【素材別】ニットの洗濯方法・縮む・伸びたときの対処方法
更新日:2025年03月05日

ニットの種類

ニットというとウールが多いですが、ウール以外にもさまざまな種類があります。洗濯方法のご紹介の前に、ニットの種類と特徴をご紹介していきます。
ウール
ウールはご存知の方も多いでしょうが、天然繊維に分類されます。羊の毛のことです。ウールの中でも、羊の種類によって分類されランク分けがされています。ウールは一般的にメリノ種の羊毛のことをいい、オーストラリアで生産され、日本に輸入されているウールも80%はオーストラリアからのメリノウールになります。
メリノウールは、ウールの中でも最高品質で細く繊細な糸で、他のウールに比べると柔らかく光沢があるのが特徴です。
ウールのメリットは、シワになりにくく型崩れがしにくいこと、汚れに強いことと、冬は暖かく夏は涼しいところです。
デメリットとしては、水に弱く水温によっては縮んでしまったり、フェルト状になりやすい点があげられます。また、摩擦によって毛玉になりやすく、虫に食われやすいのもデメリットです。
メリノウールは、ウールの中でも最高品質で細く繊細な糸で、他のウールに比べると柔らかく光沢があるのが特徴です。
ウールのメリットは、シワになりにくく型崩れがしにくいこと、汚れに強いことと、冬は暖かく夏は涼しいところです。
デメリットとしては、水に弱く水温によっては縮んでしまったり、フェルト状になりやすい点があげられます。また、摩擦によって毛玉になりやすく、虫に食われやすいのもデメリットです。
カシミア
カシミアは天然繊維に分類され、カシミアヤギから作られる繊維で、ウールに比べて細く光沢があるのが特徴です。ウールとの違いは、カシミアは空気を含みとても柔らかく滑らかで肌触りが違います。また、保温性も高くウールよりも高級とされています。
カシミアのメリットは、吸湿性が高く保温性があることです。蒸れにくく暖かいのが特徴です。一方、デメリットはウールと同じで水に弱く、摩擦によって毛玉ができやすい点などがあげられます。
カシミアのメリットは、吸湿性が高く保温性があることです。蒸れにくく暖かいのが特徴です。一方、デメリットはウールと同じで水に弱く、摩擦によって毛玉ができやすい点などがあげられます。
アンゴラ
アンゴラもカシミアと並ぶ高級繊維で、アンゴラウサギの毛から作られる天然繊維のことをいいます。アンゴラは柔らかく滑らかな風合いが特徴です。
アンゴラのメリットは、絹のように柔らかく、毛の中心が空洞になっているため保温性が高く軽いところです。デメリットとしては、ウールに比べて繊維がウロコ状になっていないため表面が滑りやすく毛が抜けやすいことと、毛玉になりやすく静電気が起きやすい点が挙げられます。
アンゴラのメリットは、絹のように柔らかく、毛の中心が空洞になっているため保温性が高く軽いところです。デメリットとしては、ウールに比べて繊維がウロコ状になっていないため表面が滑りやすく毛が抜けやすいことと、毛玉になりやすく静電気が起きやすい点が挙げられます。
素材別ニットの洗濯方法

