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リネン素材の洋服を洗濯するときのポイント|シャツ/ワンピース

更新日:2025年03月05日

リネン素材の服は素朴な風合いが素敵です。でも洗濯をしたら縮んでしまったり、ひどいシワになってしまうという悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。ここでは麻素材のリネンの服ともうひとつのリネン類(寝具など)の洗濯の仕方について解説します。

リネン素材の服は素朴な風合いが素敵です。でも洗濯をしたら縮んでしまったり、ひどいシワになってしまうという悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。ここでは麻素材のリネンの服ともうひとつのリネン類(寝具など)の洗濯の仕方について解説します。

リネン素材のものを選択するときのポイント

まずここでは寝具としての「リネン」の洗濯の仕方を説明します。シーツ類などの種類によって洗う時の注意事項が違います。ここでは「コットン」「ウール」「レーヨン」の3つの素材について洗濯の注意点などを見てみましょう。

コットン素材の洗濯

コットン素材は水で洗濯することで5%~7%縮むという特徴があります。シーツの場合一枚布の平らなタイプは少し縮んでも使用できなくなることはありませんが、ベッドや布団をくるんで覆うタイプのシーツは洗濯の縮みによってサイズが合わなくなり使えなくなることもあります。

コットンは一回目の洗濯で一番縮みやすくなっています。乾燥機などにかけるとより縮んでしまう場合もあります。コットンのリネン類はまず一回目の洗濯は慎重に手洗い、または洗濯機ならドライコースなどでソフトに洗濯することをします。そして必ず「水」を使いお湯や乾燥機は一度目の洗濯の縮み幅を見てから判断しましょう。

ウール素材の洗濯

ウール素材の敷きパッドなどを洗濯するときは、たたんで洗剤液に浸けて押し洗いするのが一番安全です。洗濯機を使う場合は洗濯ネットにたたんで入れ、ドライモードで洗います。ウール素材は水を含むと重くなり干した時に型崩れを起こしやすい素材です。また脱水機をかけすぎても繊細なものは型崩れしてしまいます。

ウール素材の寝具は洗ったあとバスタオルなどに挟んで水分をできるだけ取ります。そして吊るすのではなく、平干しにすると劣化を防ぐことができます。

レーヨン素材の洗濯

レーヨン素材の特徴は長く水に浸けるほど、どんどん縮んでゆくということです。そのためレーヨン素材のリネンの洗濯は「短時間」がポイントです。基本的にレーヨン素材の洗濯表示には「手洗い禁止」のマークが付いています。(もちろん洗濯機もNGです)ただ、ほんの数分間で洗い上げた場合には縮みはほんのわずかで洗濯後干す時に伸ばしながら干すことでほとんど気にならない程度です。

レーヨン素材のものを洗うとき水に浸ける時間は「1~2分」というルールのもと洗濯してみましょう。そして干す時は形を整えながら伸ばすようにしていきましょう。でもお気に入りの枕カバーなど失敗したら困るものはドライクリーニング店に任せることをします。

カーテンなど

リネンのカーテンの洗濯のポイントも「洗濯時間は短く」「脱水時間は短く」の2点です。完全に乾いてからアイロンをかけるより、少し湿度があるうちにアイロンをあてた方がシワがよく伸びます。

風通しの良い窓のカーテンなら、水滴が垂れない程度に軽く脱水してカーテンレールにかけたまま自然乾燥しても良いでしょう。部屋の顔になるカーテンなので、シワの解決策がポイントです。

タオルリネンなど

タオルの洗濯のポイントはふんわりした仕上がりでしょう。肌に直接触れるタオルの洗濯は乾いた時の肌触りが重要です。

タオルを乾かした後のゴワゴワ感の原因は主に次の理由です。ひとつは「乾燥しすぎ」、通常繊維はある程度の湿度を含んでいるので乾燥機のかけすぎには注意が必要です。

もうひとつは選択によって繊維が倒れてしまい固く感じるためです。それを防ぐためには干す時に軽く何度が振って繊維を立たせるようにするだけで仕上がり感が違ってきます。

頻度は?

リネンの洗濯の頻度ですが、使い方や種類によって異なります。カーテンなどは時々ホコリをとる程度の掃除をしながら「春と秋」など季節の変わり目に洗濯する程度でよいでしょう。

寝具であるシーツや枕カバーなどは、週に一回程度は洗濯することをします。人は寝ている間にもコップ1杯分の汗をかくといわれているので、可能なら週に2~3回洗濯できればよりベターです。

直接肌に触れる洋服はできれば着るたびに洗いましょう。セーターやその他傷みやすい素材以外は毎回洗濯することをします。

洗濯をする前に注意すること

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初回公開日:2018年01月18日

記載されている内容は2018年01月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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