるカーディガンの洗濯方法について紹介します。

洗濯する前にチェックしよう

カーディガンを洗濯機に入れる前に、まず洗濯表示をチェックしましょう。2016年12月から洗濯表示が変わったのはご存知でしょうか。従来は、日本独自の表示でしたが、現在は国際規格に統一されました。また、新しい記号は22種類から41種類に増え、よりきめ細かい情報が提供されることになりました。

まず、確認したいのが、洗濯桶のマークです。これにバツ印がある場合は、家庭での洗濯ができません。また、〇の中にPやFのマークがあれば、ドライクリーニングをクリーニング店に依頼しましょう。

色落ちチェックと予洗い

表示どおりに洗濯しても、残念ながら色落ちしてしまうこともあります。洗濯する前に、目立たないところに洗剤をつけ色が落ちないか、チェックすることをします。

また、食べこぼしなどの汚れがある場合も、洗濯機する前に予洗いをしましょう。ただ、あまりゴシゴシしてしまうと生地が傷んでしまいますので、洗剤をつけ軽く揉む程度にします。

ニット

ニットとは、一本の糸をループ状に絡ませて編んだ生地のことです。縦糸と横糸を交差に織っていく織物と違い、ループがあることで通気性と伸縮性が生まれます。それが、ニットの大きな特徴でしょう。特に秋冬は、ニットのカーディガンを着る機会が多いのではないでしょうか。

まず、洗濯表示を確認し、洗濯機がOKであればネットに入れて洗います。洗濯桶マークの下に横線が2本ある場合は、おしゃれ着洗剤を使い「手洗いコース」などに設定します。洗濯桶マークに手の表示がある場合は、手洗いができます。

また、洗濯機は縮むリスクがありますので、OKとなっていても大事なカーディガンは手洗いがです。

リネン

リネンとは、亜麻を原料とした織物のことです。亜麻布とも呼ばれます。さらりとした風合いと高い吸湿性が特徴で、どちらかというと春夏に大活躍する素材です。

リネンは天然繊維のため、縮みやすくシワになりやすいため、洗濯は難しいという声も聞かれます。洗濯機ではなく手洗いであれば、縮むリスクも少なくなります。どうしても洗濯機で洗いたいという場合は、洗濯ネットに入れ脱水時間を少なく設定することをします。

シワを防ぐためにも、脱水時間を減らすことがポイントです。むしろ、全く脱水しなくてもいいぐらいです。万が一シワになってしまった時は、しっかり湿らすか半乾きの状態でアイロンをかけましょう。

レーヨン

レーヨンのおもな原料は木材パルプで、シルクに似せて作られた再生繊維です。光沢がありなめらかな肌触りが特徴で、おしゃれ着に良く使われています。吸湿性が良いという特徴がありますが、反対に水に塗れると強度が低下したり、縮みやすいという難点もあります。

そのようなレーヨンのカーディガンを洗濯する場合は、できるだけ短時間に済ますことがポイントです。そのため、洗濯機でなく手洗いがです。水に浸ける時間が長くなるほど縮んでしますので、できれば2分ほどに収めましょう。また、干す時に形を整えるのを忘れないようにしてください。

綿100

綿はインド原産の植物繊維で、その歴史は古く5,000年以上前から使われていると言われています。人間にとって最も身近な繊維と言っても過言ではありません。丈夫で吸水性が良く、染色性にも優れているので、カーディガンなどの洋服を始め下着やハンカチ、浴衣などに広く使われています。しかし、綿には毛羽立ちやすく縮みやすいという欠点もあります。

そのため、綿100%のカーディガンの洗濯は手洗いをします。洗濯機で洗うと毛羽立ちやすくなってしまうからです。ただ、綿100%でも糸の撚り方によっても異なりますので、洗濯表示はきちんと確認するようにしてください。また、綿は分厚い生地が多いので、乾す際は風通しに気をつけましょう。

ウール

ウールとは、羊からとれる天然繊維です。メリットとしては、保温性、吸湿性が高く型崩れしにくいなどが挙げられます。その保温性の高さから、カーディガンを始め冬物の衣料や布団などにも良く使われています。しかし、虫が付きやすく縮みやすいというデメリットもあるのが事実です。

ウールのカーディガンを洗うコツは、水温に気を付けることです。温度の変化に弱い素材ですので、お湯は使わないようにします。30℃以下の水で、手早く手洗いしましょう。また、洗濯表示で家庭洗濯が不可になっている場合は、クリーニング店にお任せする方が無難です。

毛100

ウールと毛は一緒だとおもっていませんか。確かにウールも毛に違いないのですが、毛という表示は、ウールはもちろんカシミアやアルパカ、アンゴラなど全ての動物繊維のことを指します。

このため、毛100%のカーディガンの洗濯方法は、その毛の種類によっても異なります。ただ毛100の場合は、家庭での洗濯が不可なものも多く見られますので、必ず洗濯表示を確認してください。家庭洗濯が可能であっても、洗濯機はかなりリスクがありますので手洗いをします。

シルク

シルクとは、蚕の繭からできた動物繊維です。光沢が良くなめらかな肌触りが魅力で、古くは、クレオパトラや卑弥呼の時代から、高級素材として愛用されてきました。シルクは、人間の肌と同じタンパク質でできており、保温性、吸放湿性にも優れています。しかし、シミになりやすかったり縮みやすかったりするなど、お手入れの難しい素材としても知られています。

高級でお気に入りのシルクのカーディガンをおもちの場合は、ざひお手入れに注意して長持ちさせましょう。家庭での洗濯がOKかどうかを、まず表示で確認しましょう。

家庭で洗う場合のポイントは、中性洗剤を使うことです。なぜなら、シルクはタンパク質だからです。摩擦に弱いので、30℃ほどのぬるま湯でやさしく押し洗いしましょう。脱水時間も少なめがです。また、紫外線にも弱いので陰干しが向いています。

カーディガンを洗濯する頻度

これまで、カーディガンの洗濯方法について紹介してきましたが、みなさんはどれぐらいの頻度でカーディガンを洗いますか。いくら洗える素材だといっても、あまり頻繁に洗うと生地が傷んでしまいます。

目安は2週間に1度くらいです。とはいって、何かをこぼしてしまったりすることもあるでしょう。そのような時は、部分洗いがです。カーディガンを長く楽しむためにも、特に気になる汚れが無い場合は2週間に1度と覚えておきましょう。

カーディガンは素材に合わせた洗濯を!

いかがでしたか。今回は、カーディガンの素材別にみた洗濯方法や、洗濯の頻度などについて詳しくご紹介しました。それぞれの洗濯方法について、お分かりいただけたでしょうか。せっかくのお気に入りのカーディガンが、縮んでしまってはがっかりしてしまいます。お手入れに気を付けて、できるだけ長くカーディガンを楽しみましょう。

初回公開日:2017年12月07日

記載されている内容は2017年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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