ニットを自宅で洗濯するときは、普段の洗濯よりも注意する点がたくさんあります。どのニットもまず、洗濯前に衣類についている取り扱い絵表示を必ず確認しましょう。
取り扱い絵表示には洗濯方法や保管方法など注意点が記載されています。この取り扱い絵表示に手洗い不可のマークや、洗濯機使用ができないことが記載されていると、自宅で洗濯することはできません。そのような場合は、自宅では洗濯せずに必ずクリーニング店に出すようにしましょう。
また、ニットを洗濯する前にまず、色落ちテストをするようにしましょう。色落ちテストは、衣類の一部に洗剤を付け、タオルなどを当てて色落ちがしないか確認します。タオルに色移りがしなければ洗濯しても大丈夫です。
取り扱い絵表示には洗濯方法や保管方法など注意点が記載されています。この取り扱い絵表示に手洗い不可のマークや、洗濯機使用ができないことが記載されていると、自宅で洗濯することはできません。そのような場合は、自宅では洗濯せずに必ずクリーニング店に出すようにしましょう。
また、ニットを洗濯する前にまず、色落ちテストをするようにしましょう。色落ちテストは、衣類の一部に洗剤を付け、タオルなどを当てて色落ちがしないか確認します。タオルに色移りがしなければ洗濯しても大丈夫です。
ウール・カシミア
手洗いの場合
①桶に水をはりオシャレ着用洗剤をとかす。
ニットは暖かいお湯につけると縮んでしまうため、必ず30度以下のぬるま湯を使用するようにしましょう。また、洗剤を入れすぎてしまうと繊維の間に洗剤が入り込みすすぎに時間ぎかかってしまうので、洗剤の量は少量で大丈夫です。
②ニットを軽くたたみ、桶の中で押し洗いをする。
揉み洗いやこすってしまったりすると、摩擦で毛玉の原因になります。短時間で押し洗いをするようにしましょう。
③桶の水を入れ替え、よくすすぐ。
すすぎのときも30度以下のぬるま湯を使用し、よく洗剤を落としましょう。
④洗濯機で脱水をする。
ニットは手で力を入れて絞ってしまうと伸びやヨレの原因になります。脱水の際はネットに畳んで入れて、洗濯機の脱水にかけましょう。脱水の時間も長時間してしまうと傷んでしまうので、1〜3分ほどの短時間で大丈夫です。脱水が終わったらしっかりと形を整えてください。
ニットは暖かいお湯につけると縮んでしまうため、必ず30度以下のぬるま湯を使用するようにしましょう。また、洗剤を入れすぎてしまうと繊維の間に洗剤が入り込みすすぎに時間ぎかかってしまうので、洗剤の量は少量で大丈夫です。
②ニットを軽くたたみ、桶の中で押し洗いをする。
揉み洗いやこすってしまったりすると、摩擦で毛玉の原因になります。短時間で押し洗いをするようにしましょう。
③桶の水を入れ替え、よくすすぐ。
すすぎのときも30度以下のぬるま湯を使用し、よく洗剤を落としましょう。
④洗濯機で脱水をする。
ニットは手で力を入れて絞ってしまうと伸びやヨレの原因になります。脱水の際はネットに畳んで入れて、洗濯機の脱水にかけましょう。脱水の時間も長時間してしまうと傷んでしまうので、1〜3分ほどの短時間で大丈夫です。脱水が終わったらしっかりと形を整えてください。
洗濯機の場合
ニットを洗濯機で洗う場合は、手洗いと同じように水温を30度以下になるようにし、「ドライコース」で洗濯するようにしてください。通常のコースだと、強い力が加わってしまいニットを傷めてしまう原因になります。
また、洗濯機に入れるときは必ずネットを使用しましょう。汚れのつきやすい袖口や襟元が外側にくるように、ネットの大きさに合わせて畳んで入れましょう。汚れが気になる部分には、ポイントで洗剤を付けておくと汚れが落ちやすくなります。脱水のときも、手洗い同様に短時間で行いましょう。
また、洗濯機に入れるときは必ずネットを使用しましょう。汚れのつきやすい袖口や襟元が外側にくるように、ネットの大きさに合わせて畳んで入れましょう。汚れが気になる部分には、ポイントで洗剤を付けておくと汚れが落ちやすくなります。脱水のときも、手洗い同様に短時間で行いましょう。
レーヨン
衣類によっては、夏物のものにレーヨンとウールの混紡のものがあります。レーヨンは水にとても弱く縮みやすいのと、摩擦によってシワになりやすい性質があります。レーヨンとウールの混紡のニットは基本的には手洗です。
①桶を2つ用意し、水をはる。
1つには30度以下のぬるま湯に中性洗剤を溶かし、もう一方には同じ水温の水だけをはっておきましょう。
②洗剤の入った桶で振り洗いをする。
レーヨンは押し洗いをしてしまうと、摩擦でシワになりやすいので、生地の両端を持ち前後に振るように洗いましょう。洗濯時間は1分ほどの短時間で行いましょう。
③水だけの桶でよくすすぐ。
洗い終わったら、水だけの桶に入れ替えて素早くすすぎましょう。すすぎのときも振り洗いです。ここまでで、洗濯時間の目安は2分かからないくらいにしましょう。
④水気をよく切る。
洗濯機の脱水にかけてしまうとシワになってしまうので、大きめのタオルで水分を吸い取るようにしましょう。
①桶を2つ用意し、水をはる。
1つには30度以下のぬるま湯に中性洗剤を溶かし、もう一方には同じ水温の水だけをはっておきましょう。
②洗剤の入った桶で振り洗いをする。
レーヨンは押し洗いをしてしまうと、摩擦でシワになりやすいので、生地の両端を持ち前後に振るように洗いましょう。洗濯時間は1分ほどの短時間で行いましょう。
③水だけの桶でよくすすぐ。
洗い終わったら、水だけの桶に入れ替えて素早くすすぎましょう。すすぎのときも振り洗いです。ここまでで、洗濯時間の目安は2分かからないくらいにしましょう。
④水気をよく切る。
洗濯機の脱水にかけてしまうとシワになってしまうので、大きめのタオルで水分を吸い取るようにしましょう。
リネン
初回公開日:2017年11月22日
記載されている内容は2017年11月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。