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ドライマークがある洗濯物の洗濯の方法・ドライコースの違い

更新日:2020年08月28日

ドライマークが付いた衣類の洗濯はどうしていますか?ニットが縮んでしまったり、色落ちしたりと失敗した経験のある方も多いです。今回は、ドライマークの衣類を失敗せず自宅で洗濯する方法をご紹介したいと思います。ぜひドライマークの洗濯をマスターして下さい。

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ドライマークがある洗濯物の洗濯の方法

ドライマークのマークの意味は?

ドライマークが付いている衣類は、ドライクリーニングして下さいという意味ではなく、ドライクリーニングができますよ。というマークなので、自宅で洗濯できます。間違わないよう注意しましょう。

ドライマーク以外に記載されている洗濯表示の意味は?

ドライマークと一緒に、洗濯機のマークや、手洗いマークが一緒に記載されている場合は、ドライクリーニングも手洗いもどちらもできるという意味なので自宅で洗濯することができます。

自宅で洗濯できない洗濯表示はどれ?

洗濯機のマークも、手洗いマークも記載が無かったり、または、洗濯機や手洗いのマークにバツ印が付いている場合、自宅で洗濯するのはむずかしいので、ドライマークが記載されているのを確認してからクリーニングに出しましょう。

新しいドライマークの洗濯表示は?

2017年の12月から洗濯表示が全面的に改定されて変更されます。上でご紹介した洗濯表示も変わりますので、ドライマークの新洗濯表示をしっかり確認して知っておきましょう。ドライマークの表示は日本語でのドライ表示がなくなります。お店でのクリーニングを表す意味の〇のマークの中にPと描いてあるのが新しいドライマークとなります。

手洗いマークは、手洗イと記載されていたのが、桶に手を差し込んだようなマークに変わります。洗濯機のマークは、洗濯桶のマークに統一されますので覚えておきましょう。

ドライマークの衣類を家で洗うポイント

洗濯前のチェック

洗濯前にまず、洗濯表示をチェックします。ドライクリーニング表示がついていても、ポリエステルや、麻、ウールや綿は、自宅でホームクリーニングすることができます。逆に、レーヨンや絹、カシミアや皮の洗濯はホームクリーニングが難しい素材ですので、無理して自宅で洗わず、クリーニング店にお願いしましょう。

自宅での洗濯方法~ポイントその①

ドライマークの衣類の洗濯はとてもデリケートです。衣類をデリケートに洗うポイントをご紹介しますので、注意して丁寧に洗いましょう。まず1つ目は、衣類をできるだけ動かさないように洗濯をすることです。できるだけ目の細かいネットに入れて洗います。

ウールなどの素材は、水の中で衣類を動かすと、ウール同士が絡み合って縮みの原因になってしまいます。オシャレ着や、ドライマークの衣類を洗濯する場合は、特に注意しましょう。特にウール70%以上の衣類は、手洗いのほうが型崩れや縮みを避けられますので、心配な方は、洗濯機ではなく、手洗いをします。

自宅での洗濯方法~ポイントその②その③

次に2つ目は、洗濯を短時間で終わらせるのがポイントです。水に浸かる時間が少ないほど、色落ちや、縮み・型崩れなどが起きにくくなります。洗濯のときだけではなく、すすぎや脱水時間も時短を意識しましょう。最後に、ドライマーク専用の洗剤を使って洗濯するのが3つ目のポイントです。

色落ちチェックの方法

家で、オシャレ着や、ドライマークの衣類を洗濯する前に、色落ちしないか確かめる必要があります。おしゃれ着用の液体洗剤を、目立たない衣類の裏側の縫い代の部分などに少し付けてから少しの時間置き、白い布や、綿棒などで押さえて色移りしないか確かめてから、色落ちしなければ自宅での洗濯に挑戦してみましょう。

ドライマークの衣類を洗うときの注意点は?

洗濯後に、アイロンを必要とする衣類は洗わないようにしましょう。あくまで自己責任になりますので、高級な衣類や、お気に入りで失敗が心配な衣類は、無理をして自分で洗わないようにしましょう。自宅でドライマークの洗濯に挑戦するときは、まずは、ウール製品などのニット製品で挑戦するのがです。

ドライマークの手洗い方法

手洗いすると、洗濯機で洗うよりも優しく洗うことができます。ウールの率が高く縮みやすい衣類や、大切に扱いたい衣類を洗いたいときにです。衣類が浸かるくらいの洗面器や桶に、水か30℃以下のぬるま湯とおしゃれ着洗い専用の洗剤を入れて洗剤を薄めます。汚れが気になる箇所は、洗剤液をつけて強くもんだりせず、やさしく握るように洗剤を浸透させます。

次に衣類を、洗濯ネットにぴったり入るサイズにたたんで、ネットに入れます。目の細かいネットを選びましょう。ネットのまま洗剤液に浸け、5~10分つけ置き洗いし、きれいな水に替えて10回ほど押し洗いをしてすすぎます。泡が無くなるまで、水を変えて繰り返します。洗濯ネットから衣類を取り出して、タオルの間にはさんで水分を吸い取ります。

形を整えたら、陰干ししましょう。ニット類など型崩れしやすいものは、平干しするとキレイに干せます。

洗濯のドライコースの違い

洗濯機には、たくさんのコースがあり衣類によって洗濯方法を選ぶことができます。そのなかでも、ドライコースとソフトコースは違いが分かりにくいです。それぞれのコースの特徴や違いについてご紹介します。

ドライ

洗濯機のドライコースは、最も弱い水流で衣類を洗うためのコースです。洗濯槽をあまり動かさずに弱し水流で、短時間で洗い上げることができるコースです。洗い方も、洗剤を浸透通過させるように仕上げていくので繊維にダメージを与えにくいですし、全ての工程が短時間で終わるように設定されています。

洗濯表示にドライマーク表示がある場合は、洗濯機のドライコースを選びます。また、ウールやカシミヤ、アンゴラや麻、などのデリケートな繊維の衣類などを洗うときにもドライコースを選びます。汚れをしっかり落としたいときには、事前に浸け置きするなどの、前処理が必要となります。ドライコースを使用するときは、オシャレ着用の中性洗剤と洗濯ネットを必ず使用しましょう。

ソフト

次に、洗濯機のソフトコースは、洗濯表示に、手洗い・洗濯機と表示されている衣類を洗うときに選ぶコースです。ソフトコースはドライコースよりも少し強い水流で洗うコースなので、ドライ表示のある衣類のときには選べませんのでご注意下さい。

ドライ洗濯に洗剤

ドライマーク専用洗剤を使って洗濯すると、縮みなどの失敗を少なくすることができます。ドライマークの衣類を自宅で洗濯するときはぜひ、専用洗剤を使ってみて下さい。専用洗剤にもさまざまな種類がありますのでそれぞれご紹介します。

中性洗剤タイプ

昔から長く使われているのが、中性洗剤タイプです。洗剤液が中性なのが最大のポイントで、色落ちしにくいのが特徴です。しかし、縮みや型崩れなどを防ぐ効果は薄いので洗濯する衣類繊維の特徴をしっかり確認してから使いましょう。

シリコンなど、コーティング剤をいれたタイプ

今のオシャレ着洗剤や、ドライマーク洗剤の主流になっている洗剤で、衣類のダメージが最も少なく、縮みにくく一番衣類を守る力のある洗剤です。洗濯しながら、衣類の繊維の周りをコーティングするのが特徴です。失敗が一番少ないので、自宅でドライマーク衣類を洗うならこのタイプがです。

セキユ系

ドライ・セキユ系の洗剤とは、有機溶剤を使ったクリーニング方法のことです。専用の機械がないと洗濯できませんので、クリーニング店に出すと、この洗剤でクリーニングしてくれます。水を使わずセキユ系の有機溶剤を使って洗濯するので、ドライクリーニングと呼ばれます。

それぞれの洗剤の洗える素材を確認しよう!

使う洗剤の裏の表示や、ホームページなどを確認するとより安心です。それぞれの洗剤の、洗える素材・洗えるけれど、注意が必要な素材・洗えない素材、など詳しく表示されているので、自宅での洗濯前に確認すると失敗の恐れがなくなって安心できます。

洗濯でのドライクリーニングとは

今までの洗濯表示では、ドライクリーニングができるか、できないかの表示だけでしたが、新しい洗濯表示では、ドライクリーニングの種類までを表すようになりました。2017年の12月から変わる洗濯表示を、それぞれご紹介します。

記号

ドライ

○の中に、ドライと表記されているのがドライマークできますという意味の洗濯記号です。2017年12月から、洗濯表示が変わりますので、ドライマーク記号は、○の中にPと表記した記号へと変わります。パークロロエチレンおよび石油系溶剤でドライクリーニングができるという意味です。

また、似た記号で、同じドライマーク記号の下に横棒線を描いた記号があります。これは、パークロロエチレンおよび石油系溶剤で、弱いドライクリーニングができますという意味になります。

石油系ドライ

同じドライマークの中でも、○の中にドライと、セキユ系どちらも表記されているのが、石油系溶剤のドライマークです。2017年12月からは、○の中にFと表記した記号へと変わります。記号の意味は、石油系溶剤でドライクリーニグができますという意味です。

また、同じ○の中にF表記で下に横棒線を描いた記号が石油系溶剤での弱いドライクリーニングができますという意味の洗濯表示になります。

ドライクリーニング禁止

今までのドライクリーニングできませんという意味の洗濯表示記号は、○にドライと書かれているマークの上から、バツが描いてある記号でした。2017年12月からは、○にバツが描かれただけの記号へと変わります。ドライクリーニング禁止という意味ですので気をつけましょう。

表示

上の記事で紹介したとおり、◯がついたものはすべてクリーニングができますという意味の記号表示です。ドライクリーニングで使用できる溶剤までを示した洗濯表示へと変更されより詳しい表示になりました。

しかし、記号だけで使用できる溶剤まで、覚えておくのは大変なので、○が付いていたらクリーニングに出せると覚えておけば、溶剤はクリーニング屋さんが判断してくれますのでご安心下さい。

ドライクリーニングはどんな時に出す?

ドライクリーニングは、水で洗うと型崩れや縮み、また色落ちなどが発生する恐れのある衣類を水を使わず、有機溶剤を使うことで、衣類への負担を抑えたクリーニング方法です。ドライクリーニングは、油性の汚れを落としたいときに適しています。

また、水に弱い素材を洗うことができますし、何より衣類の型崩れ起こさずに洗えるのが、大きな長所です。しかし、汗などの水溶性の汚れはドライクリーニングでは落とせませんので、水洗いが適しています。水溶性の汚れは、ウエットクリーニングをお願いしましょう。

ウエットクリーニングとは?

ウェットクリーニングとは、洗濯表示に手洗い禁止の表示がされている衣類を、ドライクリーニングではなく、水を使って洗いたい場合にお願いするクリーニング方法です。ドライクリーニングでは落とせない、汗や水溶性の汚れやシミが付着した衣類汚れと落とすことができます。

お気に入りの洋服を長く楽しもう!

ドライマーク表示のある洗濯物の洗濯方法や、ドライコース・ドライクリーニングなどについてご紹介しました。洗濯の中でも、ドライマークの洗濯は、失敗してしまったり自分での洗濯方法が分からなかった方も、ぜひドライマークの洗濯に挑戦してみて下さい。

洗濯表示の意味が理解できれば、失敗せずに洗濯することができますし、どれが自分で洗濯できて、何をクリーニングに出せば良いのか判断することができます。お気に入りの衣類をキレイに保って毎日をステキに過ごしましょう。

初回公開日:2017年12月13日

記載されている内容は2017年12月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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